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過去にいた、私

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不登校だったとき、10代でなにを感じていたのか 集めました
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カフェで泣いた日

カフェで泣いた日

5年以上前のこと
小学生からの心友ちゃんとカフェでランチをしたときの話です
久しぶり~、と楽しく話して美味しいランチを食べて
恋バナの話になりました

誰か結婚したとか、誰は同棲中だとか、
ふと心友ちゃんに「結婚はしないの?」と聞きました
左手の薬指に指輪がなくて彼氏いないのかな?と思って
すると返事は幸せそうな顔をして「実はするんだ♪」でした

この言葉で心がグラグラ揺れて、頭はパンクしそうに

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健康に元気になるものだから

健康に元気になるものだから

今回は過去の摂食障害についてお話ししていきます

摂食障害になったのは15歳です

鬱で食欲がなくなり、食事をしていないため体重は減っていきます
その減った体重を確認すると嬉しくて、そしてどこか面白かった
鏡を見て全身が細くなっていけば、モデルみたいになれるかも!
そんなことを思いながら毎日鏡を見て体重計にも頻繁に乗ってました

体重が減っていくことが楽しい
水をコップ一杯でも飲んだら体重をチェッ

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人生の時計

人生の時計

「みんな大人になるのに!
なんで私だけあの箱から出られないの!
なんで時計が止まっているの!!
なんで!なんで!なんで!!」

父と母の前で狂ったように叫んでいた言葉、それが「あの箱」そして「時計が止まっている」でした

「あの箱」とは中2の教室のことです。教室と言わずに箱、と呼んでいました。生徒は箱に入れられるオモチャとも思っていました

そして「時計が止まっている」中学を卒業して、高校に進学し

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歩きたいレール、のばしたいレール

歩きたいレール、のばしたいレール

今だから思うのは私は学校とか集団に属することがなによりも嫌い、苦手であり、もっと言えば私の人生で必要ないものが学校だったのかもしれないです

学校では教科書にはないことも学びます
それこそ人間関係は必須でしょう
学校で孤立して過ごし続けるのは容易ではありません
なにかとグループを作る場面はあるし、女子は特に集団を好みますから友達がいないと息苦しくもなります
独りを貫き通しグループにいても「私は独り

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一番星と私

一番星と私

夜色に染まる前、キラリと輝いた一番星
なぜ1人で、独りきりであの星は輝くのでしょうか?

周りには同じ星がいるはずなのに、
時を待ちその仲間と共に輝いたのなら独りきりではなくなるのに…

**

14歳だった私は冬空に煌めく星を見上げてこんなことを考えていました

多くはなかったけれど私にも友達はいました
同じ教室で、お喋りして、笑って、バカなことも言っていた
楽しかったですね、きっと、きっと楽し

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【小説】あたしが生きるためには、

音のない部屋

オレンジ色のカーテンを開けて太陽と青空を見上げたのは、もうだいぶ昔のように思える

いつの間にかあたしの世界はこの狭くて、明かりのない部屋だけ
この世界はひどく平和
外は、、、この部屋から一歩出たら、、、

煩い!やめて!

頭を振って余計な考えを追い出す
そしてノートを広げてペンを走らせた

書くのは言葉じゃない
この熱くて、ぐちゃぐちゃとした“感情”

ノートにまき散らさないと

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叱られたことも感謝してる

叱られたことも感謝してる

今まで私のことを優しく守ってくれた話が多かったので
今回は初めて母から声を上げて叱られた話を

**

中2の3学期から保健室登校を始めた私の味方は、話をじっくり聞いてくれて涙を流しても泣き止むまで優しく正面に座ってくれた保健の先生でした
「先生」というものへ信用も信頼もなくした私でしたが、保健の先生だけは味方
ですが中3のときに他校へ異動されました…この時は泣いたし落ち込んだし大変でした

そし

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