3ピースRyo

本当に心がやりたいと言ってることはなんだろうか?そうして、朝早く起きて太陽を浴びながら…

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本当に心がやりたいと言ってることはなんだろうか?そうして、朝早く起きて太陽を浴びながら散歩することにした。ふと書きたい衝動を見つけたので、手当たり次第、エッセイ、小説、イラスト、心のままに書きたい衝動を出力中。

マガジン

  • キャラクターファイル

    短編小説に登場するキャラクターを紹介。

  • エッセイまとめ「僕は嫌だ」

    子どもの頃は、心のままにやりたいことをやっていた。大人になって気がついたら、やらなければいけないことばかりをやっている。「大人になれ」とは、「嫌だ」と言わないことだと思っていた。でも、子どもたちには「僕は嫌だ」と言えるように育ってもらうには、僕がまず嫌だという生き方をする必要があった。それは、やりたいことをやる生き方だ。

  • 短編小説

    各1話を数分で読める、全3話の短編小説。「情動の月」は著者がはじめて書いた作品で、著者の人生観とリンクしている。

  • 1分読み切り短編小説

    1分で読める1話完結の読み切り短編小説集。素早い展開、あっと驚く結末、読み返したくなる読後感。描写を極限まで削り、あっという間に結末へと導く。1分で映画のような世界観を味わってほしい。

記事一覧

なんでもない。

かつて私は大切なものを ある男に譲ってしまった。 その時はわからなかったが、
後になって、 それは私にとってかけがえのない 大切なものだったと気がついた。 
その大…

3ピースRyo
8か月前
2

未知なる生命体

ある星に、 おどろくべき進化をとげた 優れた生命体Aがいた。 その生命体Aは、 進化の過程で 必要な器官を残し、 不必要な器官を退化させた。 Aは、 科学を進歩させ、星…

3ピースRyo
3年前

情報管理局末端組織アーダコーダー

【あぁだこうだ、言う奴】 中学生の頃、 柔道部に入った。 体が小さくて、 体重は40kgくらいしかなかった。 親は、 「体が小さいから、 柔道部なんかじゃなくてもいい…

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3年前

時間拘束人ジット・シテロー

命の時間を誰かに 拘束されていると感じたら怖くない? もちろん、 そう思わないこともできる。 自分の人生に 主体的でいられたら それは、拘束されてるわけではなく、 …

3ピースRyo
3年前

王家の血をひくもの

3ピースは王家の王冠を象徴している。 滅亡した王国、 王家の血をひく男。 3ピースのりょうくん。 胸にさした薔薇に似た花は、王国のみに咲いた花。 花言葉は、「よそ…

3ピースRyo
3年前

今日パパが家出した。③(全3話)

最終話 それは、 「愛する」とは どういうことかという 課題だったんだと思う。 僕はいつも間違う。 しかし、 僕は離婚届を書いた。 「今日パパが家出した…

3ピースRyo
3年前
2

今日パパが家出した。②(全3話)

全てのパーツが繋がる だけど、 僕はある日家出をした。 これは、 愛はそこにある、 という勘違いだったんだ。 「今日パパが家出した。」 第2話 …

3ピースRyo
3年前
1

両手に女子。ひとりぼっちの始発電車③(全3話)

かっこ悪く、切ない記憶 青く不器用だった記憶 だけど、それすら今は美しい。 「両手に女子。 ひとりぼっちの始発電車」 第2話はこちら 第3話  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄…

3ピースRyo
3年前

両手に女子。ひとりぼっちの始発電車②(全3話)

かっこ悪く、切ない記憶 青く不器用だった記憶 だけど、それすら今は美しい。 「両手に女子。 ひとりぼっちの始発電車」 (第1話はこちら) 第2話  ̄ ̄ ̄ ̄…

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3年前
2

短編小説「情動の月」③最終話

第3話(最終話) (第2話はこちら)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 君は、 自分を認識する 名前を持たない。 君は、 自分の感情を表現する 言葉を持たない。 君は、 家族もい…

3ピースRyo
3年前
1

短編小説「情動の月」②(全3話)

第2話 (第1話はこちら)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 君は死んだ。 君との友情は、 儚く残酷なものだったが、 今になって、 案外そうでもない気がしている。 君は、確か…

3ピースRyo
3年前
3

会社を辞めた、そして起業した③(全3話)

生み出し、そして手放した 「会社を辞めた、そして起業した」 エピソード③ (エピソード①はこちら) この話は、 サクセスストーリーではない。 だけど、 僕にとって …

3ピースRyo
3年前
1

会社を辞めた、そして起業した②(全3話)

僕は臆病になってしまっていた。 (エピソード①はこちら) ​ 僕の投稿は、 役立つ情報もノウハウもない。 教えることもない。 教えられることもない。 ただ、 感じ…

