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チャレンジへの渇望
2018年、この年からマスターズ世界選手権への出場を始めた。
陸上競技においては35歳以上がマスターズとしての括りになる。
3年前は僕は39歳(レース時)。なので、もっと前からもちろん参戦できたのだが、まだまだワールドカップの転戦はまだ続けていたし、いつから出るかタイミングを決めかねていた。
そんな迷いを抱えながらも出場を決めたのは、ワールドカップで成績を残すのが次第に難しくなってきたこと、それでもどこかにチャンスと活路を見出したかったこと、ホストが過去に出場したことのあるスロベニアのレースであったからだ。
マスターズとはいえ世界選手権ということもあり、国際連盟の理事など知った顔ぶれも集まるし、僕同様、ワールドカップに出続けている選手ほか、多数の選手が参戦した。
結果は総合70位。年代でも14位。と壁の厚さを突きつけられることとなったが、この悔しさを味わえたことは翌年のマスターズへの励みとなった。
19年のマスターズ世界選手権では、総合12位、年代でも7位と前年に比べ大きく飛躍することができた。
19年の経験を糧にメダルを目指していた昨年、コロナ禍で20年大会は21年に延期。今年に延期された大会は、9/4(土)オーストリアで開催される。
マスターズ世界選手権に限らず、昨年は悶々とした思いをして過ごした(もちろんそれは僕だけではない)。今年は走れるだろうか?先の見えない状況は人を心細くするし、正直、希望を持つのはとてもとても難しい。
渡航の壁、これが一番だ。そして、これは僕の力でどうにもならない要素を大きく含んでいる。
日々心は揺れ動く。けれども、自身の準備が足りなかったことで出場を逃すという後悔だけはしたくない。
そこで、国際連盟に相談をした。大会の出場条件(今後どのように変化するなど含め)や滞在について、その他渡航などに関して可能な限りフォローをしてくれるように頼んだのだ。ありがたい事に、バックアップをしてくれる旨返事をもらった。もちろん、これで全てが解決するわけではないが、情報を集め、想定出来うることに対し、備える。そして、僕自身は健康に過ごし、トレーニングをする。
強い心があれば、どんな時でもへこたれずにトレーニングできるかもしれない。けれども、僕はそんな強い心を持ち合わせていない。少しでもしっかりと明確な目標がある方が頑張れる。例え、多少輪郭がぼやけていても前述のように情報収集やその他創意工夫を通じて自身のモチベーションを上げていこうと思う。
挑戦できる幸せをここのところ身に染みて感じる。と同時に、挑戦できない寂しさはより一層感じている。
どうにか、今年は勝負がしたい。
【今後の予定】
6/20(日)ジュニアトレイルランニングスクール〜逗子のローカルトレイルを走ろう〜
9/26(日)第6回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原
10/17(日)第13回TOKYO Jr TRAILRUN兼-U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
11/7(日)逗子トレイル駅伝2021兼U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。
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