或る鳴音

私の頭の中を真っ白なノイズで満たして
あなたの絶望は私の希望
一生救われない神様 赤い糸で出力する130dB
一人っきりの無音室で 耳鳴り

孤独な振りしてたら 本当に一人になって
500円の水飲んで 音で酔う
27歳で私は死ぬ だって私は天才だから
引き金に指をかけた瞬間
ユニコーンに乗った死神が 私を迎えに来る

乱反射 白い肌 青い照明に透けて綺麗
このまま 不安のまま 生きていくなんて
14歳で流行る 一過性の病
治らないまま 泣きながら 大人になりました

羊の皮を被った優しい狼は
群れになったら 孤独になるだけ
牧羊犬はいつだって 君を見ていない

地下室の雑踏へ残響

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