奥さんに伝えてみました
前回の記事の続きになります。
老老介護の共倒れにならないように、生活保護の申請をしてもらおうという話でした。
もちろん「生活保護を受けなければ後々大きな迷惑になる」なんて伝え方はしませんでした。「今のうちに手を打っておいた方が、ご主人のADLを落とさなくて済むかもしれないし、何より今の奥さんへの負担が減ります」とお伝えしました。
しかし、奥さんは首を縦には振りませんでした。「私が我慢すれば済む話ですから」と。
正直悔しかったです。こういう人たちのためのセーフティネットとして生活保護があるのに、生活保護に対するイメージから正常に機能していない事や、これからこの夫婦につぎ込まれるだろう医療従事者の労働力と医療費を抑える事ができなかったからです。
生活保護の捕捉率を補うためにもベーシックインカムの導入を望む声もあるようです。財源の確保など問題点もあるようですが、こういったケースを減るのであれば、僕はベーシックインカムの導入には賛成です。
ベーシックインカムが導入されれば、Y夫婦が受け取っている国民年金も廃止されてしまうかもしれないし、結局ご主人は施設に入ることはできないのかもしれないけど、「社会保障が正常に機能しない事」は防げるんじゃないだろうか。
色々考えてモヤモヤしてたら、やめていたタバコも吸いたくなってきたよ。
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