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【1分で読める】ACT:心の健康を手に入れる!毎日のストレスと不安を減らすACT入門

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • ストレスの多い仕事環境で、思考がぐるぐると堂々巡りし、集中できなくなったことがある。

  • 失敗や過去の出来事に囚われて、前向きな行動を取るのが難しく感じたことがある。

  • 不安や恐れに支配され、自分の価値観に基づいた行動を選択できないことがあった。

  • 頭の中で絶えず否定的な自己評価を繰り返し、自信を失ってしまった経験がある。

  • 自分の感情や思考を避けようとすることで、さらにストレスが増えてしまったことがある。

これらはACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)という心理療法が役立つ場面です。

この記事を読むことで、ACTについて理解し、生活で活用しましょう!



ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)とは

アクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy, ACT)は、認知行動療法(CBT)の一種であり、心理的柔軟性を高めることを目的とした心理療法です。

1980年代にスティーブン・ヘイズ(Steven C. Hayes)によって開発されました。

基本概念

ACTは、以下の二つの主要な要素から構成されます:

  • アクセプタンス(Acceptance):
    自分の思考や感情をそのまま受け入れること。

  • コミットメント(Commitment):
    自分が大切にする価値に基づいて行動すること。

このアプローチは、マインドフルネスの技法を取り入れ、現在の瞬間に注意を向けることを重視します。

6つのコアプロセス

ACTは、以下の6つのコアプロセスを通じて心理的柔軟性を高めます:

  1. アクセプタンス:
    自分の思考や感情をそのまま観察し、受け入れる。

  2. 脱フュージョン:
    思考と自分自身を切り離し、思考にとらわれないようにする。

  3. 今この瞬間への柔軟な注意:
    現在の瞬間に意識を向け、過去や未来にとらわれない。

  4. 文脈としての自己:
    自分を思考や感情とは異なる存在として認識する。

  5. 価値:
    自分が大切にする価値を明確にする。

  6. コミットされた行動:
    価値に基づいた行動を取る。

効果と応用

ACTの効果は、多くの研究で実証されています。
特に、メンタルヘルスの問題を抱える人々に対して有効であり、ストレス対処や生活習慣の改善、職場での生産性向上などにも応用されています。

日本におけるACT

日本でもACTは広がりを見せており、ACT Japanなどの団体が活動を行っています。
これらの団体は、ACTの普及と教育を目的としており、ワークショップやトレーニングを提供しています。

ACTセラピーの具体的な実践方法

アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)は、心理的柔軟性を高めるための具体的な技法と手順を提供します。
以下に、ACTの具体的な実践方法について詳しく説明します。

1. アクセプタンス(Acceptance)

アクセプタンスは、ネガティブな思考や感情をそのまま受け入れることを指します。
これには、以下のような技法が含まれます。

  • マインドフルネス:
    現在の瞬間に注意を向け、思考や感情を評価せずに観察する練習を行います。

  • ウィリングネス:
    不快な感情や思考を避けずに受け入れる姿勢を養います。
    別サイト記事

2. 脱フュージョン(Cognitive Defusion)

脱フュージョンは、自分の思考と距離を置き、それにとらわれないようにする技法です。具体的には:

  • 思考を観察する:
    思考を「私は○○と思っている」とラベル付けすることで、思考と自分を切り離します。

  • 視覚化:
    思考を雲や川の流れとして視覚化し、それが通り過ぎるのを観察します。

3. 今この瞬間への柔軟な注意(Being Present)

今この瞬間への柔軟な注意は、現在の瞬間に意識を集中させることを重視します。
これには:

  • 呼吸法:
    深呼吸を行い、呼吸に意識を集中させる練習を行います。

  • ボディスキャン:
    体の各部分に注意を向け、現在の身体感覚を観察します。

4. 文脈としての自己(Self-as-Context)

文脈としての自己は、自分を思考や感情とは異なる存在として認識することを指します。具体的には:

  • 観察者の視点:
    自分を「観察者」として捉え、思考や感情を客観的に観察します。

  • メタ認知:
    自分の思考過程を観察し、それに対する反応をコントロールします。

5. 価値(Values)

価値は、自分が大切にするものを明確にし、それに基づいて行動することを指します。これには:

  • 価値の明確化:
    自分が大切にする価値をリストアップし、それに基づいて目標を設定します。

  • 価値に基づく行動計画:
    価値に基づいた具体的な行動計画を立てます。

6. コミットされた行動(Committed Action)

コミットされた行動は、価値に基づいた行動を取ることを指します。具体的には:

  • 行動計画の実行:
    価値に基づいた行動計画を実行し、進捗を定期的に評価します。

  • 行動の修正:
    必要に応じて行動計画を修正し、目標達成に向けて継続的に取り組みます。

まとめ

■ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)とは
認知行動療法(CBT)の一種であり、心理的柔軟性を高めることを目的とした心理療法。

■補足
受け入れる」という表現が、勘違いされやすく、説明が難しいのですが、例えるなら「天気」のようなイメージです。

雨が降っていたら「雨が降っているなー」と思いますよね。

これは、雨の存在を否定せず、雨を認めています。(=受け入れている)

雨を認識しており、「雨が降っているなら、傘を差そう」となります。

感情も「雨」に置き換え、「怒りの感情が湧いているなー」「悲しみの感情が湧いているなー」というように、まず受け入れます。

受け入れていないというのは、「怒りは悪いことだ、怒るのはおかしい、私は怒っていない」という状態です。

雨に例えるなら「雨など降っていない!雨が降るのはおかしい!雨が降るなんて悪いことだ!」というイメージです。


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