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種麹屋の日常思考記

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発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。
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#地域活性化

地方での「品定め」と個人情報

地方での「品定め」と個人情報

ちょっと遅れましたが、福井県池田町が移住者向けに発表した「池田町暮らしの七カ条」が話題を呼んでいます。

私としては、もはや公的資金の投入に期待できない集落の、ホントの実態を表現していますし、半ば、「地域としてこれで生きていく・生きていかざるを得ない」という覚悟のようなものも透けてみえるところです。

木下斉さんも指摘していますが、(引用部分は有料部分より)

まさに、転換点だと思います。

さて

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KOJI THE KITCHEN Academyで、地域に対して実現したかったこと

KOJI THE KITCHEN Academyで、地域に対して実現したかったこと

4/16・17日に開催いたしました。KOJI THE KITCHEN Academy、無事盛況に終わりました。内容については、有料の講座ということもあり、報告記事などをお待ちいただければと思います。

受講後のアンケートで、満足度が10段階評価で平均9点以上、半数以上の方に10点満点を付けていただきました。大変嬉しく思っております。また、この点数は、運営側だけでなく、受講いただいた方同士の協力もな

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What型とWho型:都市型人材と地方社会がコミュニケーションで気を付けること

What型とWho型:都市型人材と地方社会がコミュニケーションで気を付けること

前回、こちらの記事でWhat型とWho型について書きました。

今回は、より細かく、それぞれが留意したいコミュニケーションについて書いていきます。

(※この記事は早い人で10分、平均15分、読了にかかります。)

What型はIメッセージを心掛けるI(アイ)メッセージとはなんでしょうか。それは、主語が「私」という形で発せられるメッセージです。「私は楽しい」「私は怒っている」「私は悲しい」「私はや

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応募0の営業事務求人をブランドマネージャー募集としたら、即、首都圏から応募が来た話

応募0の営業事務求人をブランドマネージャー募集としたら、即、首都圏から応募が来た話

これまでも、私のnoteで、キャリア女性雇用というテーマを書いてきました。

また、この記事が取り上げられている記事で、日南市の成功事例が取り上げられています

そこで、参考になるのは、日南市の企業誘致。

日南市の企業誘致をしている田鹿さんに狂犬ゼミ出てもらったときも「調査をしたら、事務職、つまりはオフィスワーク希望の女性が多いのに、地元の求人は工場勤務や庶務みたいな仕事ばかり」ということで、事

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Whatに熱くなる都市、Whoに熱くなる地方

Whatに熱くなる都市、Whoに熱くなる地方

都市と地方のコミュニケーション作法の差ということを、何度も取り上げています。先日、愛知県三河地方出身で東京で修行をし、また三河に帰ってきた料理人の方と話す機会がありました。

そこで、仰っられていたのが

ということです。

『美味しい店』か『友達の店』か具体的には、

と。この『美味しい店』と『友達の店』は分りやすい選択肢だと思います。

休日の夜に時間がある時、『人間関係は特にないけど美味しい

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『よいものをより安く』からの解放が、地方活性の第一歩

『よいものをより安く』からの解放が、地方活性の第一歩

『よいものをより安く』。一見、素晴らしい言葉に聞こえますが、これが、地方が発展しない最大要因でもあります。

その理屈は、下記の記事や

その中で触れられているこの記事にくわしいですが

結局のところ、1番目の木下さんの記事にあるとおり

都市部に向けて出していく商品サービスを安くうってしまう→地元の所得は低くなるという構造になる
さらに地元客を相手にする地元サービス産業もその低い所得に沿ったもの

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キャリア女性にとって魅力ある雇用を用意することが最大の地方活性化施策

キャリア女性にとって魅力ある雇用を用意することが最大の地方活性化施策

今日は、豊橋市を始め、一次産業、二次産業中心の地方をどうするか、そのための方策まで含めて考えてみます。カギは女性雇用創出にあります。

20歳-24歳女性が毎年200人消える東三河木下さんのこちらの記事に詳しいですが

東京一極集中は、ズバリ、20歳-24歳女性の一極集中といって過言ではありません。愛知県、そして、私の住む東三河も例外ではないです。この問題は数年前から指摘されています。

愛知県全

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「何をするか」に興味のある人が、「みんな」に興味のある人にバトンを渡す

「何をするか」に興味のある人が、「みんな」に興味のある人にバトンを渡す

まずは、木下斉さんのこの記事から

>もう少し私達は「みんな」でやること以上に「みんなで『なに』をしているのか」ということを冷静に見る客観的視点が大切だなと思わされます。

「ヒト」に興味がある人と「モノ」に興味がある人がいる。正直なところ、僕は直感的には、これ脳気質レベルの差なんだと思ってる。あがり症が遺伝子由来で、日本人にはあがり症遺伝子が多く、欧米人に少ないみたいなことが、将来的には分るんじ

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