記事一覧
英語とアイヌ語との共通点について
さて、皆さん。ニック式英会話のニック・ウィリアムソン先生をご存じですよね。先生の「カタマリで覚える」というご指導に対して僭越ながら所感を申し上げます。大変僭越ながら、私は99%賛成なのですが、残り約1%ほど納得し切れない部分もございます。そういう自分自身に言い聞かせるため、また、僭越ながら、私と同じようなお悩みを持っておいでの方のため、先生の仰ることを別の角度から捉え直そうとするのが、今回の投稿
もっとみる英語の二次的主語或いは二重主語について―象は鼻が長いの意味5―
ウィリアム・ジョージ・アストン先生のご共有につきまして
さて、皆さん。欧米の研究者の中で、日本語と韓国語/朝鮮語との双方を研究した、恐らく最初期の先達のお一人であろうとして、知られる、ウィリアム・ジョージ・アストン先生(1841-1911)をご存じでしょうか。
ご著作『日本語と朝鮮語の比較研究/A Comparative Study of the Japanese and Korean La
中国語の連続についての一考察―中国語連続文法3―
【連続文法(注2)という観点から漢文・中国語を見る】
さて、皆さん、三国志、ご存じですよね。私も大好きでございます。その三国志の全文が確認でき、しかも、全文に検索が掛けられる、しかも、操作言語と申しますか説明文が日本語、という、有難いことこの上無い、物凄いサイトを発見いたしましたので、共有申し上げます。
http://www.seisaku.bz/sangokushi.html
「以諸葛
韓国語/朝鮮語と日本語との文法的な違いについてー象は鼻が長いの意味4ー
【一生懸命なのは誰?】
さて、皆さん。先日、ネットサーフィンをしておった際、幸運にも拝読が叶ったのですが、非常に興味深く存じたので、共有申し上げます。愛媛大学のサイトに掲載されている、塚本秀樹教授のご研究のご紹介(注1)です。
日本語a文と韓国語/朝鮮語b文とは、対応した内容です。両言語のネイティブスピーカーに尋ねてみると、日本語のa文の場合、「一生懸命に何かをした」のは、学生である可能性
奇跡の応用(分詞構文その他)か後置修飾か及び+Ω
【奇跡の応用(注1)と後置修飾と】
I saw the dog barking.
さて、皆さん。この文には解釈が3つ(乃至は4つ)あるものと存じます。なお、或いは、この例文自体に、英語の表現として根本的に変な部分があるかもしれませんが、その点についてはご指摘が頂ければ幸いです。では、その解釈の違いについて理解するため、敢えて対象言語の文法構造まで含めて直訳するような日本語の表現を作って、その
英語の象は鼻が長い構文ー象は鼻が長いの意味3ー
【同格】 さて、皆さん、「象は鼻が長い」に似た表現は、英語には無いのでしょうか。私は、同格(アポジション/ apposition)とされる表現が、図式として似ている、と考えております。なお、文法用語としての apposition は、同格という訳語になっていますが、文法でない普通の意味としては、並置、並列、付加、添付のようにも訳されるようです。
同格で、その代表例のように、よく紹介されるものには
象は鼻が長い式に言える言語は世界にいくつあるのかー象は鼻が長いの意味2ー
【象鼻文のある言語】 さて、皆さんは、象は鼻が長い、に似た表現が、そのような文法構造上の図式が、ある、とされる外国語をいくつご存じでしょうか。なお、「は」や「が」に対応する助詞等があるかどうかとは別の問題として、考えます。なお、「は」や「が」に対応する助詞等がある言語については別にリストを作ります。「何とか語 象は鼻が長い」「何とか語 文法モジュール」「何とか語 主題」の検索ワードで検索し、かつ、
もっとみる