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私のいろんな考察

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私の考察をまとめた作品集です
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2022年6月の記事一覧

私達は同じ時間を共有する友である

私達は同じ時間を共有する友である

「この分散方向の世界の中で、私達は同じ時間を共有する友である」

理論物理学者のカルロ・ロヴェッリさんの著書
「時間は存在しない」の中間部から後半部の
内容を読んで考察した文です。

まず、著書の前半の話であり、現在の物理学の世界での常識として、
”時間”はその場にかかっている重力や速度によって”変化”することが
実験的に計測されています。

映画「インターステラー」の中で、在る星に下りている数分

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予知夢の考察

予知夢の考察

夢日記を解析していて、夢が1年の周期である程度の
類似性を見せる事があると分かりました。

そして、今回はそこから予知夢として夢を活用する
方法の仮説をお伝えしたいと思います。

まず、
夢の研究はフロイトの「夢解釈」から始まり、
精神分析のみならず実験科学的にも、スピリチュアル的
にも行われていますが、

恐らく、大前程として夢が個人や集団などといった
くくりはあるにせよ「無意識に通じている」と

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絵を描くという事

絵を描くという事

「自分の中にある見たくもないものや
 知りたくもないものを、
 それも自分なのだと愛するために、
 絵は必要だと思う。
 言葉では歯が立たない時がある。」

”自分のすべてを否定しない”
と心に決めると、なんともまあ見事に腐った
自分が現れる事があります。

だけれど、それを笑って
「これも自分さ」
なんて言えるほど、私のプライドは低くない。

そんな時、
さてこのどうしようもない感覚。
「自分で

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恒星も使った占星術について

恒星も使った占星術について

きっぱり分けることはできませんけれど、
古典占星術で使う「太陽から土星まで」を、
個人のレベルで意識できる意識帯とすると、

天王星、海王星、冥王星のレベルは、
個人では受け止めきれない無意識のレベルで、
それを仮に「無意識帯」として。

恒星は、それを超えて
「私がする」ではなくて
「私がある」というレベルで
反応しているものとして
「関係性帯」と考えています

関係性という考えは、仏教的な縁起

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エニアグラムをひたすらやっていたら気が付いた事

エニアグラムをひたすらやっていたら気が付いた事

よく分からない自分自身から

色々なタイプの自分を見つけて

それをまとめて(統合して)

少しだけ「自分の普通」ってのが
分かった自分になる。

を、繰り返す。。。

イデオロギーとコスモロジー

イデオロギーとコスモロジー

イデオロギー
「自分の主張(自我)とされるイデオロギーは、
 ”意識される私”というラインと”無意識の私”というラインの
 二本で出来ている」

対して、コスモロジー
「この世のすべてを含み自分もそこに入れ込む
 ことによって作られるコスモロジーは
 フィボナッチ数列的である」

と表現しました。

この元になったのは、河合隼雄さんの「生と死の接点」で。

河合さんは本の中で
「イデオロギーは一般

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私がしっくりくるカバラの樹と身体

私がしっくりくるカバラの樹と身体

カバラの樹の構造って人の顔に見えたり、体に見えたりと
いろんな元型を持っていると思うのですが

先日、カバラの樹を正面から見て、
それを体に当てはめて考えている時に
ちょっとその構図が気になったんです。

同じように体に当てはめるものは色々ありますが、
私の場合はまず基準として「何かを放出する側の右手」に
ゲプラー(正義)を持ってきます。

そうすると、順当に考えて
右脳側に ビナー(理解)
左脳

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アイデンティティーの方向性

アイデンティティーの方向性

アイデンティティは、”個性”とか訳されて、
今では日本語でも普通に使える言葉ですが、

元々は、エリクソンさんが提唱した心理学用語にです。

なのですが、エリクソンさん自身も
「アイデンティティとは、なんなのかはっきりとは分からないんだよね」
と自ら言うほど、かなり曖昧というか、汎用性の高い用語です。

ですので、私のなかでもイマイチふわふわしていたのですが、

先日、改めて河合さんの著書「生と死

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無意識と意識の関係についての考察

無意識と意識の関係についての考察

以前も河合隼雄さんの著書から
ユングが言う集合的無意識と自我の関係などを図にしましたが、
(ちなみに、ここでは自我となっている身体は”ふいご”になっています)

今回は、立花隆さんの著書「臨死体験(下)」より
哲学者 C.D.ブロード
小説家 オルダス・ハックスレー
生物学者・精神医学者
ジョン・C・リリー
の考えを私なりにまとめたものです。

ここでは集合的無意識とユングの使う言葉で描きましたが

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夢を見る人と見ない人の違い

夢を見る人と見ない人の違い

『”夢を見る人”と”見ない人”の違いは
 ”外的世界”と”内的世界”のエネルギー
 の配分の結果だと思います。

 外的にエネルギーを充分に使っている人は、
 内的な夢を見るためのエネルギーが不足する。
 (その為に見ない)

 逆に
 内的な夢を見ることにエネルギーを使っている人は、
 外的に活動するエネルギーが少ない状況なのだと思います。』

よく「わたし夢を見ないんですけど」
という事を言わ

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