甲子園の熱い闘いの裏で
連日、猛暑が続いておりますが、甲子園球場では高校球児の熱戦が続いております。
試合開始の朝8時からテレビの生中継があり、我が家の高齢のお婆さんも自宅でずっと見て楽しんでおられます。
正月の箱根駅伝と同じような、高視聴率がとれる国民イベントになっているんですね。
そんな中、ふと思ったのが
「この人たち、開会式からずっと現地に行きっぱなし?」
ということです。
元高校教員でしたが、勤務校が甲子園に出場したことはなかったので、そんなことを考えることもなかったです。
(というか、それどころじゃなくて忙しかったのか)
知り合いの先生に尋ねてみたら
「そうだよ、開会式のもっと前(8/1)から行きっぱなしだよ」
と。
開会式が8/7(抽選会は8/4)ですが、8/1には出発して今日が8/16なので
すでに17日・・・
自身の夏休みを振り返ると、部活動指導をしながらも
保護者面談(三者面談)
1学期のまとめ
2学期以降の授業準備
学校行事の準備
校内、校外での研修
進路指導
など、やることはたくさんあって、あっという間に終わる夏休みでした。
ということは、甲子園に出場している学校の監督さんは(勝ち進むほど)それらが一切できないまま2学期を迎えるんですね。
居残りの先生方で協力してそれらを担って進めておられることと思いますが、ほんと頭が下がります。
「教員という仕事は、それぞれに担任や部活動など異なる業務を任されているけれども、お互いで助け合いながら進めていくんだよ」、ということを若いときに教わりましたが、まさにそれですね。
(見える)表で頑張っている生徒たちや先生、その裏で活動を支える家族や地域の人、そして居残りの先生方…
この期間中だけでなく、通年で応援(支援?)してあげたいですね。
支援できる範囲で支援していきましょう。
おまけ
強豪私立校の監督さんだと「職員」という肩書きで「教員」ではない方もおられます。
公立校で普通教科(特に英国数)の先生だと、いろいろと大変だろうな、と思ったりします。現に、今大会にもいらっしゃいます。
野球に限ったことではないかもしれませんが、全国大会常連の部活動顧問というのは、家族や同僚など周囲のサポートなしではできませんね。(ふつうの部活動も、ですね)
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