マガジンのカバー画像

少子化関連 記事

28
恋愛、結婚、子育ての面から少子化の問題について考察した記事のまとめになります。
運営しているクリエイター

#社会問題

人口3000万の国になっても生き残る為にすべきこと

人口3000万の国になっても生き残る為にすべきこと

2023年も出生数の減少は続き、70万人台前半の数値となった。恐らく出生率は過去最低を更新すると見られる。

この話題についての、とあるツイートが目を引いた。

最初に見かけたときは非常にショックだったが、考えても見れば当然の話だ。なぜ気づかなかったのか。

今後も年間出生数が減っていき、仮に40万人程度の所で底打ち出来たとしても、出生数40万人の子達が高齢者になる頃には人口は3000万〜4000

もっとみる

現実的に可能で効果がありそうな少子化対策

少子化の原因は「個人の自由の尊重」や「男女平等」といった社会の価値観、風潮に基づくものが多く、それらはただ金を配るだけで解決するものではない。また、先進国全体で人権思想が浸透している以上、それらの原因に言及することも現時点では容易ではない。

その為、長期的には社会の価値観を変えることを目指しつつ、短期的にはそこに抵触しない形での対策を打っていく必要がある。今回は、筆者が有効だと思う対策とその理由

もっとみる
「一生独身でもいい」はロクでもない結末を迎える

「一生独身でもいい」はロクでもない結末を迎える

2022年度の出生動向調査が発表され、結婚願望がない若者が過去最多になったことが大きく報じられている。

ただでさえ子供を産める若者が減っている状況で更に結婚願望のない人が増えるとあっては急速に少子化が進む恐れがあり、危機的な状況と見るべきだろう。

各種調査結果を見てみると結婚願望がない理由としては「ひとりでも気楽に、快適に暮らせるから」というものが多いようである。

特に、「ひとりでも特に寂し

もっとみる

Abema TV「若者のゼロリスク志向」の感想

偶然見つけた番組であるが非常に興味深い話をしていたのでその感想を書いてみようと思う。

恋愛だけでなく、出世、ファスト映画、食事する店のレビューなど、今の20代の若者はとにかく「失敗」、「損」を恐れる考えがあり、万が一にもそれをしてしまうと自分の存在そのものが否定されたような感覚に陥ってしまう。故に最初からリスクをとらない選択をする、という旨の話だ。

筆者も20代であるが、比較的リスクを取ること

もっとみる

明石市の人口動態統計
https://www.city.akashi.lg.jp/soumu/j_kanri_ka/shise/toke/dotai.html
を見たが、出生率は全国よりはマシというレベルで、大して上がっていない。
他所から子育て世代を集めて人口が増えたように見せているだけで、既に現地にいる人は大して子供産んでいないのでは、と感じる。

子育てしやすい国で子供は産まれているのか? 出生率を調査してみた

子育てしやすい国で子供は産まれているのか? 出生率を調査してみた

ハンガリーに兵庫県明石市と子育て支援に力を入れる国や自治体が近頃相次いで絶賛されている。少子化が進む現状において、「子育て支援を充実させて安心して子育てできるようにすること」が解決につながるというのが根強い支持を集めているからであろう。

では、実際に子育て支援に力を入れる国で子供は産まれているのだろうか?きちんとデータを比較して確かめてみよう。

https://ampmedia.jp/2020

もっとみる
日本はポルノ大国だと思う

日本はポルノ大国だと思う

ただし、昨今やり玉に上げられる萌え絵や胸を協調した広告の事ではない。

ツイッターで毎度のようにバズを形成するコンテンツがある。

・女性は30代40代になってもキラキラ輝くことが出来る!若さだけが女の価値じゃない!

・夫が家事をしてくれない!理解してくれない!ストレスをため込んでたら子供(もしくは他の誰か)がガツンと言ってくれた!

・女性はみんな見えない所で傷ついているし苦しんでいるの!男も

もっとみる
子供を産んだら「偉い」と褒めよう

子供を産んだら「偉い」と褒めよう

筆者がよく動画を視聴している鉄道系youtuber スーツさんのツイートから新たな知見を得ることができた。

以下は筆者のツイート

子作りだって子供の意思を反映していない、親の意思だけでやるものだから趣味に近く、鉄道撮影と同じようなものだとしたツイートだ。これらを同一視することにフォロワーからは批判の声も上がっているようだが、これは現代の子育てに対する価値観をよく反映している。

昭和の時代まで

もっとみる
お金や子育て支援ではない、少子化の本当の原因

お金や子育て支援ではない、少子化の本当の原因

少子化問題に悩まされて久しい日本であるが、その原因は一般に、「経済面で結婚したくても出来ない」や、「子育て支援の不足により子育てに不安を感じるから」と言われることが多い。

しかし、過去の日本の出生率推移や海外の状況を見ると、それは真っ赤な嘘であることが分かる。

この記事では、少子化の本当の原因について推測していこうと思う。

1.個人の人権:結婚しない、子供を産まない自由
昭和の頃までの日本は

もっとみる