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教育全般の話題

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甲子園の熱い闘いの裏で

甲子園の熱い闘いの裏で

連日、猛暑が続いておりますが、甲子園球場では高校球児の熱戦が続いております。
試合開始の朝8時からテレビの生中継があり、我が家の高齢のお婆さんも自宅でずっと見て楽しんでおられます。
正月の箱根駅伝と同じような、高視聴率がとれる国民イベントになっているんですね。

そんな中、ふと思ったのが
「この人たち、開会式からずっと現地に行きっぱなし?」
ということです。

元高校教員でしたが、勤務校が甲子園に

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子どもの不登校は親も辛いのよ…

子どもの不登校は親も辛いのよ…

久しぶりにnoteを書いてみました。
再就職してから忙しく(忙しいほど仕事があるのではなく、思うように仕事が進まずの方で)、書くネタは次から次へたくさん出てくるんだけど時間ばかり過ぎますね。

わが子の不登校

高校生のわが子が不登校になりました。
それまで仕事上で不登校になった数名の子どもたちや保護者の方と接してきましたが、実際に自分がその親の立場になったときは正直かなり戸惑いました。

休んだ

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学校で民主主義を教えてますか?

学校で民主主義を教えてますか?

今回のnoteですが、元ネタはこの書籍です。
初版発行は2022年10月なのですでに1年以上経っているのですが、ほしいものリストに加えたままだったので、この機会に読んでみました。

私自身の教員生活でもいろいろなことに悩み、考える毎日でした。
事例を調べたり、そもそもの文献にあたってみたり、「これでいいんだろうか?」と常に試行錯誤でしたね。
そんな中、これだ!と思って共感できたのが、工藤先生の考え

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学校と企業とをつなぐ「人材育成」

学校と企業とをつなぐ「人材育成」

最近、企業の経営者の方と交流する機会が立て続けにありました。
その中で考えたり気づいたことについて、noteに記しておきます。

企業ではなぜ人材が必要なのかすべてAIやコンピュータで賄えるのであれば、すでに人材は不要かもしれません。
けれどもAIがAIを育てる、自己修理(修復)するのでなければ、それらを担当する人間が(当面は)必要です。
もう一つ、人間が年齢を重ねることです。
年齢を重ねることで

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先生との出会いが人生を変えた〜小中学校編

先生との出会いが人生を変えた〜小中学校編

自分一人では生きていけない。
周囲の人たちと関わりながら、いろいろなことを学び、成長していく。
今回は学校の先生について、振り返りながら考えてみる。
高校編はこちらからどうぞ。

最初に感じた大人への憧れ小学校2年の時、若い女性の担任の先生に出会った。
その先生はなにか都会っぽさを感じさせる風貌(当時でいうW浅野)で、
初めて出会う「別世界から来た人」という感じだった。
もう一人、保健室の先生。

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夢に向かって学校を選択する〜高校編

夢に向かって学校を選択する〜高校編

小中学校編に続いて、高校編です。
高校になると、先生との付き合いもこれまでより希薄になった。
理想より現実、という形に誘導されていく。

理想と現実のはざまで新たに設立された情報科学科

ずっと進学校の理数科への進学を考えていたけど、「医者になるの?」と言われたことから迷い始めた。
理科・数学・英語が好きで面白くて、もっと勉強して大学に行くつもりだったんだけど。

当時(1990年ごろ)はコンピュ

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教員の働き方・働きがい

教員の働き方・働きがい

全国的に先生が足りないけど…教員不足のニュースが今日も流れています。
文科大臣・各県教育委員会での発言や都道府県議会でのやりとりからも、大きな課題となっていることが分かります。

でも、こういうニュースが流れても、危機感ってみなさん感じられますか?

残念ながら、「そうなんだ」と流してどこか他人事のように感じられる方がほとんどではないかと思います。
このことだけに限りませんが、これは仕方ないことで

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不登校という選択肢

不登校という選択肢

子どもが突然「学校を休みたい」と言ってきたら、親であるあなたはどう対応しますか?
そんな日はある日突然やってきます。朝食の最中かもしれませんし、制服に着替えている最中かもしれません。

親の不安

原因追及型
「どうしたの?」「何があったの?」「熱でもあるの?」「具合が悪い?」
脅迫型
「とにかく学校には行きなさい!」「サボるのは許しません!」
放任型
「好きにしなさい」

他にもいろいろあるでし

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『成功体験』か『失敗体験』か

『成功体験』か『失敗体験』か

「成功体験が大切」という言葉の裏には「子どもたちの自己肯定感を高める」というのがあります。

自己肯定感を高める?ではどうやってその自己肯定感を高めていけばよいのでしょうか。

日頃の生活で良かったことを褒めてあげましょう!

テストで点が取れるように分かりやすい授業をしましょう!

クラスでワークをやりましょう!

地域学習を増やして、地域の方と交流しましょう!

などなど、いろいろありました。

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学校って、誰のためのもの? 〜地域が育てる学校に〜

学校って、誰のためのもの? 〜地域が育てる学校に〜

唯一の百貨店が閉店になるニュース

これまでも全国的に百貨店の苦境が叫ばれる中で、私の住んでいる県では唯一の百貨店が閉店されるニュースが流れました。
人口減少や購買活動・生活環境の変化に伴い、経営改善に向けて努力してきたけれども、閉店する判断にいたったそうです。
街頭インタビューでは「さみしい」「買い物ができなくなる」といった声もありましたが、果たしてこれらの方がどれだけ利用されていたのか疑問も感

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専門高校で学ぶという選択肢

専門高校で学ぶという選択肢

義務教育段階(小学校〜中学校)は、公立か?私立か?という分かれ目。
それが高校進学、大学進学、となるとだんだんと細分化されていきます。
みなさんどうやって選びましたか?
ちなみに都会と地方では事情が異なることもあるようですので、この記事は地方で考えてもらえたらと思います。

高校の種類

設置種別で分ける: 国立・公立・私立

学習内容で分ける: 普通科・専門学科・総合学科など

授業形態で分ける

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