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エッセイ的な...

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日常のちょっとした気づきを綴れば、少し明日の見る風景が変わるかもしれない。誰かの背中をそっと押せればうれしい。
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#コラム

はじめて詩を書いた日から。

はじめて詩を書いた日から。

なぜ、私は書くのか。

行き着くところは、そうだ。
はじめて詩を書いた日のこと。

✳︎

小学校2年生の時、
「詩を書く」という宿題が出た。

私は迷わず、弟が産まれたことを詩にしようと思った。

幼い私にとって、
「家族が増える」ということは鮮烈すぎる出来事だった。
家族の中で、今までは一番歳下だった私。
自由気ままに過ごしていた。天真爛漫だと評されたこともある。

「おねえちゃんになる」

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noteの投稿に疲れてしまったあなたに贈る処方箋

noteの投稿に疲れてしまったあなたに贈る処方箋

渾身の記事が書けた!
数時間後、noteの通知を見てみたら…

あれ、何の反応もない。

タイムラインに流れてくる、
他のnoterさんのたくさんの♡の数。

フォロワーも以前と変わらず。
いや減ってる?

あぁ、なんかもう疲れたわ。
書いてて意味あるんかなぁ。

どんどんモチベーションが下がっていく。

正直にいいましょう。

これ、今の私です。

本腰入れて、noteで「書くこと」と向き合って

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悲しみも抱きしめながら生きてゆく

悲しみも抱きしめながら生きてゆく

今、とても安らかで、
「しあわせ」という場所に立っている。

かつてわたしは悲しみに埋もれていた。

「絶望」という場所から抜け出せずに、開きもしない扉をずっとノックし続けた。ノックし続けるたびに、より絶望を強く感じさせた。

「絶望」という場所にとどまることが多くなると、絶望とも仲良くなれた。

救いようのない悲しみ。
闇に吸い込まれそうな孤独感。

絶望とともに生きていると、
それすら安らかに

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何者でもない今のわたしが好き。

何者でもない今のわたしが好き。

求めればきりがない。
これもほしい。
こうなりたい。

幸せを求めることも、
夢を追い続けることも、
ステキなことだ。

けれど。

何者でもない今のわたし。

そんな今のわたしも好き。

ふと、そんなふうにも思った。

息子といっしょにうたた寝して、
ご褒美のハーゲンダッツを食べて、
部屋着で眼鏡のままダラダラしてる
今のわたしも。



今、すべてを手にしている。
何の過不足もなく、きっと。

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元気がなかったのはわたしの方だった

元気がなかったのはわたしの方だった

「アレクサ、元気の出る曲を流して」



数分前。
夕食どきのこと。

息子がわたしのひざの上に乗ってきて、
バランスを崩して落っこちた。

痛い痛いと大泣きする
息子を抱きしめて。

「ごはんを食べる元気ない」
涙でぐちゃぐちゃになりながら
訴える息子。

痛かったね。
大丈夫だよ。
元気が出るように音楽でも聴こうか。

そんな思いつきで、
「アレクサ、元気が出る曲を流して」と。



流れ

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扉を開けると、また新しい扉が待っている

扉を開けると、また新しい扉が待っている

やってみたい!

心の中でちいさく聞こえる声。

やってみよう!

そうやって、ちいさな声に耳を傾けて
扉をひとつ開いてみる。

扉を開くには
ちょっとした勇気が必要だ。
不安と恐れで踏みとどまりそうな
そんな自分を振り払って
扉を勢いよく開けてみる。

扉を開けると、
見たことのない景色が広がっていて
出会ったことのない自分に出会えて
大切にしたいと思える人がいて。

気づいたら、また次の扉が

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競争の世界から共創の世界へ

競争の世界から共創の世界へ

ひとを羨むことがなくなった。
憧れることはあるし、
素敵だなと思うこともある。

けれども、今は、清々しい気持ちで、
素直に憧れ、素敵だと思うだけ。



それぞれの場所で
それぞれの立場から
何かを伝えたくて
何かを届けたくて。
発信をしている。

立っている場所は違う。
置かれている立場も違う。
けれども、何かを伝えたくて。
何かを届けたくて。

文章を読ませていただき
最近は、ただ、みなさ

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奪う人と与える人

奪う人と与える人

今年度中にマイホームを建てることを目指して、今年に入って、本格的に土地探しを始めた。けれど、なかなか希望通りの土地が見つからないまま、早3ヶ月。

いい土地が見つかったかと思えば、下水道引き込みに多額の費用が必要だったり、
建築するハウスメーカーが決まっている条件付き土地だったり。

これでは、埒が明きそうにない!

