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マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年

2012年7月末にマウンテンランニングワールドカップに初めて出場した。

この時、走ったのはスロベニアの山岳レース"Tek na Grintovec"
9kmで2000m登るレースで、登山口から山頂まで一気に駆け上がるとてもタフなレースだ。山頂付近は岩がちで最後はよじ登るようにしてフィニッシュにたどり着いた。

山頂までラスト1kmくらい


この時の僕のタイムは1時間44分で35位。
ちなみに優勝の選手は1時間17分!

この山の往復登山時間は12時間。
山頂でフィニッシュするとエマージェンシートに包まれ、フィニッシュにあるフルーツを頬張った後は、中腹にある山小屋まで駆け降りる。
レースで登ってる時はそれどころではないが単独峰なので風が出ると恐ろしいほど寒い(地元の人は元気だけど)。

そして、この時驚いたのは、山頂の隅っこで寒さに耐えながらドーピングテストの採尿をしていたこと(テストの対象になると担当がつくので勝手に動けない*山頂から駆け降りたら選手に追いつけないから監視が出来なくなる)。山岳レースにおけるドーピングテストの大変さ(本人もだけど担当者の)とこうしたルールの厳格な運用の一端を垣間見る事ができた。

最近はトレイルランのレースやスカイレースと襷掛けのような大会も増えてきたが、伝統的なマウンテンランニングレースは「山で行う陸上競技」だ。エイドでのみ給水し、手ぶらで走ることで走る上での条件を揃え公平性を維持している。

僕は好みやスタイルは人それぞれであるべきだと思っていて、マウンテンランニングのシンプルさが好きだ。

スタート


"Tek na Grintovec"に参加して各国の選手に触れ合い、自分の努力次第で世界への扉が開けることを感じたので、翌年からはシリーズで参加するようになる。

そうして手探りで飛び込んだマウンテンランニングの世界も早10年。
今は、マスターズ世界選手権にスライドしつつも今年はマスターズの翌週に
スペインに移動して2レースワールドカップレースにも出場予定だ。

また、マウンテンランニング国際連盟では選手委員として活動しており、
そろそろ5年になる。自身のレース出場と合わせてこうしてコツコツとマウンテンランニングのことを発信し続けていきたい。

中腹にて



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 兼U12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
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