CFOの組織戦略:組織戦略を戦略の一つとして策定し、必要な戦略と(経営、事業、採用など)と機能させる
経営戦略という名のもとに、
すべての戦略が並列かつ相互作用している
経営としてどういう方向性や何を成し遂げていくのか、
というVisionを置き、
各戦略を通して日々の業務を遂行していくことなります。
事業戦略だけあっても、
事業戦略と組織戦略だけあっても、
企業が成長していくわけではありません。
日々の業務を通して、
各戦略は策定、推敲、更新、再策定を
繰り返して磨かれていきます。
採用戦略と組織戦略は別物
採用戦略は、
採用をどう効率化していくか、
新しい媒体は何があるか、
採用広報では何を打ち出していくのか、
人材プールをどうしたらできるのか、
など、を設計し運用していくことです。
組織戦略は、
半年や1年先の組織のあるべき姿や
どういうポジションに何人どういうスキルが必要か、
CXOポジションはどういうペルソナか、
事業戦略と必要なポジションは合っているのか、
部、室、グループなどの構成の見直し、
など、企業全体の組織方針、組織の骨子を作るために
人材以外にも企業文化をも含めて設計、運用していくことです。
採用戦略の前の組織戦略
採用戦略という言葉はよく聞きます、
しかしながら組織戦略というと採用戦略より
聞き馴染みが少なくなります。
採用時に、
なぜこのポジションで人を採用するのか、
内定前に内定書を出して良いのか、
採用途中で候補者の方に必要以上にフォーカスがあたる、
求人票でどういう内容しなくていけないか悩む、
採用という部分的な話に議論をすればするほど、
どんどん個別事象に掘り進めていくことになることがあります。
原因は、
将来の組織構成のイメージがなかったり、
当座の人員補充(退職などのための欠員補充)がなぜが
追加人員補充と話が重複することになっている、ということが
往々にして起こりえます。
上記のような堂々巡りは、
組織戦略があれば本質的な議論ができるようになります。
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