マガジンのカバー画像

雑文エッセイ日記コラムプロレス諸々

598
その名の通りです。
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

「一番自分を評価してくれた人」の思い出

「一番自分を評価してくれた人」の思い出

4年前。

いまの職場に来てしばらくは棚を任されず、雑誌の手伝いをしていました。正直「またか」です。最初に入った書店で長く雑誌担当を務めたせいか、以後の職場でも「じゃあやって」となるケースが多かったのです。

しかしある日、店長に「雑誌をやらせるつもりはないから」と告げられました。そしてビジネス書や専門書の棚を作るコツをイチから教えてくれたのです。時間をかけてじっくりと。

同僚の非正規に「ここは

もっとみる
「暗黙のルール」と「全力でクリーン」

「暗黙のルール」と「全力でクリーン」

かつての卓球界には「相手の面子を考慮し、故意にミスをして1点を与えるという暗黙のルール」が存在したとのこと。

見直す流れに変わったのはいいことです。遊び半分の侮辱目的であれば容認できないけど、真剣勝負における完封はリスペクトの証と感じるケースが大半だから。わざとミスする方が礼を損なう場合もあるから。

もうひとつ。競技の世界は何が起こるかわからない。

学生時代、卓球部に所属していました。

もっとみる
「レッスルユニバースの価格改定」と「子どもの頃のプロレス観戦事情」

「レッスルユニバースの価格改定」と「子どもの頃のプロレス観戦事情」

レッスルユニバース、値上げですか。

900円から1298円。「うっ」となりました。最低時給で働く非正規の書店員なので。

でもREAL ZERO1やみちのくプロレスの試合を見られるようになるのは嬉しい。なので私はこのまま利用を継続します。プロレスリング・ノアは元々好きな団体だし、DDTももっと堪能したい。男色ディーノ選手とか。フェロモンズがめっちゃ好きでした。

去年読んだ↓も素晴らしかったです

もっとみる
「書店員になって最初の休日に見た映画」の話

「書店員になって最初の休日に見た映画」の話

松田優作さんの主演映画は「蘇える金狼」と「野獣死すべし」だけDVDで見ています。書店の契約社員になって最初の休日でした。

営業マン時代は、休みが月に2日あればいい方。それが毎週2日休めるようになった。世間では当たり前のことなのになぜか戸惑ってしまい、何をしたいかわからない。

結局仕事に向かう時と変わらぬメンタルで目覚め、何かへ挑むように二作を続けて見ました。

内容が内容なので、気分がどんより

もっとみる
「2000年4月の思い出」&「すべての答えは○○」

「2000年4月の思い出」&「すべての答えは○○」

「もし負けたら○○○」

プロレスを長く見ているとしばしば目にする光景です。

リスクの程度や当事者の契約事情によって、実際に敗れるかどうかの確率が変わってくる印象を受けます。しかし侮るなかれ。人生と同様、リング上も一寸先は闇です。

思い出すのは2000年4月。新日本プロレス・東京ドーム大会のメインでおこなわれた「橋本真也 vs 小川直也」です。「橋本真也34歳小川直也に負けたら即引退スペシャル

もっとみる
改めて「謎だ」と思ったこと

改めて「謎だ」と思ったこと

久し振りに聴きたくなりました。

村上春樹さんがディスクジョッキーを務めるラジオ番組「村上RADIO」です。毎月の最終日曜に放送しています。

↑に載っている文字起こしを読んで「おっ」となりました。最後に春樹さんが興味深い発言をしているのです。

春樹さんは、同文学賞に関心がないことを公言しています。特になんらかの含みを持たせたわけではなく、翻訳家の柴田元幸さんをゲストに迎えていたから自然とそうい

もっとみる
「敗者髪切りマッチの大前提」と「31年前の記憶」

「敗者髪切りマッチの大前提」と「31年前の記憶」

敗者髪切りマッチ。

同期のライバルである辻陽太選手と上村優也選手。彼らの闘いは今後も続くと思われますが、ひとまず次の札幌で完全決着を迎えそうです。

髪切り戦をやるのであれば、両者に「髪を失いたくない!」という思いを発信してほしい。大前提です。なぜなら一時的に丸坊主を余儀なくされても、彼らの年齢であればいずれ元に戻るから。マスクマン同士が闘い、敗れた方が素顔になる「マスカラ・コントラ・マスカラ」

もっとみる
「26歳の海野翔太」と「24歳のオカダ・カズチカ」

「26歳の海野翔太」と「24歳のオカダ・カズチカ」

先月末にオカダ・カズチカ選手が退団した新日本プロレス。

26歳の海野翔太選手が、次のエース候補と目されています。オカダ選手の新日本所属ラストマッチ(2月の3大会にはフリーとして参戦)が組まれた1月24日の後楽園で、彼はメインを任されました。

相手はヒールターンした元盟友の成田蓮選手。ラフな展開は予想通り。ただ海野選手が自ら机を持ち出し、その上へ成田選手をパワーボムで叩きつけたのは「?」でした。

もっとみる