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東京テレポーテーション

アーバンナイトの亡霊は
春の夜に立ち消え
黒いカモメが誘う空白の港は
置き忘れた感傷の倉庫

観覧車の下で凍えそうな2人は
500円の水買って
急ぎ足で今日の居場所を探した
隣の人が優しかった
ただそれだけのことで
イマ この瞬間 思い出になる

引っ張り出した円盤
憂鬱が映る25時
忘れてゆく 生きてゆけると思えた日を
あの日 魔法にかけられた子供たちは
何度でも見られる夢を欲しがった

ムーンライトの透明な
光の夜にダイブして
荒い吐息が語る 独白の言葉は
閉じ込めてきた感情の発露

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