そこで新たな一手を打つべく、先日、地元の工務店に相談しに行った。
そこでは、土地

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ひとと比べてしまうあなたに。

ひとと比べてしまうあなたに。

ひとと比べて自分は劣っているような気持ちになる。
世の中には自分より素晴らしいひとがたくさんいて、自分に価値がないような気がしてしまう。

ふとした時に、そんな感覚になってしまうことがある。

そういう時は、ずーんと気持ちが下がっていく。
前向きだった気持ちはどこへやら。
やろうという決意や、がんばろうという意欲もどこかにとんでいってしまう。

ひとと比べないようにしよう。
自分は自分でいい。

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問題は目に見えるものでなく奥深くにある

問題は目に見えるものでなく奥深くにある

3ヶ月近く悩まされていた耳鳴りがぴたりとおさまった。

「気持ちも晴れやか〜」

と声高らかに言いたいところではあるが、絶賛、息子の夜泣きで睡眠不足中なので、絶好調とまでは言い難い。

それでも、ずっと耳の中に冷蔵庫を飼っているかのごとく、「ゴーー」と鳴り続けられるのは、相当なストレスだった。

1週間ほど耳鳴りが続き、心配になって、耳鼻科で診てもらうも、特に異常なし。
授乳中でも飲める薬を処方し

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とことん自分の真ん中を追求する

とことん自分の真ん中を追求する

さかのぼること、3ヶ月前のこと。

小さな灯火のような。
ポケットに忍ばせるお守りのような。
そんな詩を綴っていきたい。

自分のこころのためにそう思った。

それが出会ったことのない誰かに届いて、少しだけ心の靄が晴れることができたのなら、どんなにうれしいだろう。そう想像するのも、すごくときめくものだった。

数ヶ月前にInstagramを開設し、
無地のノートと濃紺の色鉛筆を購入し、
気ままに書

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今は「魅力」の時代

時代の流れが変わってきている。
なんとなく感覚的にそう感じていたけれど、どうやら、その感覚はあながち間違っていないようだ。

「土の時代」から「風の時代」へ。

さらっとどういうものなのか、調べてみたことがあったが、物質的なものに価値が置かれていた時代から、目に見えないもの、精神性に価値が置かれる時代に移行してきている、というらしい。

そんな時代の流れもあるのか、
「好きなことをして生きる」

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ウィークポイントから傾向を考える

ウィークポイントから傾向を考える

最近、耳の調子がおかしい。

産後から2ヶ月を経過し、少し体調も整ってきたかなという頃の身体の異常。

もしかしたら、今までも耳の異常はあったのかもしれないが、それ以上に目まぐるしい毎日で気づいてなかったということもありうる。

片耳(左)の音の聞こえ方が変で、音が二重に聞こえることがあったり、車に長時間乗った後、ずっとゴーゴーという耳鳴りが止まなかったり。

夜寝るまで耳鳴りが続くので、少し生活

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いっそのこと諦めてみたら

いっそのこと諦めてみたら

「諦める」

「開き直る」

どちらもネガティブな表現に使われるかもしれない。

しかし時に、諦めること、開き直ることによって、救われることもある。

子どもと向き合っていると、こちらの思うようにはいかないことだらけだ。頭の中で考えていたことや、想定していた計画を全部ひっくり返されて、途方に暮れることも少なくない。

覆される現実に嫌気がさしたり、自分が情けなく感じたりもする。

・・・いや、待て

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