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蛍の乱舞の記憶〜健気ではかない蛍の光
#今日の短歌 「闇の内確かな水の気配せりこれより先は蛍の栖(すみか)」永麗 田舎に住んでいるため、蛍の生息地は近くにあり、毎年蛍の飛翔が地元新聞で話題となる。 地…
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死の臨場感〜「パニックでは死なない」だけで我々は「絶対的な安心」を得られるのか〜
#今日の短歌 「目の前の現(うつつ)はかくて消えゆくか眩暈(めまい)している一瞬の闇」 永麗 パニック障害を発症してから、その恐怖を敢えて歌にすることしばしばで…
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紫陽花の色づく頃にふと立ち止まる〜5月を越えて〜
#今日の短歌 「紫陽花の色づく夕(ゆうべ)に立ち止まるここまでの道ここからの道」 永麗 五月病という言葉がある。従兄弟が自死した原因が五月病だと聞いていた。 子ど…
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パニック障害とともに〜すぐそこにある恐怖〜
#今日の短歌 「酔う事も恐怖となりて久しかりひとり素面(しらふ)の宴の幾たび」 永麗 パニック障害を発症して10年になる。バセドウ病を発症したのが40歳の時。仕…
#今日の短歌 セカイの中心は何処だ
今日の短歌
「サッカーの少年二人語りおりウクライナとか元カノだとか」 永麗
職場は小学校に隣接しており、駐車場から職場まで小学校のグラウンドを通って通勤している。
ある日二人の高校生ぐらいの少年がボールを蹴りながら国際情勢の話をしていた。
一人がもう一人に説明している。
どうやらウクライナが元カノでロシアがそれに対して怒っている元カレといったところのようだ。
片耳で聞きながら通り過ぎたの
#今日の短歌 母の日に寄せて~母の永遠性~
今日の短歌
「九つで亡くせし母に逢いたいと天仰ぐ母八十路の春に」 永麗
母方の祖母は90歳を超えるまで元気な人だったが、母にとっては継母であった。実の祖母という人は母が9歳の時に亡くなった。とても華やかな人だったという。
そのことを知ったのは私が小学生の頃だっただろうか。
「母は私より小さい頃に母親と死に別れていたんだ。」
という事実は少ながらず衝撃的だった記憶がある。
この歌は去年詠んだ歌
#今日の短歌 言葉にならない想い
今日の短歌
「言葉なき想いは時に棘となるすり抜けていく言葉口惜し」 永麗
歌詠みにとって、限られた文字数の中で、最も的確な言葉を探すことは最大の使命である。
これぞという言葉を探し当てることができた時の感覚は、パズルのピースがはまったような、木塊から仏像が彫り出されるような、尊さともいうべき快さである。
しかし、閃光のごとく降りてくる言葉もあれば、煮込みに煮込んで選び取られる言葉もある。大抵
短歌どうでしょう 〜蕾の秘める何か〜
蕾(つぼみ)っていう漢字には雷という字が使われている。
なかなかにアグレッシブなイメージではないか。花は、ただ、咲く時を待って静かにひっそりと息を潜めているだけなのだが。
確かに、バリバリっとかメリメリっと劇的に咲くわけではない。その変化はかくも「淡く」、しかしその姿は光を湛えているかのように輝いて見える。
大自然のエネルギーをその花の姿を通して感じ取っているのだろう。