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🇳🇱ロックダウンの実情〜密・マスクなし・大規模パーティー〜

オランダに住んで1年になるが、この国の「奔放さ」には驚きの連発だ。
過去に欧州3カ国住んだことがあるが、欧州一、いや、先進国で最も奔放な国ではないかと、確信めいてきた

コロナ禍では、その傾向が顕著に出た。

2021年12月いち早くオミクロンの聖地となったオランダは、1月中旬までハードロックダウンが決定した。久しぶりのロックダウン。それもクリスマス・年末年始とイベント目白押しの時期に。しかし、オランダ人には何処吹く風だった

なんとハードロックダウン中に、新規感染者数は、過去最高の一日3万人を記録日本の人口にすれば一日39万人ということになる)。どこまで記録更新するつもりなのか。

12月上旬にロックダウン開始。一時、下降したが、元旦を期に急上昇した。

元旦は、深夜0時から、家庭での特大打ち上げ花火や野外パーティーのオンパレード。新年の器物損壊額は13億円以上にも上り、700人以上が花火で負傷したそうだ。

さらに、極秘の大規模パーティーが行われ400人が参加した。警察が到着した頃には開催者は逃亡・身元不明。大勢の参加者は、罰せられることもなく爽やかに解散した。

室内バーで飲み食べしている人もいれば、テラス席が満席のお店も一部ある。

全て、ハードロックダウン中では罰金案件。カオスの一言につきる。

もはや当たり前の光景になってしまったが、道端では誰もがマスクをしていない。推奨されているソーシャルディスタンスも死語。街を歩いていると、コロナはもう終わってしまったかのような錯覚に陥ってしまう。

残念ながら、この国の「推奨事項」は誰も守らないものらしい。世間で言う「自粛・ロックダウン疲れ」は、オランダでは「ロックダウン忘れ」と言うのが正しいのではないか。。

これがオランダのハードロックダウンの実態。
もっと知りたいことがあれば、ぜひコメント欄へ。

コロナへの姿勢は置いておいて、こんなオランダでも(!?)学ぶべき良い点もあると思っている。

過去記事にも書いたように、保守的にならない先進的な国だ。政策にしろなんにしろ「とりあえず実践して間違えていたら修正すれば良い」というフットワークの軽さに、人々も明るく、裏表がない

もしオランダ人に興味を持った方がいれば是非、↑の記事も読んでもらえると嬉しい。

ではまた!

参考:
https://nltimes.nl/2022/01/04/new-years-damage-estimate-placed-10-million-euros
https://nltimes.nl/2022/01/09/police-end-party-400-guests-haarlem

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