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#私

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真面目系クズの一生オルタナの人です
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#詩

東京テレポーテーション

東京テレポーテーション

アーバンナイトの亡霊は
春の夜に立ち消え
黒いカモメが誘う空白の港は
置き忘れた感傷の倉庫

観覧車の下で凍えそうな2人は
500円の水買って
急ぎ足で今日の居場所を探した
隣の人が優しかった
ただそれだけのことで
イマ この瞬間 思い出になる

引っ張り出した円盤
憂鬱が映る25時
忘れてゆく 生きてゆけると思えた日を
あの日 魔法にかけられた

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Romance at the Lobby Room

蛍光色が朽ちて 路面 潰れていた
歩くスピードは 荷馬車のよう
君は白んだ目で 季節を蹴飛ばす
軽音、この春霞を切り裂けるか

黒猫が火傷の跡を舐める
あと一言が足りなくて
ペン先の渇きに怯えている
朝に消したい思い出は いつまでも
夜に残っては 燃え上がった

君と私の夜間飛行
月影もさやかに 夜のしじまへ
失われた130dBの喧騒
その500円で 今の君は何を買うの

夏の前触れ 肌と髪

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忘却の槍

アクリル絵の具を落とした瞳
不透明でカラフルな未来へ
世界が退屈してしまう前に
置き忘れた傘を開けば 桜の花弁が舞い落ちた

フラワーペーパーで束ねた春を
一枚一枚剥がしては 咲かせていた
「このエナメル靴に 魔法がかかりますように
お願い あと少しだけ 私に自信をください」

貴方の横顔を見る日には
きっと 季節外れの街頭の広告が笑いを誘う
ホロスコープが移ろって陰る
再生の夜に 銀テ

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雑踏とビジョン

用済みのカプセルが散乱 欲しがりは底無しで
開けても開けても 昔見た夢に踊らされていた
都市の憂鬱は 灰色の鳩と煙草の吸い殻
ビル壁面の大型ビジョン 黒いスーツで眺めた

追いかけていたこと 辞めてしまった
この先何があるか分からないって言った
あいつの言葉が 結果論で赤丸 付けられていく
悔しさの裏で安心して 今を肯定出来てしまった
私は 大人になってしまったようだ

あの曲が新譜だ

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勿忘草の首が折れる

あの子に話を聞いてもらいたい って思ってたら
欲しかった言葉が 投稿されていた 金曜22時
それだけで 満足してしまったんです
随分と あの子との距離が 濁り出して 春

即興劇の優しさで 満たされたかった 水曜17時
文脈知ってる あの子にしか 解けない 私の問題
流れていくタイムラインに 思考は低速化して 夜
いつか遊ぼう 何度目かの 独り言

会えないんじゃなくて 会わなくてもよく

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蜉蝣は水底で

ぶっ壊れた翌日だって 一人で起きられるように
君の好きなパンを買って 眠るんだ
君が触れたものは 何だって偽薬になるから
私を強くして あと一日しか 生きられないかも

この目覚ましかけたら
明日目が開く おまじない
信じれば 嘘だって 真実だって 何だって十字架
白い嘘 捕まえたまま 手が離せない

群像劇のカメラ裏で 泣いた日のナイフ
遮断機の処刑台に 引っ張られていく 妄

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サザンカの女学生

あなたが居なくなって 現実が押し寄せて
言いたかったこと 伝えられずに 安息日 見送る
時間が足りなくて 舌の上 転がす言葉は苦い飴
全部私のせいだから あなたはそのままでいい

一人ぼっちの1Kは スローモーション
メトロノーム一個で 合わせる 私と私
演技でもない 本音でもない
夕曇りの涙は何処から
流れ出した感傷 止め処なく 明日を濡らす

忘れたい 寂しい あなたと居ると 弱

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愛見てトゥインクル

ねぇ この花を一番綺麗に切り刻めるのは誰
倒れた花瓶を迷惑そうに 人差し指で弾く
誰かの落とした仮面は 哀しい笑顔のまま
観客に媚びた台本 予定調和の私の話

あのパティスリーの店員にだって
7日目には 私と同じ茶番が出来る
代わりの居ない人が 代わりの居る仕事をして
代わりの居る人間になって 17時の鐘

シンデレラ 灰を被った娘の気分で
外に飛び出して 黒い馬車 捕まえる

割り切

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ステラ、弾ける

私の真っ黒なおとぎ話に
銀色の絵の具で 星を描いてみせた君
世界は壊れて 君の手で創り変えられる
創造主は 蜂鳥に微笑んで 弾き語った

無機質な波止場で振り返る
絡まった透明な糸で弾く五線譜
六月の幻に立ち止まって
息をするのを忘れるほどに 二人 遊泳

カラスがティアラと王冠をくわえて 待ちぼうけ
ジェットブラックの瞳は 預言者のように雄弁で

差し出した手には 何も無い
私 こ

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波色グレー

理解出来ないものが幸せに見える街
贈る相手ありきの幸せの押し売り
二人連れには優しかった店員が
愛想を尽かして片手で小銭を渡す
この街、この空気、すり減るICカード
私の居場所はどこですか

いっそ思いっ切り冷たくてほしい
誰もが自分のことしか考えてない
冷め切った空間に連れてって
皆は持ってるのに 私には貰えない
キラキラしたものに目が眩んで
一人分の酸素さえ 奪われてゆく

叩かれ

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レプリカの幽愁

私は君が思うほど 夢想家じゃなかった
本当は誰なの 私も 君も
イメージの中 満たされて
シナリオ通りに進むから 演劇は演劇なの
役者になれたら 私は一生
可愛い女の子の役がいい

君に伝えづらいことをセリフにして
大袈裟に 泣いてみせたよ 馬鹿みたいにさ
「最初から そうすれば 君の気が済むまで」
見透かして 笑った 黒髪
私の羊の皮を剥ぎ取った君も 狼なのでしょう

全部 全部 誰か

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或る鳴音

私の頭の中を真っ白なノイズで満たして
あなたの絶望は私の希望
一生救われない神様 赤い糸で出力する130dB
一人っきりの無音室で 耳鳴り

孤独な振りしてたら 本当に一人になって
500円の水飲んで 音で酔う
27歳で私は死ぬ だって私は天才だから
引き金に指をかけた瞬間
ユニコーンに乗った死神が 私を迎えに来る

乱反射 白い肌 青い照明に透けて綺麗
このまま 不安のまま 生きていくなん

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