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【読書術、書籍紹介】

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長年の読書経験を通じて確立した読書法、書籍紹介などをしていきます。
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記事一覧

書籍解説No.30「脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方」

書籍解説No.30「脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。

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今回の投稿で「読書解説シリーズ」は30本目となりました。
いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます。

1つの節目ということで、今後は新たな試みとして「多国籍料理シリーズ」を始めていく予定です。
読書関連の投稿も引き続き投稿しますが、自身のスパイスコレクションを駆使した料理や

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書籍解説No.29「脳科学は人格を変えられるか」

書籍解説No.29「脳科学は人格を変えられるか」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。

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今回取り上げる書籍は「脳科学は人格を変えられるか」です。

【「快楽を求める」「危険を避ける」】人間は長い進化の過程を通じ、「快楽に向かうこと」と「不安を遠ざけること」という2つの動機付けによって脳内に複雑で多様な回路を発達させ、それらの集積が快楽と恐怖をそれぞれ司る回路を形成してきま

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書籍解説No.28「移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線」

書籍解説No.28「移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線」

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今回取り上げるのは「移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線」です。

【日本の産業を支える外国人労働者たち】
日本国内における外国人労働者の推移や国籍別の割合などは、厚生労働省が発表している「外国人雇用状況」によって確認できます。

それによると、2018年10月時点での外国人労働

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書籍解説No.27「【中東大混迷を解く】サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」

書籍解説No.27「【中東大混迷を解く】サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」

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今回は「【中東大混迷を解く】サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」です。

「サイクス=ピコ協定」

多くの人が、この用語を社会あるいは世界史の授業で耳にしたことがあると思います。
概要は以下で述べますが、「サイクス=ピコ協定」は「欧州列強による中東への不当な介入と分割の象徴(本文より引用)

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書籍解説No.26「インドネシア イスラーム大国の変貌 躍進がもたらす新たな危機」

書籍解説No.26「インドネシア イスラーム大国の変貌 躍進がもたらす新たな危機」

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「入門 東南アジア近現代史」では東南アジアの歴史を振り返るなかで、そこから見出される同地域の今、そして未来の展望が描かれていました。

そして、今回取り上げるのは「インドネシア イスラーム大国の変貌 躍進がもたらす新たな危機」です。

【インドネシアの基本性格】日本にとって東南アジア諸国

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書籍解説No.25「入門 東南アジア近現代史」

書籍解説No.25「入門 東南アジア近現代史」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。

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今回取り上げるのは「入門 東南アジア近現代史」です。

本書では、東南アジアの近現代史が以下の5つのフェーズでまとめられており、その歴史を辿りながら現代社会における東南アジアとその展望が綴られています。

ヨーロッパの植民地時代 (16-19世紀)
日本の占領統治時代 (1941-194

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書籍解説No.24「定本 想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行」

書籍解説No.24「定本 想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。

今回取り上げるのは「定本 想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行」です。

本著は1987年に日本語訳版が出版され、その後1990年代にはヨーロッパを中心に10か国以上、改定された2006年版は更に広い地域で出版された、ナショナリズム論における古典とも呼べる著書です。

【「国民(nation)」とは】
著者であるB.アンダーソ

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書籍解説No.23【ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か】

書籍解説No.23【ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か】

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今回取り上げるのは「ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か」です。

【ポピュリズムとは】
近年の欧州におけるポピュリズム政党の台頭、EU離脱を巡るイギリスの国民投票、アメリカ大統領選挙でのトランプの勝利など、世界各地でポピュリズム勢力が存在感を増してきています。

そもそもポピ

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書籍解説No.22「新・日本の階級社会」

書籍解説No.22「新・日本の階級社会」

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今回取り上げるのは「新・日本の階級社会」です。

本著では日本国内で生じている格差社会の実態をデータベースで綴っており、著者によれば新たな階級社会化が進行しているとしています。

【社会の分断】格差の問題は、現代の日本社会で最も重要な政治的争点の一つといえるでしょう。

1970年代の日本は

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書籍解説No.21 「新しい家族社会学」

書籍解説No.21 「新しい家族社会学」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。
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そして、今回は「新しい家族社会学」です。

実はこちら、大学時代のゼミで使用していたテキストです。
ページ数はそれほど多くありませんが「家族」に関する情報が広範にわたって書かれており、かつ誰でも手に取って読めるほど明快にまとめられています。

著者の森岡は「家族

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書籍解説No.20 「タニヤの社会学」

書籍解説No.20 「タニヤの社会学」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。

本の要点だと思われる部分を軸に、私がこれまで読んだ文献や論文から得られた知識や、大学時代に専攻していた社会学、趣味でかじっている心理学の知識なども織り交ぜながら要約しています。

それでは、前回の投稿はこちらからお願い致します。

20弾となる今回は「タニヤの社会学」です。

「『タニヤ』とは」タイ国内には複数の売春地帯が存在し、

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書籍解説No.19 「団地と移民 課題最先端「空間」の闘い」

書籍解説No.19 「団地と移民 課題最先端「空間」の闘い」

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本の要点だと思われる部分を軸に、私がこれまで読んだ文献や論文から得られた知識や、大学時代に専攻していた社会学、趣味でかじっている心理学の知識なども織り交ぜながら要約しています。

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19弾の今回は「団地と移民 課題最先端「空間」の闘い」です。

本著では、人

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書籍解説No.18 「ハラールマーケット最前線 急増する訪日イスラム教徒の受け入れ態勢と、ハラール認証制度の今を追う」

書籍解説No.18 「ハラールマーケット最前線 急増する訪日イスラム教徒の受け入れ態勢と、ハラール認証制度の今を追う」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。
※感想文ではありません。

本の要点だと思われる部分を軸に、私がこれまで読んだ文献や論文から得られた知識や、大学時代に専攻していた社会学、趣味でかじっている心理学の知識なども織り交ぜながら要約しています。
よりよいコンテンツとなるよう試行錯誤している段階ですが、有益な情報源となるようまとめていきますので、ご覧いただければ幸いです。

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書籍解説No.17 「異性の心を上手に透視する方法」

書籍解説No.17 「異性の心を上手に透視する方法」

こちらのnoteでは、毎週土曜日に「書籍解説」を更新しています。
※感想文ではありません。

本の要点だと思われる部分を軸に、私がこれまで読んだ文献や論文から得られた知識や、大学時代に触れた社会学、趣味でかじっている心理学の知識なども織り交ぜながら要約しています。
よりよいコンテンツになるよう試行錯誤している段階ですが、有益な情報源となるようまとめていきますので、ご覧いただければ幸いです。

それ

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