2021年9月の記事一覧
第95回:上手くいかないこともある世の中だけど
こんにちは、あみのです。
今回の本は、汐見夏衛さんのライト文芸作品『海に願いを風に祈りをそして君に誓いを』(スターツ出版文庫)です。noteにて汐見さんの作品の感想を書くのは4冊目です。
本当は先日感想を投稿した『だから私は、明日のきみを描く』と同シリーズの作品を読もうとしていたのですが、本屋で今作のカバーを目にして未読の作品であったことに気付き、手にしてみました。
海が印象的な街を舞台に描か
第94回:一生分の宝物が生まれる瞬間を目撃しませんか
こんにちは、あみのです。
今回の本は天祢涼さんの『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』(星海社FICTIONS)という作品です。
天祢さんの作品はこれまでにも何冊か読んだことがあるのですが、可愛い女の子が活躍するライトミステリーから現代社会の深刻な問題を描いた物語まで、作品ごとでそれぞれ違った色を見せてくれるところが魅力的な作家さんだと思います。
今作は主人公の「初恋」と「成長」から複数の謎が
第93回:私の「ひみつ文庫」5冊目(ラスト)
こんにちは、あみのです。今回も「ひみつ文庫」企画参加です。早いもので5冊目になりました。14日が最終日とのことなので、これがラストです。
企画はこちら↓
4冊目までは何度も読んでいるお気に入りの作品を中心に選んでみましたが、今回は先日読了したばかりの1冊を「ひみつ文庫」にて取り上げてみたいと思います。
感想めいたキーワードはこんな感じです
・刺激的な読書体験ができる1冊
・登場人物たちの
第91回:生きていれば必ずいいことがあるよ
こんにちは、あみのです。
今回の本は、飴月さんのライトノベル作品『君のせいで今日も死ねない。』(ファンタジア文庫)です。この作品はタイトル買いでした。
みんなが憧れる美少女はなぜ自殺しようとしていたのか?不穏な雰囲気で始まるこの物語。でも読み進めていくとまさに「青春」を感じる爽やかな風景が次々と見えてきます。ヒロインが「生きることの楽しさ」と「恋」を知る過程はまるでサイダーのよう。
またこの物
第90回:恋愛も友情も壊したくない!
こんにちは、青春小説大好きなあみのです。
今回の本は、汐見夏衛さんのライト文芸作品『だから私は、明日のきみを描く』(スターツ出版文庫)です。noteにて汐見さんの作品の感想文を書くのは3冊目です。
今作は、汐見さんの既刊『夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く』(以下、夜君)と同一の世界観で物語が展開します。
夜君とは違う主人公の話なので今作だけでも充分に楽しめますが、夜君で活躍したキャラクタ