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3年前
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1分読み切り短編小説「ドローンからの伝言」

「マカニ」は、 自分の最後を知らせる 赤いランプを点滅し続けた。 「マカニ、、、、。」 マユミは、 マカニを胸にその最後を 見守っていた。 マカニは、 AI搭載のドロ…

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3年前
2

1分読み切り短編小説「天と地と人」

妖艶な美しさを持ったその女は、 天術の使い手。 名前をレイという。 天術とは天を操る術をもつ。 その美貌を気に入った 西の王はレイを召し抱え、 偶然、天を意のまま…

3ピースRyo
3年前

1分読み切り短編小説「未完成のアート」

そいつは胡散臭い奴だった。 名前は「画伯」だと。 女がそこにやってきたのは、 もう何もかも嫌になったからだ。 そんな時、 このBarを知った。 「Art Bar Gahaku」 ア…

3ピースRyo
3年前
5
なんでもない。

なんでもない。

かつて私は大切なものを
ある男に譲ってしまった。

その時はわからなかったが、
後になって、
それは私にとってかけがえのない
大切なものだったと気がついた。

その大切なものとは、
「ある体験」だ。

人類は進化し、
「体験」という情報を
他人に転送するすべを持った。

それを私は
売ってしまったのだ。

男は、
体験のコレクターで
あらゆる体験を収集している。

これを買い戻すことはできない。

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未知なる生命体

未知なる生命体

ある星に、
おどろくべき進化をとげた
優れた生命体Aがいた。

その生命体Aは、
進化の過程で
必要な器官を残し、
不必要な器官を退化させた。

Aは、
科学を進歩させ、星を支配していた。

Aが星を飛び出し、
他の天体にも
移動できるようになった頃、

Aと同じルーツの生命体が
不必要なものを残したまま
別の星に存在していることを知る。

それは、Aが別の道を辿った場合の
Bという生命体の結果だ

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情報管理局末端組織アーダコーダー

情報管理局末端組織アーダコーダー

【あぁだこうだ、言う奴】

中学生の頃、
柔道部に入った。

体が小さくて、
体重は40kgくらいしかなかった。

親は、

「体が小さいから、
柔道部なんかじゃなくてもいいのに」

と言った。

でも、
柔道の教えというのは
「柔よく剛を制す」なんだ、と。

だから
体が小さいからこその
希望だったし、
面白そうだと思った。

結果的に、

体は小さくとも、
軽量級で戦績を残し、
高校進学したし

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時間拘束人ジット・シテロー

時間拘束人ジット・シテロー

命の時間を誰かに
拘束されていると感じたら怖くない?

もちろん、
そう思わないこともできる。

自分の人生に
主体的でいられたら

それは、拘束されてるわけではなく、
そこにいたいからいるんだ。

だけど、
もしコントロールされた世界の
住人になっていたら、

もはや命を握られている。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

インスタ連載物語
【王家の血】

人々のキレイゴトを奪い、
合理的な世界で支

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王家の血をひくもの

王家の血をひくもの

3ピースは王家の王冠を象徴している。

滅亡した王国、
王家の血をひく男。

3ピースのりょうくん。

胸にさした薔薇に似た花は、王国のみに咲いた花。

花言葉は、「よそはよそ!うちはうち!」。

正統な血統を証明する、
世界中に散らばった王家の三種の神器、
3ピースを取り戻す旅に出る。

彼の気品は、
魚を綺麗に食べる箸さばきからもうかがえる。

白いタイツをインナーにしているのは、王家の証。

今日パパが家出した。③(全3話)

今日パパが家出した。③(全3話)

最終話

それは、
「愛する」とは
どういうことかという
課題だったんだと思う。

僕はいつも間違う。

しかし、
僕は離婚届を書いた。

「今日パパが家出した。」

第3話

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「パパ、
今日は泊まっていって、、、」

小学校に入ったばかりの
息子が僕に言った。

家出をしたと言っても、
週に何回かは、

子どもたちの顔を
見に行っている。

最初は
子どもたち

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今日パパが家出した。②(全3話)

今日パパが家出した。②(全3話)

全てのパーツが繋がる

だけど、
僕はある日家出をした。

これは、

愛はそこにある、
という勘違いだったんだ。

「今日パパが家出した。」

第2話

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
確か、
当時小学校3年生
くらいだった娘から

「宿題がわからない」という
LINEが来た。

通信講座の先生のように、
ノートに赤ペンで解説を書き、

写メを送った。

今なら動画にしたた

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両手に女子。ひとりぼっちの始発電車③(全3話)

両手に女子。ひとりぼっちの始発電車③(全3話)

