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#家族の物語

急上昇の記事一覧

わかりづらい愛の表現

夏、久しぶりに父方の祖母の家を訪ねた。祖母は長男(つまり私の父の兄)と二人で暮らしていて、祖父は五、六年前に他界していた。私の両親と妹、父と一回り歳の離れた叔父とその妻と子どもたちが集まった。 祖母は少し、というかだいぶ変わっている。どう説明すれば伝わるだろうか。祖母の家には時計が五つくらいあってすべてが違う時刻を指しているとか、白い猫を五、六匹飼っていて見分けがつかないというのでそのうちの一匹の額に緑の油性ペンで眉毛を描き足しているとか、そんなことを言えば伝わるだろうか。

「親になる訓練」をあなたは受けてきましたか?

最近は、もっぱらYOUTUBEで 素朴で自然に囲まれた暮らしをする人を見て、 癒しを得ているりょーやんです。 いつか、 作物を育てて、 ちょっとでも自給自足の生活をしてみたいの~ 笑 共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨ 教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌 どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。 共育LIBRARYりょーや

「子供は言葉の魔術師」―詩―

「パパ ここ ノンノ」 娘が 初めて 言った まとまった 言葉だった おばあちゃんは 「言葉が しっかりと 言えたわ!」と 涙目に なった それからは 言葉の 魔術師のように 沢山の 言葉を 紡ぎだした 「お空 触りたいよぅ。 お月様 取ってよぅ。 風さん この籠に 入れてよぅ。 お空を トンボと 飛びたいよぅ」 よく パパと 影踏みして 遊んだ 娘の影は 小さく 素早く動くので いつも パパの影ばかり 踏まれた 「パパの影 踏んだ!!」と得意げな 声が あぜ道に 広がっ

過去が僕を殺してくれない

今から載せる曲は、僕がある一人を想い続けて書いた歌詞の曲だ。 僕は死んだ彼女のために一年2000の詩を書いていた。 途中から数えてもないけど。 他に消化されない想いを発散させる方法が思いつかなかった。 彼女は僕の神様で、たった一人の家族だった。 このnoteを見ている人ならわかるかもしれないけど、僕は女性だ。 弟が欲しかった姉に僕ということを強要されて、ついたくせだ。 彼女といたときは、いや、彼女が生きていた時は、僕という一人称を使っていた。だからこそ、何か近しい気持ちの時は

【技術ショート】沈黙のコード、語る魂 〜ある男とデータホースの物語〜

今回のキーワードはLLMデータ分析 今はSQLが使われていますが、自然言語でデータ分析ができるようになる未来がすぐそこにきています ご意見・ご感想・ご質問お待ちしております 青木誠は、窓から差し込む朝日を背に、パソコンの画面を見つめていた。その目は、画面に映る無機質な数字の列を凝視し、何かを求めるように揺れていた。 彼の指先は、キーボードの上を彷徨っていたが、どのキーを押すべきか、まるで迷子のように定まらない。 「くそっ」 低い呪詛が、彼の唇から漏れた。 データ分

「書く習慣」1ヶ月チャレンジ16日目:あなたの1番大切な人

(1)秋分の日は何をする? 3連休の最終日、秋分の日の昨日は、10歳の息子と8歳の娘を連れてアスレチックに行ってきた。2連休のうちの最初の2日は、私は仕事だったので、最終日はどこか連れて行ってー、と言う。いいよ、どこ行きたいの、と聞くと、息子は池でザリガニ釣りをしてその後テニスをしたい、娘は遊園地に行きたいという。 どっちでもいいけどさ、どちらも行くのは無理だから、2人で相談して決めなと言ったら、話し合いの結果、間を取ってアスレチックになったらしい。ザリガニとテニスと遊

新幹線に乗ると気付く、親の愛情──東海道新幹線60周年エピソード【大賞作品】〔PR〕

sponsored by JR東海 私の父は、頑固で気難しい人でした。 私の言葉遣いや振る舞いの一つ一つに、いちいちケチをつけてくる父を鬱陶しく感じ、私は地元を離れ、東京の大学に進学することを決意したのです。 上京する日、父は豊橋駅まで車で送ってくれました。新幹線には今まで何度も乗っており、何番線のホームに降りればよいか、自由席は何号車か分かっていました。それにもかかわらず、今日はわざわざ入場券を買ってホームまで見送ると言うのです。 父はせっかちで、駅にはだいぶ早く到

