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姫崎ゆーの心に響いたnote

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noteの本棚の姉妹マガジン心の琴線にふれたnoteを追加していきます。
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2024年4月の記事一覧

うめこ 18歳、夏(1)

うめこ 18歳、夏(1)

高校を卒業して、東京の杉並区にある短期大学に 
合格したうめこは地元から身の回りのものだけを持ち、 
東京で住むところを探していた。 
高校の先輩のつてで、東中野の風呂なしのアパートを見つけ、 
早速、そこに住むことにした。  
短大まで、電車と徒歩で約30分、安いだけが取り柄のアパート。 
それでも、初めての一人暮らし、 
希望に満ちた日々が始まる予感でいっぱい。 

短大の授業は月・火・木・金

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詩: 今こんな気分

詩: 今こんな気分

世界の彩りは
喜びと憂いが交差して起こる

ひと降りの雨に命の尊さ
ひと降りの雨に命の脆さ

濡れた路地に広がる静謐
生命の途上で息遣いを交わし
時は来て 
そして去る

集う人々の笑みや涙
雨に打たれ濡れても
それぞれの魂がここに宿る

喜びが宙に舞い上がる
雨が祝福に変わる
心が潤い輝きを生む

傷みが芽生える懐
喪失の痛みが心に刻まれる音
雨が涙となって落ちる頃

雨駆ける生命の神秘をまとい

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青空人間と災害人間と

青空人間と災害人間と

老若男女問わず
「この人、好きだな」感じる人がいる

無条件に好きな人は、わたしを受け入れてくれる人

わたしが好きだと思う人達には共通点があり
嫌われる要素がない・少ない
青空のように澄んでいる、心穏やかな人

自分の軸がブレることなく
周囲と上手にコミュニケーションを取りながら
流されない強い意思を感じ
話に耳を傾けながら、一瞬一瞬を楽しんでいる

和みや癒しの天才だと思う

凄いなと感心する

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日々を丁寧に重ねていく vol.3

日々を丁寧に重ねていく vol.3

書くことは、子どもの頃から好きだったと思う。子どもの頃は、恋愛小説や恋愛漫画を読むのも好きだった。ドキドキしたり、涙したりするのは今でも変わらず、ドラマや映画を観て、感情移入するのは、わりと日常茶飯事だったりする。

書くことは、誰にでもできるけれど、人生の経験値によって、その出来具合は大きく変わると思う。どんなに恋愛小説や恋愛ドラマを観て、恋愛というものを勉強したって、実際に恋愛したことがない人

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パラドックス

パラドックス

音楽を聴きながら書いたので
流しながらお読み頂ければ幸いです。

noteでもインスタでも
俺の投稿は真面目で不真面目で

ボールペン画を緻密に描いたかと思えば
急に雑な絵をだしたりする。

温かいコメントをつければ
鬼のように冷たいコメントを返す俺もいる

まぁ貰った本人が
冷たいと思っているかどうかは
別だけど

ところで
パラドックスって
矛盾のことじゃない
矛盾しているようで
成立している

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伊達にお姉ちゃんはやってない

伊達にお姉ちゃんはやってない

午後の着信は、弟が救急搬送された内容で
スマホの向こうから脳梗塞だと告げられた

うちは、脳家系とガン家系で
「弟は脳だったか」
こんなことを考えながら病院へ向かう

日曜日
弟が特大のボストンバッグに荷物を詰め
「何かあったら、よろしく」
豊後水道を震源地にした地震のあとで
柄にもなくナーバスになっているのか
わたしは適度な返事をしておいた

救急外来で1時間ほど待たされて
処置室へ通されると

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詩: ある女との出逢い

詩: ある女との出逢い

星空にできる月の輪は
穏やかな笑顔のあなたを映す

壮齢になっても色褪せない美は
画廊にかかる絵のようで

時空を止めることなく心を奪う輝き
知性と深慮が滴り
周囲を煌めかせる光彩

雅やかな雰囲気に身を包み
品位と気遣いが目を惹く

人々が見惚れる姿に
たくさんの思いが集中する

経験を積み重ねた温かさに
男性たちは魅了されてゆく

透明な俊敏さが
中年でありながら永遠に続く清らかな詩を思わせる

書店の魅力と魔力

書店の魅力と魔力

だいたい、月に10冊くらい本を読んでいます。高校生くらいのときから、平均するとそのくらいだと思います。今、積読を数えたら44冊ありました(トップ画は積読の一部です)。4ヶ月くらいはもちそうですね。嬉しいです。

それにしても、書店というのは魔空空間とでもいいましょうか。恐ろしく魅力的なところです。(魔空空間って、私は鬼武者のイメージなんですが、みなさん何をイメージされるでしょうね笑)

先日、編集

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黄昏まだ先のこと

黄昏まだ先のこと

猫の奈々へ
たまにはあなたへ詩を贈ろう

もうすぐ17歳
奈々は若くはない
グレーの毛並みには白髪が混じり
でも緑色の目は輝きを持つ

奈々は鮮やかな存在を放ち
掴みどころのない在り方は
心地よい距離感でわたしに欠かせない

寝るとき
わたしはあなたへ手を差し出す
あなたは手のひらを枕にし
朝になるとお尻を乗せている

奈々が冷たく感じる

奈々、冷たいってなんだろうな
わたしは今でも言われてしま

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揶揄うの例(心が病んだ大人向け)

揶揄うの例(心が病んだ大人向け)

ある記事を読んで、ちょっと考えた。  

もし、自分が心を病んで、  
他人の記事を揶揄う場合、どうするかと。  
実際に、その可能性がないわけではないし、  
その場合の効率の良い揶揄するにはどうすればよいのか。 

この人の記事は、釣りの記事はまともなんだけどなぁ。
(揶揄する相手が相手にはわかるように、
 ほかの人には検索しないとわからないように! ここ大事。)

ふぅん?
ダニで痒いのです

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いじめっ子天国

いじめっ子天国

昔の上司が誕生日だと気づいた

当時、上司は御令嬢のなりゆきを心配され
悩んでいた
御令嬢は教師で
自身の受け持ちが学級崩壊し、うつ病に陥った

学級崩壊に至った原因はクラスのイジメだった

クラスにはイジメがあり、親分児童が子分を従え
好き放題だったという
イジメられた児童は不登校になり
教師が親分児童を叱っても聞く耳を持たない

教師は、子分児童を集めて叱ったところ
子分児童が堪りかねて親分児

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余計なお世話かもしれない

余計なお世話かもしれない

また人を拾った
フィクションではなく、実社会で

昨夜、お使いの帰り
徘徊する女性がおり、車道に飛び出しては
猫背の姿勢で遠くを見ている

車を路肩に停めて女性に声をかけてみた
女性は目を丸くし
「探し物がある。見つからない」らしい
懐中電灯も持たず、不自然に感じ
名前を聞いても、よそを向いて歩いていく

わたしを無視して空家の庭で右往左往する女性
とりあえず交番へ電話し
警官に引き取ってもらった

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花まつりの雨

花まつりの雨

花まつり

降るみなしずく

祝い雨

舞い散り落ちて

花の雨かな

ハヤシライス

ハヤシライス

ハヤシライスですが、行ってきましたよ。

早朝に行ってきましたよ。

花見ですよ、花見。

咲いてるじゃないですか、でも八部咲きくらいじゃないですか、来週まで持ちそうじゃないじゃないですか。

拙者は接写が大好きでござる。

揺れる木漏れ日、薫る桜酒。

なんつて。