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書評「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
本書が主に述べているのは「その健康情報はエビデンスあるの?」という事です。というかその事をストイックに書き連ねてあります。「○○は健康に良い」とか「○○ダイエット」みたいなムーブメント的な健康情報にちゃんとしたエビデンスがあるのか、という事がたくさん書いてあります。
エビデンスレベル医学においても、様々な検査や治療はエビデンス(科学的根拠)に基づいて研究され、開発に至っています。他の業界でもエビ
奥さんに伝えてみました
前回の記事の続きになります。
老老介護の共倒れにならないように、生活保護の申請をしてもらおうという話でした。
もちろん「生活保護を受けなければ後々大きな迷惑になる」なんて伝え方はしませんでした。「今のうちに手を打っておいた方が、ご主人のADLを落とさなくて済むかもしれないし、何より今の奥さんへの負担が減ります」とお伝えしました。
しかし、奥さんは首を縦には振りませんでした。「私が我慢すれば済む
禁煙してみて分かった事
ここでは禁煙してみて(たかだか4ヶ月ですが)分かった事を書いてみようと思います。禁煙は良いことなので、禁煙した事で起きたネガティブな事は世の中から抹消されていると思うので、良いことも悪いことも書いていきます。
ご飯を美味しく感じるようになった?
コレよく言われていますが、正直「?」と感じています。僕の体験からも、医学的にも断言できるのは禁煙して味覚が劇的に鋭敏になる事はないという事です。
上
ものをもらうという事
訪問診療をやっていると、帰り間際に患者さんやご家族から「コレもって帰って下さい」といった感じでものをもらったりする事がある。飴やらチョコやらドリンクなど。中には「梨剥いたから食べていって」とか「コーヒー(熱々)淹れたから飲んでいって」もあります。
色々理解した上で、語弊を恐れずに言うと、正直迷惑なんですよね。
「ものをもらっておいて迷惑とは何事だ」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、僕は「もの
禁煙に成功しにくい人
いろいろと論文を読んでいくと、禁煙補助薬の有用性について検討しているものはいくつかある。パッチが良いだの内服はどうだの。その中でも「禁煙に成功しにくい条件」についての論文があった。
ニコチンパッチによる治療反応性に独立した因子としては様々な報告がある。ニコチン依存度:TDS(Tobacco Dependence Screener)や精神疾患の有無、男女比などがある。ニコチン依存度が高ければ禁煙が