想い出もいっしょに味わっている

前回の「ブルーベリーで鯛を釣った話」に同じくNoteクリエイターの敬子さんが「わらしべ長者を思い出しました」とコメントしてくれました。 そう言われて、私もあらためて「わらしべ長者」の話をユーチューブで観てみました。 確かに持っていたものが次々といろいろなモノと交換して変わっていく様子は「わらしべ長者」のようです。 さて、あのNoteを書いた後日談があります。 それは「カナダの女子は黄緑色の浴衣がお好き?」で書いたシャーの話です。 うちで浴衣でお茶を楽しんで行ったシャーで

小さな幸せちゃんがやってくる

こんにちは、愛音です 当たり前の毎日 それが私を強くしてくれます 朝は父より先に目覚めて神様のお水を変えます 【今日も1日よろしくお願いします】 毎日、毎朝、何年も同じ言葉を神様へ 父が起きて挨拶をした後は 【今日の天気は?】 【曇だよ】 【曇だと洗濯は微妙か】 【ちょっと待ってくださいね〜 えーと…明日の方が晴れで気温も高いかな】 【じゃあ洗濯は明日にしよう】 【了解です】 私がスマホで天気を調べて 洗濯をする、しない、を決めています そしてそれぞれが朝ごはんを食べ

#244 《お姉ちゃんなんだから!の呪縛》私が全部やらなくちゃ!は地獄への道。

ヨーロッパの古い言い伝えに 『地獄への道は善意で舗装されている』 という言葉があります。 意味は大きく二つあり、 ①『良かれと思って行ったことが     悲劇的な結果を招いてしまうこと』 もうひとつは、 ②『悲惨な出来事が皮肉にも    善意の行いが発端となっていること』 今回、私が学んだ事は① 良かれと思って私が頑張った結果…         悲劇が起こりました。 私には双子の弟がいます。     だから私はお姉ちゃんです。 父は絵に描いたような亭

with グリーフ⑰「親友は父の財産」(父親の生きた時代)

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻 コロナ、咳残ってますが😷 だいぶ良くなってきました ちょっと嗅覚なくなりました🤯 色んなやる気がなくなるね コロナは… だ〜るだるだ〜る🦥🐾 さて本編🦥🐾 どうぞどうぞ 父親の親友のOさんが 父親の死後、訪ねてきてくれて 父親の話を聞かせてくれました その話をもとに 北海道の芦別という町で育った 父親の子供時代を お届けしています 自分が知らない時代のこと 父親とOさんのてーてー(尊い) 友情関係 書いていて(実は)す

「氷を作っただけなのに」の話

今日のうちに息子に伝えなければならない…… これだけは、何としても。 「今朝……『こおりばしら』とか言ってたけどさ。アレ…… 『つらら』って読むんよ……」 「えっ!お母さん、知らんかったん?」 「くっ……違う!」 忘れてたんだ…… そして、思い出した。 その読み方を。 この話をするにはまず 我が家の冷蔵庫について語らねばなるまい…… Fujitsu ER-F34E(H) 製造年月 1999年 つくねはモノ持ちが良いので…… モノから愛されるので…… すごいじ

【明後日のだれか】献立を考える人

「ねえ、栗って入荷してないの?」 「栗の入荷はないですねー。すみません」 「あら、そうなの。残念。今日栗ご飯にしようかと思ってたのよ~」 近所のスーパーの入口で、年配の女性と品出しをしていた青果スタッフがやり取りをしていた。 女性は少し寂しそうに青果コーナーを立ち去っていった。 そうか、もう秋か。 9月も下旬に入ったのに連日猛暑か続くので秋、という感覚がなかった。 先日も娘の保育園の友だちが中秋の名月でお家でお月見団子を作ったらしい。娘が嬉しそうに教えてくれた姿に少し申し

『マザー・スノー』ゆるやかな時間の中で。

「あおちゃうか?」 それが優希の生まれて初めて放った言葉であった。 「青ではないのか?」という意味なのか、はたまた「アホなのではないか?」という意味なのかは、未だに謎が残る。 何かにつけて友人の前で見栄を張ってしまう両親に向かって、生後9ヶ月の優希は漫然とそう口に出したのだ。 彼女の母親いわく優希は「『お母さんといっしょ』より、関西出身の芸人が出ているお笑い番組の方を好んで見る子だった。」とのこと。 だから幼少期の頃は、人前でも自然と関西弁で話していた優希。 しか