かっこ悪く、切ない記憶

青く不器用だった記憶

だけど、それすら今は美しい。

「両手に女子。
ひとりぼっちの始発電車」

第2話はこちら

第3話

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

人数は合っている。

なのに、
僕はあぶれてしまった。

初めて会った若い男女5組。

夜も更けてきたので、
それぞれが
雑魚寝するような形になった。

最初はみんな、
共通の話題で
盛り上がっていたが、

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両手に女子。ひとりぼっちの始発電車②(全3話)

両手に女子。ひとりぼっちの始発電車②(全3話)

かっこ悪く、切ない記憶

青く不器用だった記憶

だけど、それすら今は美しい。

「両手に女子。
ひとりぼっちの始発電車」

(第1話はこちら)

第2話

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今僕の両隣には女子がいて、

薄いタオルケットの下、
僕たちは並んで寝ている。

あれはどこの誰だったかのかも
忘れてしまったが、

とにかく僕たちは
女子とコンパをすることになった。

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短編小説「情動の月」③最終話

短編小説「情動の月」③最終話

第3話(最終話)

(第2話はこちら)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
君は、
自分を認識する
名前を持たない。

君は、
自分の感情を表現する
言葉を持たない。

君は、
家族もいなければ、
友達もいない。

きっと生きる意味も持たない。

しかし、
君が生きていたことを
僕は見たんだ。

その美しさを見たんだ。

君は
最後の狼。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「金になるぞ」

父がそう言った。

父は

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短編小説「情動の月」②(全3話)

短編小説「情動の月」②(全3話)

第2話

(第1話はこちら)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
君は死んだ。

君との友情は、
儚く残酷なものだったが、

今になって、
案外そうでもない気がしている。

君は、確かに生きていた。

僕たちは一度も話をすることも
なかったが、

友達だった。

確かに君は生きていたんだ。

君は最後の狼。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
夜中に目が覚めた。

用を足しなくなったが、
少し躊躇った。

というのは

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会社を辞めた、そして起業した③(全3話)

会社を辞めた、そして起業した③(全3話)

生み出し、そして手放した

「会社を辞めた、そして起業した」
エピソード③
(エピソード①はこちら)

この話は、
サクセスストーリーではない。

だけど、
僕にとって
本当に愛おしい

大切な経験だ。

きっと今必要な誰かには
感じてもらえることがあると思う。

今日の話の結末は、

生み出した、
だけど手放したという結末。

会社を辞めて、
2ヶ月間、人の悩みを聴き続ける日々。

夢中になって

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会社を辞めた、そして起業した②(全3話)

会社を辞めた、そして起業した②(全3話)

僕は臆病になってしまっていた。

(エピソード①はこちら)



僕の投稿は、
役立つ情報もノウハウもない。

教えることもない。
教えられることもない。

ただ、
感じてもらえることだけを
心がけたい。

朝早く起きて、
太陽の光を浴びて散歩して、
僕は態度を改めることを決めたんだ。

僕は臆病になってしまっていた、
からなんだ。

2年前、会社を辞めて、
何もなかったところから
駆け抜けた日

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1分読み切り短編小説「ドローンからの伝言」

1分読み切り短編小説「ドローンからの伝言」

「マカニ」は、
自分の最後を知らせる
赤いランプを点滅し続けた。

「マカニ、、、、。」

マユミは、
マカニを胸にその最後を
見守っていた。

マカニは、
AI搭載のドローンで、
この時代では、

ドローンはもはや
かつての「家族」の役割を
担っている。

資本主義の崩壊。

人口増加、環境汚染による
食料問題。

激しさを増す異常気象。

未知のウィルスとの共存。

新世界政府は、
人口を削減

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1分読み切り短編小説「天と地と人」

1分読み切り短編小説「天と地と人」

妖艶な美しさを持ったその女は、
天術の使い手。

名前をレイという。

天術とは天を操る術をもつ。

その美貌を気に入った
西の王はレイを召し抱え、

偶然、天を意のままにすることになった。

王は西の大陸を掌握し、
さらに西、南、北へと勢力を伸ばした。

天を味方につけた西の王に、
南の王も北の王も
跪くしかなかった。

残すは、
広大な海に阻まれた
東の国だけだ。

数々の国が
東の国へ侵攻し

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1分読み切り短編小説「未完成のアート」

1分読み切り短編小説「未完成のアート」

そいつは胡散臭い奴だった。
名前は「画伯」だと。

女がそこにやってきたのは、
もう何もかも嫌になったからだ。

そんな時、
このBarを知った。

「Art Bar Gahaku」

アーティストが生み出す
不思議なアートが
どんな悩みも解決してくれる、と聞いた。

そのアーティストが、
女が座るカウンターの向こう、
目の前にいる「画伯」。

黒い帽子に、黒い服。

斜めにかぶったキャップに、

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