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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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2020年12月の記事一覧

赤いガーベラ

赤いガーベラ

ー年の瀬のご挨拶(上)2020年もお世話になりましたー。そんな意味を込め、わが夫婦、父親、母親の4人で食事会を開いた。場所は有名ホテルにある老舗の懐石料理屋。奥さんがお祝い事の名目で予約したため、この料理屋から心遣いとして、一輪の赤いガーベラをもらった。なかなか粋な計らいだ。

ふさわしい場所普段、あまり利用しない分不相応とも言える高級料理屋だ。政府の飲食店支援策「Go To イート」キャンペーン

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通常運行

通常運行

ーりすの独り言アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の興行収入が、宮崎駿監督作品の『千と千尋の神隠し』を抜いて、国内で上映された映画の歴代1位になった。テレビ報道を通じ、それを知った奥さん。どういうわけか"ドヤ顔"を決める。自分のおかげだと言わんばかりの表情だ。ただ、奥さんはこれが通常運行。今日もご苦労さん。

関連リンク:「『鬼滅の刃』のサプライズ」「"鬼滅ブーム"の経済効果」「"鬼滅ブーム

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冬至とかぼちゃ(番外編)

冬至とかぼちゃ(番外編)

ー失われた記憶いとこ煮について調べた結果を奥さんに伝えていると、次第に奥さんの表情が曇りだした。2020年の冬至(12月21日)に食べいとこ煮を、随分と久しぶりに感じていたが、奥さんによると、18年、19年も冬至にいとこ煮をつくったらしい。ただ、どんなに記憶をまさぐってみるも、その断片すら見つからない。そんな様子に業を煮やした奥さん。自分のスマートフォンから過去のいとこ煮の写真を探しだして送りつけ

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"似て非なる料理"

"似て非なる料理"

ー冬至とかぼちゃ(下)かぼちゃと小豆を煮てつくる「いとこ煮」ー。この料理を食べたのは決して初めてではない。幼い頃、ときどき母親がつくってくれたのを覚えている。ただ、その頃から、かぼちゃが苦手だったのだろう。味の記憶がない。2021年12月21日の冬至。奥さんがつくったいとこ煮に刺激され、この料理を調べると、いとこ煮は各地に伝わる郷土料理で、必ずしもかぼちゃが食材として欠かせない料理ではないことを知

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いとこ煮

いとこ煮

ー冬至とかぼちゃ(上)かぼちゃはどうも得意ではない。だから、かぼちゃが食卓に出てきやすい冬至は戦々恐々とする。そして、迎えた2020年12月21日の冬至。恐れていた通り、食卓にはかぼちゃ料理。ご丁寧なことに煮かぼちゃの上に、煮た小豆があんかけ風に乗せてある。いつ以来ぶりかの「いとこ煮」だ。ところが、かぼちゃ料理にもかかわらず、実に食べやすい。意外にも苦もなく平らげた。この料理に興味が湧いて調べてみ

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ハレルヤ、この先に幸あれ

ハレルヤ、この先に幸あれ

ーかぼちゃとゆず湯2020年12月21日は、二十四節気で言うところの冬至だった。1年のうち、最も昼間が短くなり、この日を境にどんどん昼間が長くなる。昔の人は、冬至を太陽の力が蘇る日と考え、「一陽来復」と表現したという。この言葉は今では「良くないことが続いた後に良いことが巡ってくる」という意味で解されることが多い。そして、冬至と言えば、かぼちゃとゆず湯だ。

関連リンク:「"銭湯セット"が泣いている

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叶わぬ思い

叶わぬ思い

ー"煩悩まみれ"の年越し大晦日(12月31日)の深夜零時ごろにつく「除夜の鐘」。人が持つ108の煩悩を祓うとされる。ところが、2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、全国的に除夜の鐘を中止するお寺が相次いでいる。祓われなかった煩悩にまみれたまま、2021年を迎えるのも悪くないー。そう思っていたが、どうも中止の意味を勘違いしていたようだ。中止になるのは、一般の人が鐘をつくことのみ。やは

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電車移動でリラックス

電車移動でリラックス

ー義父の別宅ご無沙汰していた静岡県伊東市にある義父の別宅の様子を見るため、奥さんと一緒に訪れた。普段、行き帰りの交通手段にクルマを使うが、今回は電車を選んだ。長時間の運転する負担がなく、久しぶりにリラックスできている。すこぶる気分が良い。こうした空気は伝わるのか、奥さんもいつになく機嫌が良いようだ。当面、ここに来るときには電車を使うことにしたい。

正解電車で義父の別宅に訪れるのは4、5年ぶりだ。

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どうにも耐えがたい

どうにも耐えがたい

ー「ポケモンGO」不具合
12月8日午前、スマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon GO(ポケモンGO)」が急に動かなくなって慌てた。アプリを再起動したり、ログインし直したりしたが、うんともすんとも言わない。これまでコツコツ続けてきた努力が一瞬にしてムダになるー。そう思うと、わずかに鼓動が早まった。たかがゲーム、されどゲーム。積み重ねてきたものが、あっという間に消えてしまうのは、どうにも耐え

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"鬼滅ブーム"はいつまで?

"鬼滅ブーム"はいつまで?

ーりすの独り言破竹の勢いが続く人気漫画『鬼滅の刃』。コミック最終巻となる23巻の発売日(12月4日)は、開店前の書店に出勤前のサラリーマンらが購入待ちの列をつくったそうだ。映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も大ヒット。関連商品の売れ行きもすこぶる順調だという。"鬼滅ブーム"は本物だ。このブームは一体いつまで続くのだろうか。

関連リンク(『鬼滅の刃』シリーズ):「"鬼滅ブーム"の経済効果」「『鬼

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"鬼滅ブーム"の経済効果

"鬼滅ブーム"の経済効果

ーりすの独り言人気漫画『鬼滅の刃』が快進撃を続けている。コミックス(電子版含む)の発行部数、映画の興行成績ともに、その勢いはとどまるところを知らない。関連グッズの売れ行きも好調のようだ。なるほど、"鬼滅ブーム"やら"キメツノミクス"やら言われるわけだ。そして、その経済効果は2700億円になるとの試算もある。ただ、これがどうもピンとこない。巨額であることは分かるが、あまりに大き過ぎて雲をつかむ話だ。

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「自分で頑張ります」

「自分で頑張ります」

ーりすの独り言2019年夏に大きな病気を患い、奥さんが入院・手術した病院。そこではアフターケアの一環で、食生活や体調の管理について専門家がアドバイスしてくれる「栄養管理指導」が受けられる。奥さんも術後1年の検診で、指導を受けるよう促され、晩夏以降、だいたい月1回の頻度で受けてきた。ところが、12月2日の指導をもって打ち切ってもらったそうだ。事実上の指導拒否。「これからは自分で頑張ります」と言い放っ

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