黒猫のミリー【vol.3:桜並木のある住宅街】

白猫の名前は「ソラ」。 ソラは、桜並木のある住宅街で、老夫婦の住む広い家に迎え入れられた。 ソラは、いつもニコニコしているお父さんが大好きだった。段ボールのトンネルを作ってもらったり、夕飯のおかずのお刺身を少し分けてもらったり。日曜の昼下がりにはよく、読書中のお父さんの膝でお昼寝をした。 お父さんの、優しくゆったり話してくれるところが好きだった。 ソラがいると落ち着くなぁ。 ソラは僕たちの最後の子供だ。うんと長生きしてくれよな。 早起きのお父さんは、よく2階のベランダ

フォトエッセイ「とどまるな、進め!」

こんにちは。少しづつあきめいてきましたが体調は崩されていませんでしょうか? 私はここのところの猛暑やストレスや就職などへの焦燥感を感じ大幅に体調を崩していて、主治医が色んなことからのストレスや療養などが必要でまたしても入院になることが懸念されていました。 しかし、投薬での調整と睡眠が取れるように自分でも散歩やプールを取り入れた生活を送っています。 また、気持ちの問題だと思いますしこれが全てではないのですが私の今身の回りにあった長らく思い入れのあったうさぎのぬいぐるみや、

何気ない日常が愛おしい。映画『本日公休』台湾、2023年。

舞台は台中の下町。昔ながらの理髪店を40年続ける主人公のアー・ルイ。長年のお得意さんに電話をかけて、予約をとって、生活しています。息子や娘たちは、それぞれ独立して母親の店兼理髪店にはあまり寄り付きませんが、娘の元夫は、孫を連れてちょくちょく散髪に来て顔を見せてくれます。 ノスタルジーを感じるのに、すごくリアルにも感じるのは、ロケが傅天余監督のお母さんのお店だから。実際、監督はお母さんをモデルにこの映画を撮影したのだとか。ご近所さんたちとのおつきあい(兼商売)とか、親子二代(

秋の夜長にオススメ、大正ミステリー【#読書感想文】

これから涼しくなるであろう秋の夜長に、ぜひ読んでいただきたい作品と出会ったので紹介します! 永嶋恵美・著『檜垣澤家の炎上』です。 時代は、大正。物語の舞台は横濱である。 主人公・かな子は、幼くして母を亡くし、横濱の貿易商で大富豪の檜垣澤家に引き取られた。 亡き母は、当主・要吉の妾だったのである。 檜垣澤家では要吉の本妻・スヱが、経営手腕を発揮し、"大奥様"と恐れられ一族に君臨していた。 そう言われる檜垣澤家は、腹の底が見えないスヱやスヱの娘・花、花の娘で、かな子のこ

そこに愛はあった in 南インド(後編)

かなり空いてしまいましたが、後編です! 前編はこちら。 ドクターにコンサルテーションをしてもらい、家族と元旦那さんの話を聞いてもらう。 まだ消化できていない記憶が蘇る。 私は、昔から母が苦手だった。 うちの家族でぱっと見、いちばん問題がありそうなのは父だけど。 父は、喜怒哀楽の激しい人で、怒ると大声で怒鳴る、手が出る。 子供の頃は父親が怒ったら子供に手を出すのは普通のことだと思っていた。 父は家族よりも自分の気分を優先する人だった。 でも父は真剣な話をした時は耳を傾

【お悩み相談】介護中の親に対する罪悪感と複雑な気持ち

アラフォーからの豊かな人生をガイドする ライフクリエイター朝比奈 卵です^^ オンラインカウンセリング ココロノマルシェへ回答しました 今回のご相談はこちらです。 まーさんこんばんは🌙 アラフォーからの豊かな人生をガイドする ライフクリエイター朝比奈卵です^^ 在宅介護を必要とされているお父様と その介護をされているお母様に対する お気持ちについて ということなのですが 今回のまーさんのご経験は お母様の気持ちを分かるための 追体験のようなものだったのではないかと

