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魔織
2023年11月15日 16:21
今 ぎゅっと 強く 固く瞼を閉じたまま無作為に 放物線を描けたとしてもきっと わたしはあなたとの記憶を手繰り寄せに戻るのでしょう誰よりも愛し 丁寧に抱き頑なに秘め続けこの身体を捧げてまで全身全霊であなたと堕ちていったあの黒々とした日々何よりも消したいのに何よりも愛おしいそんな矛盾だらけで不条理な深黒の世界わたしが生きた証そのものどうせ 消せやしない消し
2023年11月12日 11:03
生々しい過去の地獄絵図が未だ 脳裏では色鮮やかに私を嘲笑うかのように息をする なぞって 潰して 壊して泣けなくもなった 強さは自分をまた孤独にした人は都合よく 誰かを求め傍に置き 背中をさすられる事見守られる事 優しくされる事で安堵感を覚えるだけど また 自分の都合でひとりになりたいと 願うとても わがままな生き物だからと言って誰かに都合よく
2023年11月22日 10:40
ずっと 堪えてた本当は おかしくなって壊れてしまいそうなのに大丈夫って自分に言い聞かせ気丈に振る舞ってあの日 知らない11桁の数字『間違えた』それが あなたの最後の声間違えるはずなんてないのに番号なんて 知らずに済んだのにまた 床に伏せて少しの間 動けなかったでも 何故か 少しだけ期待してる私がいた それも事実こんにちは。実話で
2020年5月30日 23:39
背中を押すもう一人の私が赤い花束と目的地の書いてない地図をひとつくれました「泣いてばかりじゃ駄目よ 救いようもなくなるわ」行き場所を探して宛もなく迷い込んだ街捨て猫になんてならない様に赤い花抱いてたわたしはここにいるよ一人きりじゃ凍えそうよ誰か温めて凍り付く前に早く人を信じ何度も裏切られ信じる事辞めちゃえば楽かもと一人歩き出した知らない街に