そあ

ー独りよがりな言葉が 誰かの過去と未来に刺さりますように。 美/悲/儚/黒 2021…

そあ

ー独りよがりな言葉が 誰かの過去と未来に刺さりますように。 美/悲/儚/黒 2021年は言葉×デザインをテーマに🥀 サムネ自作。デザイン勉強中。 スキ&フォローお待ちしてます🖤🦢\ミテネ/ 金曜夜21時頃に投稿🌙.*·̩͙

マガジン

  • #病み垢

    きみのところに とびおりたい 🐰🔪💊🍸🍾

  • #あたし

    遅刻死✈︎ 強く生きる🎠🧸🎀💔

  • #空回る

    普通になれなかった、

  • #僕

    kimi koi

  • #吐露

    君と僕のイノセンス

最近の記事

雨宵チェックメイト

恋人にも他人にも  家族にもなれない君と私は  死んだ蝶の群れの中で今日も  一夜のマスカレイドを繰り返す  排気ガスを吸い込んで育った  都会の紫陽花は  見せかけの 青 白 紫 全部嘘だらけ  何も知らぬ顔で 綺麗なふりをして  透き通った雨を 涙の代わりにしていた  いつまで青いままでいられるの?  明日には もう腐って 散っていく六月のアオ  いつまで無垢でいられるの?  いつか答えを知って  一人ずつ はらり 死んでゆく  花開かないで  君は秘密を隠し通せな

    • 獏と白馬

      もしもし  貴方は私の夢に立ち入ったのでしょう  私 どんな顔をしていたのかしら  青い鳥を追って高い塔から  飛び降りるところだったのに  貴方のせいでこの鳥籠は今日も空っぽのまま  もしもし  貴方は私を鏡の裏から見ているようね  私 どうして目覚めてしまったの  青い薔薇のお風呂に入って  邪魔な感情を捨ててしまえば  あの人に抱かれて眠る人形になれたのに  もしもし  貴方は私の悪い夢を食べていると聞いたわ  私 どうかしているのかしら  青ざめた顔で苦しそうに息

      • 薄紅花葛/usubeni hana kazura

        夢なんて重くならないうちに  綿毛みたいに飛んでしまえばいいのにさ  いつまでも涙を吸い込んで ぐずって  情けなくって 散っていけないのよ  交差点 うつむいて下がる前髪  白い軽トラックのライトがスローモーション  イエローグリーンの光に 僕の亡霊だけ轢かせておいたんです  あの扉を開けたらあの子がいて  だらしなく口の端を上げて おかえりって言うんだ  薔薇の棘でトびたいっていう君は  蜂の針で打たれるのがお似合いなんだ  「普通じゃないフリしないでよ」 僕の最低

        • アンチテーゼ・シンデレラ

          貴女はいつも私を子供にして  捨てたアルバムを取り出してめくろうとする  私は弱くて何も言えない  喉に突っ込まれた劇薬の瓶  飲み下して息継ぎをした  操り人形からハサミを遠ざけた  狡猾で愛想の良い女  嫌いな言葉は「自立」?  不機嫌な人間の顔をした鏡が  今日も貴女に笑いかけているわ  ベビーブルーの月明りで見たのは  寝台に広がる 赤、赤、赤  ねえ 私の身体 いま 透けているのかしら  かわいくなくてごめんなさい  私 王子様と結ばれないわ  『コスメ・コズ

        雨宵チェックメイト

        マガジン

        • #病み垢
          17本
        • #あたし
          21本
        • #空回る
          23本
        • #僕
          18本
        • #吐露
          30本
        • #私
          12本

        記事

          紋赤蝶

          狂い咲いた花に制裁を与えて 死神様ごっこの記憶 薔薇の花首に触れたら 完璧な終わりが欲しくなるの 雪原は過ちと迷いを記憶する 遊ぶ獣は跡を濁してしまった 後ろめたいほど白いシーツは 孤独が流した涙を拭えない 花冠と砂上の矜持 夜を引き伸ばして痛めつける虚夢 手を伸ばして触れたピアスは鏡の向こう 現実の裏で捨てた少女が 一人ぼっちで泣いている 首に舞う蝶の鱗粉 重ね塗りして忘れたいだけ 隠せるものはずっと消せない