もう取り返しがつかないけれど、だからこそ、取り返しのつかないことを減らしたい

水泳お好きですか? クロールは習ったものの、ピンと来なくて。 学校の水泳の授業は、平泳で問題なかったから、私は平泳と背泳ぎをしていました。 父はペンより重いものは持ったことがない人で、洗面所の水道管も、母がホームセンターで直し方を独学し、パッキン交換していました。ことに球技がダメで、キャッチボールしてくれるお父さんでは無いのです。 しかし、好きなことは極める人で、市民プールで水を得た魚のように、ザバザバ泳いでいました。クロール、平泳、バタフライ。肺活量もあり、プールの往

【技術ショート】運命を決める三つの扉の物語 - ウェアハウス、レイク、レイクハウス

今回のキーワードはデータウェアハウス、データレイク、データレイクハウスです。 木村洋介は、暗い地下室のような空間に立っていた。 周囲には無数のサーバーが並び、その青白い光が彼の顔を照らしている。 彼は大手IT企業のデータアーキテクトだった。 しかし今、その立場が彼を苦しめていた。 洋介の前には三つの扉が並んでいた。 それぞれにデータウェアハウス、データレイク、データレイクハウスと書かれている。 彼は深いため息をついた。 この三つの選択肢の中から、会社の未来を決める道を

9月13日。余命宣告された父が亡くなった日

2020年9月13日。 父が70歳で突然の余命宣告を受け、数ヶ月で亡くなったその日。 もう4年がたった。 毎年この日は、少し特別な気持ちで迎える。 家族で墓参りに行く 亡くなってからもう何度もお墓参りには行ったけど、久しぶりに家族総出で行った。 母と、弟と、弟の子ども達。 大体、墓参りに行く日は、ものすごく天気がいい。 亡くなった日も、驚くほどに、天気がよかった。 深夜に病院に呼ばれて、結局次の日の昼まで病院で過ごした。 いつ亡くなってもおかしくない状態。 コロナ

あのね。 人は成長する!という言葉を聞いたことがある 生きていて人を傷つけて、それを失敗と言い、今後二度と同じ事はしない!と反省し、実行に移す。。 だけど、どうしても許されない事もあるのです。 許してもらえない事もあるのです。。💞🍀

火力&圧高めの『我が家の意味改変スラング』を勝手に紹介するnote。永遠の流行語、身内ネタ定型文。

トップ画像にはあまりにもかわいらしい御猫様のイラストをお借りしました。オリジナルことわざとフォトギャラリーの説明欄に……と打ちながら、イラストも猫も色合いもかわいいのでお借りしました。理由の大多数です。 もみもみする猫は猫の中でもとても強い(独断と偏見)です。共有ありがとうございます……! 基本的に会話形式です。勝手に続きを作り、落ちや突っ込みを入れる内容になっています。 続く会話を強制終了させ、即時の行動や諦観を『行動を求めてきた相手に』促す手段として用いられます。なので

虎に翼 第120回 綺麗な水と愛の概念

お試し的にトラつば、と略して呼んでみるのは親愛とか馴れ合い感覚の確認でしょうか。こういうカジュアルな作文をする際はそれほど厳密を求めませんが、何かや誰かを略したりニックネーム呼びしたり、何らかの空気を共有しているクラスタから発生した新語や流行り言葉を「ふむふむ、なるほど」と眺めるのはともかく、気安さの表象として使ったり、ファッション的な自分アピールとして着こなしてみせたりするのは、かなりイヤなほう、だと思う。 第24週は、寅子が「水源のようなもの」「綺麗な水(法の比喩)を守

【発達凸凹、引きこもり、精神疾患】自分と特性や病気との相性。

3人の我が子が揃って発達凸凹、不登校、引きこもり、うつや自傷行為、拒食に過食、癇癪、感覚過敏などの精神疾患(症状)で荒れる日々を送ってきた 2010〜2016年までの6年間の我が家の様子を綴った物語が、2023年1月に書籍となり、出版させて頂きました。 外の世界で生きることに適応していけなくなったあの日から 心の世界を向いて生きてきた親子の物語です。ぜひ読んでくださいね😊✨ 娘はな(26)が話していたこの話し。 こうして言語にして表現すると、言葉の表面上しか伝わりませんが

病院

集中治療室。 面会は一回につき30分以内。 面会が始まる13時から病院に行き、1回目の面会を終えると、2回目の面会をするために、待合室で勉強をして待つ。 14時頃、2回目の面会を終えて、再び待合室へ。そして、18時、3回目の面会をして帰宅する。 17時に看護士さんが交替するのを知り、18時に3回目の面会をして帰るようにした。 何回も行くのは、恥ずかしい。 それでも、側にいたい。 側にいて、少しでも自分にできることをしたい。 「病院でちょうど勉強できるし!」なんて強

