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短歌 たんか タンカ

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小学二年生の娘が毎日、一生懸命、指を追って短歌を詠んでます。
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#小学1年生

小学二年生の短歌 #16 間違える

小学二年生の短歌 #16 間違える

4歳の息子、とってもプライドが高いのです。自分のことを大天才と思っているのです。

それはいいのですが、間違えることがとってもきらいなので、クイズとかも答えられなかったり知らない問題になると怒り出します。

そのことは気になっていました。

「秘密にしてたことがあるの」

と娘と息子にきりだし、

「実はママ、頭が良くなる方法知ってるの」

と伝えてみました。

「間違えれば間違えるほど頭が良くな

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小学一年生の娘が100日連続短歌を詠みました。

小学一年生の娘が100日連続短歌を詠みました。

冬休みの初日からなんとなく短歌はじめました。100日続けようとか、そういう目標もありませんでした。

冬休みの間続いたのでもう少し続けてみようとなって今日まで続いています。

三学期になって、担任の先生に一週間に一回短歌ノートを提出しました。先生はいくつかの短歌をクラスで披露してくれたそうです。

そして、

「誰かからやりなさいと言われたわけでもないのに、自分から新しいことに挑戦してそれを続ける

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小学二年生の短歌 #15 涅槃

小学二年生の短歌 #15 涅槃

夫の趣味は読書。いつ見てもゴロゴロしながら本を読んでるので、なんだかイラッとして「涅槃像か!」と突っ込んでしまいました。すると娘に

「え?ねはんぞうって何?」 

と聞かれ、

「寝てるお釈迦様だよ」

と答えたそんな会話から生まれた短歌です。

ねはんぞう わたしのパパに にてるんだ
いつもゴロゴロ 休けいしてる

ここで終わるつもりだったのですが、、娘に

「ねはんってどういうこと?」

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小学生二年生の短歌 #14 二年生

小学生二年生の短歌 #14 二年生

一年生最後の日に、明日から2年生になるけど、どう思う?ときいてみました。

にじいろの もうすぐなるよ 二年生
なにをするのか きんちょうしてる

おー!にじいろ!

どんな気持ち?と聞くといつも、ワクワクとかドキドキとかになるから、他の言葉考えてみようと話して「きんちょうしてる」となりました。

小学二年生の短歌 #13 読書

小学二年生の短歌 #13 読書

今日から小学二年生。コロナもあって長い春休みで、まったく実感が湧きません。来週からの毎日がどうなるのかわかりませんが、、みんな元気に過ごしています。

さて、そんな二年生になった娘はとても本が好きです。それなりに読み聞かせはしました。その量は少なくはなく多すぎではなく、そこそこな量だと思います。字を読むのはそんなに早くなかったと思います。同年代の子が「アンパンマン」と読んでいるのを見て焦った記憶が

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小学一年生の短歌 #11 雪

小学一年生の短歌 #11 雪

日曜日はとても寒くて東京では雪も降りました。娘はいつもと違う風景に興奮しているようでした。

さむいふゆ パラパラパラと ゆきがふる
ストーブつけて くつ下はいて

これは去年の年末の雪が降ってない時に雪が降ったことをイメージして作った一句です。

ストーブはあまり見かけないですが、ちょうど出かけた場所にストーブがあって、「見かけたことないでしょ?」と話しかけらたところでした。今、住んでいるエリア

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小学一年生の短歌 #10 コロナ

小学一年生の短歌 #10 コロナ

てあらいで コロナウィルス よぼうする
はやくくすりを かいはつしてね

ほんとにそう思うよ。

小学一年生の短歌 #9 パスタ

小学一年生の短歌 #9 パスタ

きょうのよる だいこうぶつの ナポリタン
ベーコントマト ピーマンきのこ

この雑な感じ、逆に好きでした。
4文字の材料と3文字の材料を足して7文字。

算数にもなります。

小学一年生の短歌 #8 最初の一句

小学一年生の短歌 #8 最初の一句

2019年の冬休み初日から短歌を始めました。冬休みの間やってみようかなくらいの気持ちでしたが、気づけば3ヶ月です。このまま続けば、来週には100句となります。

ふゆやふみ しんかんせんで 金ざわへ
どんどんけしき うしろにいくよ

これが初めて詠んだ句でした。新幹線が前へ進んでいるのではなく、景色が後ろに行くように見える、なんかその感覚覚えてるな、と思いました。

娘と話しました。

「もうすぐ

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小学一年生の短歌 #6 パパ

小学一年生の短歌 #6 パパ

おとうさん いつもスーツで しごといく
じつはいえでは ミッキーパジャマ

ミッキーパジャマはユニクロで娘が夫に選んだ柄です。むすめの短歌では「笑い」を狙ったものも多く、私が大笑いすると喜びます。

「実は」というところが気に入っているようです。

小学一年生の短歌 #4 涙

小学一年生の短歌 #4 涙

7歳の娘と4歳の息子、やっぱり喧嘩します。喧嘩の原因はモノの取り合いなど小さなことです。息子は口では絶対勝てないから姉にグーでパンチしたり、蹴りを入れたりします。100倍にして返されるのに、、と思いますが挑んでいきます。娘は息子がわからないような難しいクイズを出し、「へーわかんないんだー」と自分を大天才だと信じている息子のプライドを傷つけます。

そして二人号泣。まさに地獄絵図。歴史の教科書に載せ

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小学一年生の短歌 #3 ドラえもん

小学一年生の短歌 #3 ドラえもん

おしえます タイムマシンが あったなら
みらいはみない おたのしみだよ

みんな大好きドラえもん。娘も大好きで毎週見ています。ふと、ききたくなって聞いてみました。

「タイムマシンがあったら未来に行きたい?過去に行きたい?」

娘はまようことなく「過去!」と答えました。

理由を聞くと、「未来はこれから自分で見れるけど過去は見れないから」とのこと。少し哲学的です。

学校まで行く途中、寝る前の時間

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小学一年生の短歌 #2 明日

小学一年生の短歌 #2 明日

またあした きこえてきたよ それきくと
なんだかその子 うらやましいな

学級閉鎖が決まった日の夕方に、娘と歩いていたら、誰かが誰かに「またあしたね〜。ばいばーい」と言っているのが聞こえました。それを聞いて、「いいな、また明日。わたしは『また明日』って言えないんだよ。学級閉鎖だから明日はみんなに会えないんだよ」と言ったのを聞いて「また明日」と言う言葉の強さを感じました。

小学校1年生の短歌 #1 本

小学校1年生の短歌 #1 本

本よむと 字が目の中に とびこむよ
字がえになって うごきだすんだ

本好きな娘から「本を読んでいると、頭の中にあるタンスに字が入って、そのタンスには穴があって、その穴から落ちると字が絵に変わって漫画みたいに動きだすの」と教えてくれました。とても独特で面白かったので、短歌にしてみよう!とつくりました。「とびこむよ」の表現に苦労しました。