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海外で初めて、TEDx(環境)に行ってみた!【レポート・後編】

海外で初めて、TEDx(環境)に行ってみた!【レポート・後編】

先日参加したTEDxUtrecht(環境)のイベントを2回にわたってお届けするシリーズ。

この記事では後編のレポートをお伝えする。

前編では、オランダ発、環境問題を打破する最先端の概念、活動や技術を紹介した。

後半では、「私たちが実際にどう行動を起こせばよいのか」を提示してくれたTED TALKを紹介する。

1. ソフトエンジニアを辞めてアフリカを救う

環境問題に取り組むために会社を辞め

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海外で初めて、TEDx(環境)に行ってみた!【レポート・前編】

海外で初めて、TEDx(環境)に行ってみた!【レポート・前編】

5歳のオランダ人の女の子が、
将来の夢を聞かれてこう答えたという。

"I wanna be a grandma." おばあちゃんになりたい。

私ははじめ、その回答の意図が何なのか分からなかった。
聞いていくうちに、少しづつ意図が掴めてきた。

オランダでは、おばあちゃんになるのが夢、つまり、温暖化により 50年後自分はいないかもしれない、と危機感を感じる子供が増えてきているということだった。

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謝らない西洋人、謝り過ぎる日本人

謝らない西洋人、謝り過ぎる日本人

オランダに来て「謝られる」ことが減った。
こちらが日本での感覚で謝ると、いぶかしがられる。
だから、なるべく謝り過ぎないように意識している。

以前、娘の先生がコロナに感染し、休校になった。
その時の連絡文はとても簡潔だった。

「先生の陽性が発覚し、水曜までは休校が決定しました。再開するかはまた連絡します。」

うーん。日本人の感覚では、「保護者の皆様にご迷惑をおかけし、申し訳ありません。」の一

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🇳🇱ロックダウンの実情〜密・マスクなし・大規模パーティー〜

🇳🇱ロックダウンの実情〜密・マスクなし・大規模パーティー〜

オランダに住んで1年になるが、この国の「奔放さ」には驚きの連発だ。
過去に欧州3カ国住んだことがあるが、欧州一、いや、先進国で最も奔放な国ではないかと、確信めいてきた。

コロナ禍では、その傾向が顕著に出た。

2021年12月いち早くオミクロンの聖地となったオランダは、1月中旬までハードロックダウンが決定した。久しぶりのロックダウン。それもクリスマス・年末年始とイベント目白押しの時期に。しかし、

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サンタクロースでなくシンタクラース?オランダ🇳🇱のクリスマスまとめ

サンタクロースでなくシンタクラース?オランダ🇳🇱のクリスマスまとめ

※ この投稿は「ひぐち @ デンマークで仕事中🇩🇰」さんのアドベントカレンダー企画の「Let's シェア! 外国のクリスマス🎄」に参加(便乗)しています。

Ho Ho Ho!
今日は、オランダ🇳🇱から、クリスマス🎄🎅をお届けします。

今回の記事に向けて年配〜大学生までのオランダ人に話を聞き、オランダ語and英語で検索をしました。日本語ではどこにも書かれていない情報も盛り込んだつ

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【なぜに迫る】大麻を合法にするオランダ人のマインド

【なぜに迫る】大麻を合法にするオランダ人のマインド

「オランダって大麻が合法で危ない国(ヘロヘロの人が街に溢れてる)のイメージなんだけど実際どうなの?」

日本の友人と電話をしているときに、聞かれたことです。子育て中の我が家は郊外に住んでおり、一度も、危なそうな人に出会ったことがありません。もしくは私が外国人で無知が故に、ただ気づいていなかっただけなのかもしれない...。

と思い直したところで、そもそも「オランダはなぜドラッグを容認しているのか」

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低い国オランダ、海を制した2000年の歴史

低い国オランダ、海を制した2000年の歴史

オランダの海との戦いは、2000年の歴史がある。

国土の27%が水面下にあると言われ、何度も大規模洪水から立ち直ってきた。いわば、常に、国が沈む危機に瀕している。

最近では、世界中で温暖化による海面上昇が騒がれるようになった。オランダは地球の自転と重力の関係で、北海からの海面上昇の影響をもろに受ける。(国によって差あり)

そこでオランダ人の、海を制してきた戦術(歴史)について紐解いてみたい。

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