シャンソンの魅力

先週、ぼくがあまりにも調子が悪くて、若いスタッフさんが駆け込んできた時の話である。ぼくは頭が休まらず、ぐたっとして音楽を聴いていた。 「どうしたんですか?! なにやってるんですか?!」 「あまりにも落ち着かないんでシャンソンを聴いてました」 「??! シャンソンってなんですか?」 ………。 (具合悪すぎて説明できない)             ※ こういう経験があると、ぼくは「自分の古さ」を痛感してしまう。確かに「シャンソン」は「ナツメロ」とはいえ、いまはナツメロは

家族のはなし

私の兄は幼少期から病弱だった。 私が物心ついた時には入院をしていて、週末に両親と一緒に兄の見舞いに行っていた。 病院に行く前にはデパートによって兄におもちゃを買い、持っていった。 毎回では無いにしても、頻度は多かったように思う。 それにひきかえ私ときたら健康優良児。 癇癪もほとんど起こさず 兄の健康を願い素直で優しくすくすくと育ったわけで。 (自分で言っちゃう。言わせてくれ。) そんな中でも私のことも気にかけてもらえていたと思う。 両親には遊びに連れて行ったりしてもらえて

過去の記憶をいい思い出にするために必要だったこと

9月15日のワンオラクルメッセージ 「なんか前に進んでる気がしない」 「停滞しているかも」 と感じているかもしれません。 でも、着実に、 ゆっくり前に進んでいます。 だから焦らず ゆっくりでいいんです! ﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋ こんな感じで、 いつもタロットを引いているので、 記事の最初にメッセージを お伝えできればと思います! 今日のワンオラクルですが、 実際にいただいたメールと同じ内容! noteで出会ったコーチから、 「焦らず、一歩一歩」と

美味しいと言われなくても調理を続けられる理由

できれば愛に満ちて家族のために料理をするひとになりたかった。あのひとはこの季節になると、あれを食べたがったな。今日は時間があるから、手の込んだ料理をして喜んでもらいたいな。そんな優しい気持ちで料理を提供したかった。夢に終わりましたけど。 自分の作った料理が家族に美味しいと言ってもらえなくても、むしろ毎回毎回ケチョンケチョンに言われたり、ときには被害者ぶられるとしても、家族のための調理は続けられる。必要なのは忍耐力ではなかった。わたしの場合、好奇心だ。 できれば喜ばれたかっ

毒親からの解放ストーリー (40)

 一度チューブにつながれてしまえば、寝返りを打つことも、ベッドに起き上がることも出来なくなり、半ば強制的に死ぬまでベッドに繋がれてしまうのだ。だからユリは退院の前に、褥瘡予防の為のエアーベッドを搬入し、訪問看護師やヘルパーを手配して退院の準備を整えた。  約一ヶ月ぶりに家に帰ったお義父さんは懐かしそうに家を見渡しながら、喜んでいた。入院中は経管栄養だったが、車椅子で点滴をしながら、ある程度自由に動くことが出来た。しかし口から全く食べることがなかったので、家に帰っても食べよう

【short-short】幸せな未来(493字)

夫に癌が見つかって、ホスピスに入院することになった。 年の差夫婦なので、夫を看取る覚悟は出来ていた。 そして、入院してすぐに夫に認知症の症状が出た。 毎日見舞いに行っているが、もう私のことを妻だと認識していないようだった。 私たち夫婦には双子の娘がいる。 娘たちは私によく似ていた。 2人とも結婚をしていたが、よく見舞いに来てくれていた。 あるとき、次女が1人で見舞いに行ったら、夫が次女を私と勘違いして抱きしめようとしたそうだ。 夫のなかの時計の針は何十年か戻ったようで、

ゲームセンターでの思い出を保存する

ゲームセンター 縁がある人はとことんある場所だし、縁が無い人はほとんど関わりがない場所でもある。 私にとっては思い出の詰まった場所。 私は小さい頃から親と一緒にゲームセンターで遊ぶことが多かった。 買い物が嫌いで、親の買い物が長引くと機嫌が悪くなった厄介な幼少期の自分。 親は買い物の最後にスーパーの片隅にあるゲームセンターへ私を連れていくことで機嫌をとり、なんとか買い物を済ませていた。 ゲーセンに着くと100円を手渡され、コインゲームのメダル交換所へ。 100円で交換で

