「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」と言われても、もう問題ない
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」というのは夏目漱石の『こころ』に出てくる先生がKに言った言葉だ。若い頃というのは向上心を持つのが期待されそうだから、そう言われたらダメージを受けないまでも、少なくとも反論しがたい雰囲気が周囲にあったような気がする。でも、前回の記事を書いて気がついてしまった。もうそんなことを言われても大丈夫だって。
たとえば私だったら、好奇心が刺激されるのが一番動きやすい。向上心で動けるひとがいるように、好奇心で動けるひともいる。それだけのことだ。あるいは