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#がん
「癌が治ればそれでいいよね。」じゃねーんだよ!【癌治療と妊娠機能をのこす治療の狭間でもがく私の話、現在進行形】
この言葉を聞いたことがある人は、今、この日本社会にどれだけいるのだろうか?と、今の私は思わずにはいられない。
それくらい、聞き馴染みのない言葉、聞く機会のない言葉であることは間違いない。
私自身も、昨年(2022年)12月、癌(悪性リンパ腫)になって初めて聞いた言葉だった。
2ヶ月前までは今まさに、これを読んでくれている皆さんと一緒だったから・・・。
癌(悪性リンパ腫)発覚。
12月1日、
アフター『急に具合が悪くなる』の世界へ②
磯野さんから第二便 医療者の意図入り未来予想図確率の言葉から逃げるのはとても難しい今の社会。「いつ死んでも悔いがないように」という言葉に欺瞞を感じるという宮野さんの言葉に、磯野さんは引っかかる。医師が「急に具合が悪くなる可能性」を3週間先かもしれないと示す時、それは「かもしれない」確率ではなく、「避けられない」運命のの話になる。そして、科学的根拠や事例に基づいた「患者の未来予想図」という地図を見せ
もっとみるアフター『急に具合が悪くなる』の世界へ(序)
はじめにこの本を買ったのは2019年10月。Twitterで病理医ヤンデル(@Dr_yandel
)さんが激賞し激奨していたから。ヤンデル先生はいろんな本を激賞し激奨されるのでなかなか付いていけないけれども、すばらしい本に出合わせてくれている。『急に具合が悪くなる』のそのうちの一つだったけれど、哲学者と人類学者による往復書簡で、病(がん)について…と知っただけで「読まねば!」となった。
著者の宮
安楽死って、どういうことだっけ。
自殺ではなく、安楽死とはどういうことだっけか。
自分自身の考えや疑問がめまぐるしく変わる。世の中の考えや疑問もめまぐるしく変わる。
2018年に写真家・幡野広志さんの書かれたものを読み、写真撮影をしてもらうと同時にお話する機会を得た。
クロベと。(撮影:幡野広志)
2019年にはジャーナリスト・宮下洋一さん、緩和ケア医・西智弘さんにインタビューさせていただくという機会に恵まれた。
情報や知
望まない延命と結婚式の狭間で
新型コロナウィルス感染症の影響で、3月末までに予定されていた学会、セミナーなどが、次々と中止、延期になっていきます。
対応にバタバタしつつも、遠方に出かけることが無くなり、心身は少し楽である日々です。
3月にNPOとして設立から丸5年を迎える希望の会。
この時間は、初心、今までの日々、そして、これからをみつめる機会なのだと思います。
【結婚式を楽しみにしていた人】希望の会の会員で、4年前の
望まない延命をさせる家族に罰則をへの危惧
SNS上で『本人の希望ではない延命をさせる家族』という言葉を目にして
胸が塞がる想いがしました。
以前、テレビの特集でも、家族が過剰な延命を申し出ているというような内容に取れるものがあり、その時も同じ不安を感じました。
罰則を決めれば解決するという意見を目にしました。
虐待、犯罪という言葉…
確かに、本人が望まないことをするべきじゃないし、本人の人生です。
ただ、家族も衝撃を受けて混乱