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0というデータが実は習慣化を助けるという話
なぜエラーなんですか死んだ魚の数を入力できない。
なぜなのか。
僕は養殖の生産管理サービス(業務システム)を作っています。タイやブリを育てる生産者さんにエサの量や水温を記録してもらい、データ分析を自動化・効率化するような感じです。
最近少しずつお客さんが増えてきた中でとあるお客さんが問い合わせてきたのが冒頭の「入力できない」問題でした。
不具合は普段そこまで多くないのでおかしいなと思って調べ
価格設定の難しさと奥深さ
価格はめちゃくちゃ難しい事業を始めてからかなり悩んだ&悩み続けた話に価格の話があります。消費者としてお金を払う時は値札を見て買うか買わないかを判断するだけですが、事業を創るとなると自分で値札に数字を書かなければいけません。そして、これがなかなか難しいんですよね。
起業はシンプルに捉えると「何を誰にいくらでどうやって売るの?」に答えるゲームです。「いくらで売るか?」は事業を立ち上げたい人や起業をし
小学校で授業をしてみた
授業をしてください!事業をされている方や広報担当の方にはよく共感していただけるのですが、ホームページからの問い合わせというと人材採用・動画編集・補助金支援・営業代行などの会社からの営業がほとんどです。
そんな中、普段、見慣れない問い合わせがきました。学校の授業で魚をテーマに扱っており、子どもたちに話をしてほしいという内容でした。それも会社(というか自宅)のある東京都東大和市の第八小学校からの依頼
【2023年】新機能開発の軌跡と裏側
プロダクトをリリースしてから各取引先との個別案件に絡む内容も増えてきているので(嬉しい反応をもらったり、逆に嫌な対応をされたり、それなりにいろいろあるのですが、現状詳細まで書けない)今回は営業やCSではなく、プロダクト開発の本丸に焦点をあてます。
ちょうど年末なので、直近のアップデートや開発背景についても触れつつ、2023年に開発した主要な機能群について振り返ってみます。
2023年9月:野帳
リリースしたら一段落するどころかヒリヒリ度が増した
今まで書いてきたnoteの中でたぶん今回が一番ダサい記事だと思います。サービスをリリースしてから2カ月。県や市の方と仕事をする機会をいただいたり、初受注があったり、IT導入補助金に採択されたりといいニュースもたくさんありました。
ただこれはあくまでも対外的な話。
発信していなかっただけで、実のところこの2カ月は正直めちゃくちゃしんどかったです。リリースするまでも大変でしたが、リリースしてからの
リリース最優先でβ版を出してみたら、初期設定の沼が待っていた
着想から1年半。辿り着いたβ版リリース。ひとつの大事な節目なので、振り返っておきたいと思います。
膨らむ開発工数サービスは作っては壊すの連続でした。その中で1つ問題になったのは「時間」です。
なんといっても一つ一つの機能開発のすべてがとにかく難易度が高く、重たいのです。そして蓋を開けるたびに厄介な問題に出くわしました。たとえば水産用医薬品。餌と同じ機能で正直行けると思っていましたが、ダメでした
立ちはだかった2つの大きな課題。PMF達成のためにやった7つのこと
β版を始めてみて思いのほか初期設定に時間がかかってしまったのは、確かに大変でした。この初期設定は機能開発で改善し、オンラインでも完結できるまでになりました。ただ初期設定の壁を乗り越えたとて、その先に待っていたのはなかなか厳しい現実でした。
データ管理には手応えも5社の生産者にサービスを使ってもらって毎週フィードバックをもらうというのを約2カ月続けました。フィードバックをもらうたびに仕様を見直し、
養殖業特化の業務用SaaSを開発して感じたサービスデザインの鉄則6選
僕たちの開発は進んでは戻るプロセスの連続でした。粒度は大きいものから小さいものまでさまざまですが、仮説を立てて機能を作っては生産者さんから率直な考えや意見を聞いて修正してきました。まだ全然完成していませんが、画面を作りデザインする過程で何度も何度も小さく失敗してきました。その過程でごにょごにょと考えたことがいくつかあったのでアウトプットしてみます。
1.デザインとは複雑性を管理することUXを考え
小さくたっていいじゃない!?日本の養殖業界のリアル
小さくて何が悪い!意外と面白いのが日本の養殖業界。魚の養殖事業者は規模の小さい事業者がほんとに多いです。特に山間部にあるため面が取りづらく、1尾あたりの単価もそこまで上げづらい内水面の生産者は特に売上1000万くらいのところが多い傾向にあります。
「小さくてもいいじゃない!」
わかります。そうですよね。別に小さくてもいいです。僕だって売上ゼロですし笑。それはそうなんです。
投資には袖が必要だ