          紋赤蝶

          花と針

          アオハルの破片は心の粘膜 透過して音もなく刺さるんだ 刺激と暴力を履き違えて 僕を一人にしないでよ カラフルな喜びが花開く季節は 僕の心象モノクローム際立つ季節 拒絶と喪失が隣り合わせの空間で 青ざめた桜が開花する 誰か前線を止めて 描けない未来 進めない足 誰か冷戦を止めて 透明なピラミッドから転げ落ちる 窓から見える春霞の並木 校内お花畑 立ち尽くす僕は黒い影 笑い声は聞きたくないよ この胸元の花と針だ

          花と針

          White Un Birthday

          綺麗な水から生まれた君の かくれんぼに付き合って 遊んでいたら 春 夕暮れ 陽に透けた嘘も 伸びた影に隠れた本音も また明日 手の鳴る方で 会えるかな 不確かだから 触れて欲しかった 君の体温で 僕の言葉は色が変わるの 何もかもを飲み込む優しさで 埋もれた世界に生まれ落ちた君は 産声を持っていない 閉じ込めてしまう 冬の香りと白くなった言葉 一番星が瞬く時間 今 左手がこんなにも冷たい #

          White Un Birthday

          黒くて甘い

          黒くて甘い感情が 心蝕んで 隅々這い回る 裏垢同士 監視 青い鳥警察 まともな幸せ感じたこと 一度もないよ 昼間の時計が砕けていく音がする 「こんなことどうしてするの」 メンタル回復のアイテムは 聖水より9%のモルヒネ 「こんなことやめちゃえばいいのに」 いなくなる人に花束贈るときだけ 友好的な黒スーツの王様 「自腹切れないくせに偉そうだよ」って 姫毛の女が言う 集金願いの通知で白ける さよならの感傷 闘

          黒くて甘い

          東京テレポーテーション

          アーバンナイトの亡霊は 春の夜に立ち消え 黒いカモメが誘う空白の港は 置き忘れた感傷の倉庫 観覧車の下で凍えそうな2人は 500円の水買って 急ぎ足で今日の居場所を探した 隣の人が優しかった ただそれだけのことで イマ この瞬間 思い出になる 引っ張り出した円盤 憂鬱が映る25時 忘れてゆく 生きてゆけると思えた日を あの日 魔法にかけられた子供たちは 何度でも見られる夢を欲しがった ムーンライトの透明な

          東京テレポーテーション

          +2

          影_ING

          +2

          凍狼星 / Lupus

          黒い月が染み出す夜に  青い鳥を探す狼は誰  飼い殺しの時限爆弾の中身は  滑稽な道化師であればいいのに  手を合わせたら 虚夢に溶けてほら  音もなく魂まで融解する  懺悔なんて 大そうなものじゃない  見よう見まねで 傲慢に祈るだけ  ステンドグラスで照らされた眼窩は  白昼 君の目元の鮮やかさに似て  赦されたみたいな清々しい顔で  ヒトの目を欺く  「嫌いになったでしょう」  不釣合な均衡を正す月は無い  「君には僕が何に見える?」  望んだ答えをくれる人は無い

          凍狼星 / Lupus

          +2

          量産型アンニュイ♀

          量産型アンニュイ♀

          +2
          +2

          冷笑を売る

          冷笑を売る

          +2

          ピオニーとマーメイド

          花束を買って歩く道すがら  恋人の裏切りに出会うような日  ミュージックビデオを馬鹿にした季節は  ありふれたフィクションへ 落下してゆく  汚れた鏡に 自惚れた自我が歪んだ  何度目かの感傷は  モノクロノイズに蹴散らされる  暗闇は泡 行方知らずは言葉  君は 僕に 必要な 傷跡  いつかの涙で この花を飾ろう  きっと 時間に染まってゆくだけ  朽ちてゆくまで 見届けたなら  きっと 虚ろに 狂ってしまう  盲目とアイロニー  僕好みの壊れ方をしている 冬の虹彩 

          ピオニーとマーメイド

          +2

          拡張する過去

          拡張する過去

          +2

          暗室ト花向ケ

          白百合を口に詰められて  窒息する夢を見よう  僕に触れないで 綺麗にしてみせてよ  もう 何も汚したくないから  待ち構える太陽には とびきりの作り笑いを  大好きな音楽を 消える感傷にしないで  君が僕を忘れる前に  僕が僕を忘れる算段で  排煙ファンの隣で息をする  瞳は 何度目かの雑踏を捉えた  三日月の破片を水槽に沈めて  逃げる魚の残映が  何もない部屋の壁に  仄暗く 陰って 踊る  #詩 #現代詩 #自由詩 #散文詩 #創作 #ポエム #耽美 #文章

          暗室ト花向ケ