銅メダル
9/3(土)アイルランド、クロンメルにて開催された"21st World Masters Mountain Running Championship"に出場。
僕たち日本人チームは3名でM40カテゴリーに出場し、団体で銅メダルを獲得した。
2012年からマウンテンランニングの世界に飛び込み、11年目にして初めてメダルを獲得することができた。一緒に走ってくれた2人のおかげだ。
過去の成績
マスターズ世界選手権には僕は過去3回出場し、いずれも個人ではメダルには手が届かなかった。一番近かったのが2019年のイタリアの7位。順位こそ7位だがメダルを手にするためにはタイム差が大きい。
また、ワールドカップも過去10年転戦しているが、過去の成績は良くても10番代でメダルや入賞には届かない。それも2015年頃までで、正直、その頃ような走りを今もできるかというと限りなく難しい。これが世界における僕の実力だ。
加えて、今年僕は44歳になる。ワールドカップ出場者の中では上から片手で数えられる年齢だ。W杯でのチャンスを諦めたわけではないが、年を重ねると共に戦い方やフィールドを変えるのは誰しも起こることだ。
今年は団体で!
しかし、今年は昨年までと違って一緒に走る仲間が出来たおかげでメダルを視野にレースに臨むことができた。
過去の大会結果から、僕と似たような走力が3人集まればメダル争いに絡めることが想像出来たので、それを踏まえて準備をした。
7月末に一緒に集まって合宿をし、それ以外には個々でトレーニング。
ダブリンで再会
9月に入り、会場の最寄り空港であるダブリンにて再集合。
そこから、大会まで慌ただしく過ごしたが、僕はいつも1人旅なので新鮮だったし、その旅も大いに楽しんだ。
レースのこと
レースは10.5km+650m−350m
成瀬 拓也15位、中村 暁雄19位、僕20位とまとまってフィニッシュできたことが銅メダル獲得の要因だ。
今回のレースは僕らのカテゴリーは約100名。開催国のアイルランド勢が7~8割、プレレースも行い万全の準備で臨んで団体金メダル。続いて個人優勝他上位に入ったのがイギリス。そして、その次に僅差で僕らが銅メダルに滑り込んだ。
レースは街中を起点にスタートから数100mフラットに進んでのち、2kmの急登。
この時点で隊列が伸びる。序盤から2人は前に出て、集団についていく。僕は絶対スピードがないので、僕なりにハイペースを維持しつつも一旦集団に飲まれる。その後、この急登やレースの中盤後半にかけても我慢のレースを続け少しづつ順位を上げた。
何より心強かったのは時折開けた場所に出た時などに2人の後ろ姿が見えたこと。いつもと違って孤独ではなかったし、追いつくために走ったので最後まで気持ちを切らすことなく走り切ることができた。今回銅メダルを獲得できたのも2人がいたからなのは間違いない。
表彰式
嬉しかったのは、周りの友人たちや連盟のみんなが我が事のように喜んでくれたこと。とてもとても幸せな時間でした。
表彰式動画
今後の展望
今回メダルを獲得できたのは僕の悲願でもあり、本当に嬉しい。次のステップは銀、そして金メダルだ。
そして、もう1つ大切なことがある。「マウンテンランニングの普及」だ。僕はこのスポーツに出会ったおかげで世界中にマウンテンランニングファミリーともいうべき仲間がいる。シンプルで魅力的なスポーツだからこそ、伸び代はあるし、トレイルランニング、スカイレースとそれぞれの個性を出し、また、愛好者は自分の好きなスタイルを楽しめばいいと思う(もちろん3つとも楽しむのも含め)。そのためにもマウンテンランニングがどんなスポーツなのか?ということをもっと広めていきたい。
今回のメダル獲得は仲間が増えたことと合わせて、僕にとっては大きな転機だ。今まで興味のなかった人、知らなかった人に知ってもらい親しんでもらえるようにしたい。
プレスリリース
メンバーの1人、成瀬さんの会社ウィルフォワードを通じてプレスリリースを出してもらった。僕も個別アプローチはしているが、もし、取り上げてくださる方がいらっしゃいましたら、是非お知らせください。
このnoteを書いている時点で"Dogsorcaravan.com","trailrunner.jp"の2つには既に取り上げていただいています。ありがとうございます。
頭の整理の必要
8月〜9月にかけて3回の渡航と4レース出場をした。
移動が多く、毎回別の国を訪ね、往復の度に時差ぼけを繰り返したので
正直時々自分が今どこにいるのかわからなくなる。
中身が濃く有意義だっただけに、1つづつ振り返り、そしてきちんと記録しておきたいのだけど、今年一番最初の渡航イタリア、マロンノについてもレースのことくらいしか書けていない。順不同にはなるだろうがこれらきちんと振り返っておきたい。
来年のこと
来年のマウンテンランニングマスターズ世界選手権はポルトガル、マデイラ島にて9/16(土)、9/17(日)に開催される。来年はさらに良い色のメダル。そして今回よりも多くの仲間と参加したい。そうして、少しづつ日本でもマウンテンランニングの認知度を高めていきたい。
【お知らせ色々】
・9/25(日) 第7回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原
・10/9(日) 第14回TOKYO Jr TRAILRUN
兼U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ(*受付中)
・10/30(日)トレイルシンポジウム2022
・11/6(日) 逗子トレイル駅伝2022
兼U12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ(受付中) *10/19締切
・1/15(日)第4回YOKOSUKA Jr TRAILRUN&駅伝 in 田浦・梅の里(受付中)
「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。Facebookページ
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