伊勢での娘とのディナーは、とっても美味しい蒸し野菜のお店にて。お料理するお水にこだわっているせいか、せいろで蒸されたお野菜はもちろん、ご飯もお味噌汁も本当に美味しい!外宮までの参道に並ぶお店なのでもちろん気も良い場所でエンパスさんにもおすすめです😊

映画メモ(2024年9月2週目)

今日本では『ジガルタンダ・ダブルX』が公開され、新たなインド映画のヒット作になろうかという時節に、全く空気を読まない形でお届けします。今回はホラーは2作のみ。 今回のラインナップ ①Ullozhukku Amazon prime ②Double iSmart Amazon prime ③Death of me Amazon prime ④Tumbbad 劇場(リバイバル上映) ①Ullozhukku(インド・マラヤーラム語、2024年):家族主義と女性 あらすじ 親の決

毒親からの解放ストーリー (41)

「宏はどうしたの?連絡したの?」  母の話では、宏は昔から生活態度が余り良くなくて、いい歳をして今も、小遣いを母にねだっているそうだ。おまけに賭け事が好きで自分の給料だけでは足りず、借金までして、払いきれなくなると、母に頼んで、肩代わりして貰っているようだ。  いくら息子が可愛いからと言っても七十五歳の母親が息子の借金を何度も清算させられていたとは、母も大変だっただろう。でも甘やかして育てた結果でもあり、自業自得だ。      母の過干渉で弟も私みたいに人格を壊されたのだと

次男の不登校で一番私が困ったこと

*小1の終わり頃から不登校気味の 現在小2の次男について振り返っています。 思うに私はまだラッキーだったと思う。 子育てをほぼ終了している人や 不登校児と向き合っている人たちと オンラインで出会っていた。 だから、いろんな話を聞いていく中で不登校や 発達障がいといわれる子どもたちの話に対して、 ある程度の知識と免疫がついていた。 そして、まがりなりに子育てをしていく中で うちの次男くんは一筋縄でいかないニオイが ぷんぷんしていたので(笑) それなりの覚悟はできていた。

日々の営みは、すごく大変だ。

家族みんな野菜が好きなので、割と冷蔵庫に豊富に野菜が入っています。 ただ、僕は野菜が好きではあるものの…もし、今1人で暮らしてたら、自分でこまめに買ってまでは食べないような気がする。 実際に家族が実家に帰っている時など、稀な1人暮らしの期間は、ほぼ乾き物でもつまんで、それで終わりというのがほとんど。もしくは、友人と外食することもあるけれど、そういう時に野菜を食べるくらいのものです。 わざわざスーパーの空いている時間に買い物に行き、ちゃんと野菜を買って、調理をして食べると

106歳と0歳が出会う日まで

大きなお腹と共に、車に揺られて約2時間。 父が運転する車に乗るのは、随分久しぶりな気がする。 目的地は母方の祖父がお世話になっている介護施設。 その前に一人で近くのマンションに住む祖母を迎えに行きつつ、父・母・祖母・私の4人で祖父のお見舞いに行きました。 マンションで転んでしまい、車椅子に乗る祖父。それでも、頭はハッキリしていて。ハキハキと近況を話しながら、大きなお腹に目をむけて「おめでとう」と言ってくれました。 この人が今年106歳なるというのは本当なのだろうか。

氷を買いに: 「息子」の精神構造から抜け出せない、私の父の、父親業修行

父が父親になるために4年前後の時間が必要でした 簡単に言うと、私の子育てを通して、彼は自分の役割に慣れていきました 最初の子の皆様、お疲れ様です 父親になりたかったと口にする父は、結婚して子どもが生まれれば 自動的に父になるわけではないことを 暗中模索したようです 私が物心つかない頃、帰宅してベビーベッドの息子を数分見て 妻と何か話すわけでも労うわけでもなく 自分の書斎にこもって研究を続ける人でした ポジティブに考えたら 「俺、大黒柱だから頑張らないと」という 彼の勤

