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マウンテンランニング色々

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マウンテンランニング、トレイルランニングレースについての色々
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#日記

僕はスポーツが出来ない

僕はスポーツが出来ない

9年前、36歳の時に書いた僕の子ども時代のエピソード。
そして、トレイルランニングに出会ったきっかけについて。
*2024/1/2加筆修正

僕はスポーツが出来ない
これは僕の学生時代の友人のよく知るところだ。
そもそもずっと生徒会で、文化祭や体育祭の実行委員そんなばかりやっていた。
劇の会やイベントでも照明をやったり、何かを「創る」事が好きなのは昔から
変わらずだけど。

「教員免許を持っていて

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オーストリアはBergLauf(マウンテンランニング)が盛んな国

オーストリアはBergLauf(マウンテンランニング)が盛んな国

ヨーロッパでトレイルランニングが流行しやすい素地があったことを現在滞在中のオーストリアの視点で書いたが、マウンテンランニングのワールドカップでもたびたびオーストリアを舞台にレースが行われている。

ドイツ語では山を走ることを「berglauf」と言う。

berg=山、lauf=走る なので元の意味はマウンテンランニングだ。

トレイルという感覚もしくはそれに類する適切なフレーズがもしかしたらない

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ヨーロッパにはトレイルランニングが定着しやすい素地がある。

ヨーロッパにはトレイルランニングが定着しやすい素地がある。

僕が今いる、オーストリア。

チロル地方では、山の麓に集落があり、川が流れ、線路や幹線道路が走っている。その多くはそれぞれの山を背負っており、スキー場だったり色々な形で利用されている。

グリーンシーズンはそこが山歩きやトレイルランニングのフィールドになる。

トレイルランニングという言葉が生まれる前から、そのフィールド人々は歩き、走っていた。

そして、berglauf(ドイツ語でbergが山、

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY6 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY6 日本語版

この機構も今回を入れてあと3回。残り1ヶ月と思うと寂しさが募ってきた。僕に書けるだろうか?と思いつつも翻訳を友人に助けれながら書いてきた。僕一人で話し得なかったのは間違いないが、とても良い景観になっているし、これからも「やりたい!」と思ったら手を挙げる大切さをしみじみと感じている。コロナ禍になって先が見えない日々が続く。日常はいつ日常でなくなるかなんてわからない。だから、飛び込むチャンスがあるなら

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際連盟への機構も今回で5回目。後半戦に突入した。担当アスリートそれぞれにテーマをある程度割り振られて書いているが、こうして綴っていると、触れておきたいレースのことや旅の思い出などがどんどんと湧き上がる。

今回触れたのは「アジアから参戦する際の難しさと2019年にアルゼンチンで行われた世界選手権」について。過去記事と英文、そして最後に日本語原文を載せているので合わせて読んでください。

STOR

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トレイル分散利用のすすめ

トレイル分散利用のすすめ

僕は空いているトレイルを走るのが好きだ。

わざわざ、混んでいるトレイルを走りたいという人はあまりいないだろう。というか混んでいたら走るのも難しいし。

そこで!
というほどでもないのだが、混んでいないトレイルを走る方法について考えてみたい。

ずいぶん前にもそんなこと書いていたよなーっと、昔のブログを漁っていたら、出てきた。これを書いたのは2014年10月なので東京都自然公園利用ルールができる前

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フランスでのワールドカップの話その2

フランスでのワールドカップの話その2

2013年からシリーズ参戦しているマウンテンランニングワールドカップ。

2013年第1戦はフランスで行われその時の話を書いたのはこちら。

2014,16も参戦を計画したが、怪我で叶わず。このレースへの参加は2015年と2回であった。で、今回は2015の話。

と言っても、滞在先となるThannの街については触れたので、前回のnoteで触れられなかった部分について今回は触れる。

レースの話。レ

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY3日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY3日本語版

5月から続けている寄稿も今回で3回目。

まだまだ英文にはなれないが心強い友人のおかげで日本語でも英文でも読み応えのあるものにあっている。前回までの振り返りと、日本語原文と合わせて掲載するので今回もぜひ僕のチャレンジの記録を楽しんでもらえたら嬉しい。

STORY1STORY2寄稿記事

日本語原文STORY3 「忘れられない年:2013年ワールドカップシリーズ」

2013年は僕にとって忘れ難い

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フランスでのワールドカップの話

フランスでのワールドカップの話

タイトルを書いていて、誤解されそうだがサッカーの話ではない。

僕が2013年に参戦した、マウンテンランニングワールドカップの話だ。

マウンテンランニングではワールドカップと題して毎年5〜7レース程シリーズレースが行われている。1999年から始まり、2019年で21年目。2020年はシリーズ開催できなかったので、21年は23年目のシーズンになる。

僕は2012年にスロベニアで1レース出場。以降

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チャレンジへの渇望

チャレンジへの渇望

2018年、この年からマスターズ世界選手権への出場を始めた。

陸上競技においては35歳以上がマスターズとしての括りになる。

3年前は僕は39歳(レース時)。なので、もっと前からもちろん参戦できたのだが、まだまだワールドカップの転戦はまだ続けていたし、いつから出るかタイミングを決めかねていた。

そんな迷いを抱えながらも出場を決めたのは、ワールドカップで成績を残すのが次第に難しくなってきたこと、

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY2日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY2日本語版

今月から数ヶ月にわたり、国際マウンテンランニング連盟への寄稿を行う。その第2回目の記事が公開された。web記事は英語(今回も英訳したものを友人に添削してもらいました感謝感謝)なので、原文記事をここに掲載する。

前回もだが、翻訳する過程で表現が変わったり割愛したり追加したりとものすごく良い経験をさせてもらっている。僕の拙い文章を添削してくれる友人の努力に応える意味でも回を重ねるごとに読み応えのある

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6月開催予定のアメリカでのワールドカップレースが10月延期とその対応について

6月開催予定のアメリカでのワールドカップレースが10月延期とその対応について

2021年マウンテンランニングワールドカップ第1戦のアメリカのレース「Broken Arrow Sky Race」が当初の6/18(金)~6/20(日)から10/1(金)~10/3(日)への延期を決定した。

2019年に僕も出場したレースで、昨年はエントリーするも中止となりその参加権は2021年にそのままスライドされることとなっていた。

延期の理由アメリカでは12月からワクチン接種も始まったが

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ドイツで出場した変わったレースの話

ドイツで出場した変わったレースの話

2021年、今年はどの程度レースに出場できるだろうか?先行きは不透明だ。
けれど、目標レースに向け再始動という意味を込めて過去に出場したレースを1つ紹介したい。

2014年に出場したドイツ、ドルトムントで行われた変わったレースの話だ。

以下、以前に書いたものをベースにしている。楽しんでもらえたら嬉しい。

レース選びの基準

トレイルランを10年続けてきて取り組むレースや向き合い方も少しづつ

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「頑張れ!」にかわる言葉

「頑張れ!」にかわる言葉

「頑張れ!」よりも大切にしている言葉がある。

数年前、偶然の出会いから人生における大切なことを教えていただいた。
その方の言葉だ。

とても大切な言葉だと思うので、もし気に入ってくれる方がいたら嬉しい。

以下、その方からの手紙の一部を引用。

「クレモナでお会いし羽田でお会いしたのは偶然ではありません。人生の筋書きはそうなっていると思っています。遠征には少しでも上位に入れれば良いですね。ぼくは

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