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【気づき】詩的なものを書いてみて

【気づき】詩的なものを書いてみて

詩を書き始めた理由

 昨年の8〜9月ごろからnoteを書き始めるようになりました。過去の記事をご覧になるとわかるように、ずっと思うままのことをダラダラと文章に起こしていました。

 ただ、今月からアウトプットの形式が「短文・詩」になる瞬間が出てきました。まるで他人事ですよね。実際、自分でもなぜ詩になっているかが分からないんです。特に書き方を学んだわけでもありませんし、詩を好んで読む人間でもないで

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学歴で人間の偉さは決まらないが、学歴は環境を生む。

学歴で人間の偉さは決まらないが、学歴は環境を生む。

 どうも。こんにちは。突然ですが「学歴」ってどう思いますか。

 学歴って、一つの社会的な通念として成り立っているものの、みんな明言はしないという不思議な概念だと思っています。今回は自身の体験をもとにそこを論じてみます。

 この文章では学歴の話をしますが、筆者は学歴至上主義者ではなく、むしろその対極の存在であることを事前にご了承いただければと思います。

整理:学歴って何だろう

 そもそも、学

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あなたはどう在りたい?【人生の目的について】

あなたはどう在りたい?【人生の目的について】

はじめに この文では、「人生の目的」みたいなものに言及してみようと思います。特に大学生、社会人になり始めぐらいの年齢の方々が直面する問題だと思います。もちろん、社会でばりばりと活躍されている年代の方々も考え直す瞬間が多くあるはずです。
 自分の人生に明確な目的を持っている方、あてどなくフラフラとされている方、どうでもいいと思っている方、色んな人に読んでもらえると幸いです。

 冒頭は私個人の考え方

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改めて、自己紹介を

改めて、自己紹介を

みなさんこんにちは。

不自由落下運動と申します。

最近フォローして下さった方も多いかと思いますので、改めて自己紹介を。

名前の由来

 3〜4年ほど前に、友人の間で流行った「自己診断」的なものに任意の名前を入力する必要があったときに考えたのが「不自由落下運動」でした。友人からは「君らしい」と言われ、結構気に入っていました。noteを始めるにあたって、何か名前を冠する必要が出てきて、その記憶を

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記憶を覚えて、思い出を憶えて。

記憶を覚えて、思い出を憶えて。

素晴らしい。

「思い出」と「記憶」の定義にもう一方の単語をそれぞれ使用しているところに美しさすら感じる。

思い出は全部記憶している。
記憶は全部は思い出せない。

うん、美しい。

重要なのは、自身が体験/経験したことを必ずしも全て把握している必要はないということ。

むしろ、そうやって把握しようとすることを人は「記憶」と呼ぶ。学校の勉強を思い浮かべるとイメージしやすいが、かなり作業に近い。

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お前、削り取られたマチズモの気持ち、考えたことあるの?

お前、削り取られたマチズモの気持ち、考えたことあるの?

男性が嫌いです。とても。
自身も男性です。
自分を含む男性が嫌いです。

並大抵のミサンドリーではないことが分かりますか。
攻撃の範囲内に自分自身がいる否定はなかなか見たことがないでしょう。
これは珍しいですよぉ。さぁ、寄った寄った。

大学3年生の冬ごろ、急にフェミニズムの沼にハマり、以来卒業まで学び続けた。

SNSやメディアでご活動されているフェミニストとは違い(と、信じている)、"性"につ

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鳥葬について

鳥葬について

話題に外部性をもたらすために、
過去に保存していた写真から気乗りするものをピックアップして、そこから思いついたものをつらつらと書いてみる。フリースタイル。

今回はこちら。
一つのフレームにこんなに鳥って映るんだ。

群れの横断?
それにしては隊列が組まれていない。

構図がいい。
中央の人物の輪郭をなぞるように鳥が配置されている。

パッと思いついた単語を話題の中心に据えてみようと思った。

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未だ来ないものを、それでもなお明るく見通して

未だ来ないものを、それでもなお明るく見通して

今ここにある かすかな救済者
瓦礫はうずたかく
……
嵐がくる
楽園から吹きつける風に
巻かれ踊る翼
遠のく明かり
嵐がくる
楽園から吹きつける
透明な未来

ceroが今年の5月24日にリリースしたアルバム
『e o』の最終曲「Angelus Novus」より。

アンゲルス・ノーヴス。
意味は、「新しい天使」。

画家のパウル・クレーが1920年に制作した絵画のタイトルである。
これに寄せて、

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あなたの名前で、呼んでもらいたいという願望

あなたの名前で、呼んでもらいたいという願望

『Call me by your name』
(邦題『君の名前で僕を呼んで』)を観た。

本作品は2007年に出版された同題小説を原作に、2017年に映画化された。

なかなか観るのが難しい映画だった。
というのも、映される風景、植物、食べ物、水……、どれもが見入ってしまうほど綺麗に映されているため、意識しないとストーリーへの集中力が削がれてしまうからだ。

避暑地ということもあってか、いい意味で

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決めなくて良いよ

決めなくて良いよ

社会人になってからというものの、
何事にも判断・決断が求められるようになった。

そのようにして物事は進んでいくのだ
と理解してはいるものの、
どうもしんどい。

判断が早い。
逆・鱗滝さん。

決定力というものに比重が置かれる環境。
そしてそれが世の真理であるかのような風潮。

声を大にして言おう。
この風潮はダメだ。

即断即決にも欠点はある。

すぐに決めることだけを善として捉える個人ないし

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詩歌のブレーキ力

詩歌のブレーキ力

① 短歌を読みました。その感想先日、歌集を買った。
柄にもなく。

それがさっき自宅に届いた。

普段は小難しい哲学やら、小説やら、
エッセイやらを好んで読んでいる人間が、
またどうして歌集を買ったのだろう。

理由は分からない。
そういう気分だった、と言えばそれまで。

ともかく、届いたので読んでみた。
…驚くことに、全く読めない。

内容が入ってこない。
するすると坂をくだるように
ページを捲

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続・語ることの欲望について

続・語ることの欲望について

前哨戦人と会話をする時、
自分は基本的に「聞き役」にまわる。
というか、"まわらされる"。

会話はターン制だとばかり思っていたが
どうもそうではないらしい。

アプローチ回数が多く、パワーが強い方が
次第に相手をコーナーに追い詰めていく
ボクシングみたいなものなんだなと
勝手に納得している。

それにしても、会話における私は
あまりにも防戦一方だと思う。
ずっとスウェーで避けている。
少しはこち

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顔が見えない恐さ

顔が見えない恐さ

コロナウイルスの蔓延によって
生活の形式が変わり始めて早数年。
いよいよオンライン社会が定着してきた。

私は大学3〜4年生でコロナ禍を経験している。
つまり、「卒業論文の執筆」と「就職活動」という、大学生にとってはなかなか大きなイベントを、皆んながまだオンラインでの繋がり方を
模索している時に経験した。

そんな当時の記憶をふと思い出した。

「そういえば、オンラインでのやり取り
 あんまり好き

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等身大でしか書けない私たちへ

等身大でしか書けない私たちへ

拝啓、文章を書くみなさまへ文章を書いていると、自分の表現方法が
"お決まり"のパターンに嵌っているように
感じる瞬間がある。

結局、自分のことしか書けないじゃないか…。

何について語っていても、結局は自分のルーツだったり、自分が今まで向き合ってきた一つの大きな問題だったりを下敷きにしているだけじゃないか…と、冷めた感情を抱くのである。

自分の「今回は別角度から切り込んでみよう!」と意気込んで

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