「写真は構図が命!」は本当なのか?家族写真が教えてくれるもの。

いい写真とは?の定義を調べたり、聞いたりすると、まず出てくるのは「構図」の話ではないだろうか。 どれだけ高級なカメラでも、被写体が美しくても、構図がバラバラではいい写真とは言えない。みたいな話をよく耳にする。 でも、これって本当にそうなんだろうか? 家族が人生を終えるたびに写真を見返すが、結局のところ大切に持っておきたい写真に共通するのは、構図ではない。 なんだか違う気がする。 家族写真が教えてくれるもの最近は気軽にフォトグラファーの方に写真を撮ってもらえる時代にな

9.11のものがたり

2001年9月11日の夜のテレビは、どのチャンネルを回しても、ニューヨークの世界貿易センタービルがジャンボ旅客機に突っ込まれ無惨に崩れ落ちるというハリウッド映画のような衝撃シーンばかりを繰り返し放映していた。そうこうしているうちに『世界の警察』の中枢、ペンタゴンも襲われた。無秩序が秩序をあっさりと呑み込むということがリアルタイムでまさに目の前で展開された衝撃的な夜。多くの民間人が巻き込まれて亡くなった。何が起きてもおかしくない世の中になってしまった。現に、その後、当時わたしが

コドモオトナ短歌02

凄い事を凄くスマートに脳のリソースを毎秒4フロップスで過ごすのがコドモオトナの嗜み。本気を出して一銭も稼げない、オトナなんてやだね!

竹美映画評102 『デリヴァランス 悪霊の家』、2024年、アメリカ(Netflix)

悪魔祓い映画は多くの場合決まったテンプレートを持っている。 ①幸せな核家族に悪魔が侵入し、構成員に憑依する。 ②憑依された者は異常行動を繰り返す。 ③家族が介護するも、先行きが見えず非常に苦しむ。 ④カソリックの神父が命を懸けて悪魔と対峙、遂には悪魔を祓うことに成功する。 ④の結末をいかに面白くするかがポイントであるし、②をやりすぎるとコメディになる。③は家族の問題を浮き彫りにする。 このジャンルの金字塔『エクソシスト』は、①にも少々ひねりがあり(それが最新作の設定にま

この世の仕組み-How the world works-

”父は父らしく、妻は妻らしく、子は子らしく、 先輩は先輩らしく、部下は部下らしく、 皆それぞれ自分の役割をつとめてほしいです。 そうすれば、この世はもっと平和になるはずですから。 この法則は、 インテリや理屈っぽい人ほど、 なかなか理解してくれないんですよね。” ”I want everyone to play their own role, a father to act like a father, a wife to act like a wife, a child

No.109晴れ女はどんぎつね

とんでもない「晴れ女」 先日、長女が恐ろしいくらいの「雨女」という記事を書いたが、今日は次女の強烈な「晴れ女」ぶりを書こうと思う。 一言でいうと、 とにかく旅行中は晴れる!! 長女が生まれて4年後に次女が誕生したが、その後はこれまでの雨模様の旅行が一転して、晴れ晴れ晴れの連続。 誰かから雨女の方が強いって聞いたことがあるが、我が家の場合は、圧倒的に「晴れ女」が優勢のようだ(笑)。 もちろん雨模様の天気のときもあるにはあるのだが、天気予報が雨の場合でも現地で行ったら

#237 《夫婦げんか上手になる!その②》やること と やらない意識。

その①では我が家の夫婦喧嘩までのいきさつを つらつらと書きましたが その②では実際に私が     意識していることを書きます。 まず、結果どこへ向かいたいのか?? ここを明確に決めておくと 頭は勝手にそれに向かって考えてくれます。 私が心に決めていることは 『家族の笑顔が真ん中で明るい光の方へ』です。 要は 何かを決めるベースは家族が笑顔になる方向。 夫婦仲良くいたい…が私の向かいたい場所です。 最終目的地が自分で分かっていると もうこんな人一緒にいられない!!

はじめまして、すぎのん家の長女です。

改めまして、はじめまして。 すぎのん家の長女と申します。 ここでは自分(一人称)のことを長女と言わせてください。 長女は1999年に誕生し関西で生まれ育ちました。私の家系は男家系だったそうで親族総出で「女の子が生まれたぞ!」と長女の誕生を喜んだそうです。 そんな訳でみんなに可愛いかわいいと育てられてきましたが、長女は私って 可愛いんだなんて思わず、うるせー奴らだなぐらいに思ってました。 今考えたら少しひねくれているような気もしますね。 幼少期からなぜかトマトが好きで幼少期