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聖地パレスチナ 一人散歩

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聖地パレスチナ一人歩き。非日常にあふれた旅の記録
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#ベツレヘム

抑圧と抵抗、そしてユーモア

抑圧と抵抗、そしてユーモア

昨日、noteをつらつら読んでいたら村本さんの記事にヒット!

https://note.mu/muramoto

そっかー、スタンドアップコメディか・・・で、思い出したです!パレスチナ、ベツレヘムでのラマダン直前のあの日のことを。パレスチナ人のあるスタンドアップコメディエンヌと出会った日。
スタンドアップコメディが身近に感じたその日

ここじゃ、ラマダン中が稼ぎどきよ!

え?ラマダン中?

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パレスチナでイベントやってみたらアクシデントだらけだった

パレスチナでイベントやってみたらアクシデントだらけだった

福岡時間とか沖縄時間とか聞いたことないですか?割りかし時間にキチッとしている日本だけど、南に行けば若干ルーズというか。
アラブ時間なんてのもありますよ。

なんとかやりきったイベント!

総勢22名の参加、満員御礼ですよ!

イベントページには日本人のある方から、寿司屋で働いたこともない素人でしょ?って書かれたりして、ちょっと傷ついた数分間もあったけど子供の時からお料理してきたし、安いくて美味しい

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好きを言い続けたら向こうから近づいてきた!

好きを言い続けたら向こうから近づいてきた!

前世での縁なのか、何があるのかもはや現代科学では説明も辻褄も合わない、わたしのパレスチナ好き。深く深く深く大好き。もはや愛かもしれない。いや、愛しかない。

行けば行くほど知らないことが増えて、その分友達も知り合いも増えた。日本でもパレスチナの話ばっかりして、パレスチナのイベントをして、

あ!パレスチナの人!違うけどね、日本人だけどね。そう呼ばれるようにもなってきた。
どっから見つけてきたの?っ

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占領地パレスチナ

占領地パレスチナ

Have you traveled occupied Palestine?占領地パレスチナ?エリアCのこと? エルサレムもにも行ったしヘブロンもナブルスにも行ったけど.

Occupied Palestine  イスラエルのことよ。

滞在しているベツレヘムのデヘイシェ難民キャンプに住む18歳の女の子との会話だ。

Occupied Golan Heights がいつの間にかIsraelになってし

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2つのパレスチナ

2つのパレスチナ

同じ国なのに別の国なんだ。

3月25日朝6時半に起きた。わたしはエルサレムの日本人宅にいた。
この日の朝5時過ぎ、わたしの起きた時間の1時間半前にガザからテルアビブ近郊にロケット弾が落ちた。

戦争が始まるかもしれない。

その前の週も同じことがあって、同じことを思った。
違うのは日本にいたことと、今エルサレムにいること。
エルサレムからテルアビブまでバスでも小一時間。距離にして65kmくらい

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パレスチナの音楽フェス ー終焉そして帰りもー

夜も更け、会場も人人人。老若男女踊る歌う。

ステージは音楽の合間のショーが始まった。DJは引き続きプレイしているがステージには男衆が数名。何が始まるかと思ったらファイヤーダンスだった!

夏に地元福岡で行ったイベントでもファイヤーダンスがあった。え?世界的にファイヤーダンスって流行っているの?福岡とベツレヘムで世界の流行を見出すのは少し心許ない気もするが。

終盤になると、空は光る。音とともに。

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パレスチナの音楽フェス ーいつの間にか始まっているー

まだ明るいが太陽の光は少しだけ和らいだ気がする。ほんのたまに涼しい風が抜ける。

ステージの照明のリハーサルはいつの間にか本番になったのか、それともリハーサルのままなのかよくわからないまま、DJブースにはDJがたち、音楽をかけそのボリュームはどんどん大きくなっていった。


目につくメッセージ性の強いTシャツ。まさかのオフィシャルだった。
パレスチナ難民の帰還権、2002年のジェニン難民キャンプ

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パレスチナの音楽フェス ー開場そして出会いー

監視塔を横目に会場の前に車を停める。

じゃあね、楽しんで!僕は帰って家でテクノ聞くわ。

ありがとう!

これはパレスチナあるあるなのか、アラブなのか、宗教なのかよくわからないけど極めて私にはパレスチナでよくある出来事で日本では一度も経験したことがないヒッチハイクで会場まで到着した。まだ陽は明るい、思ったより早く着き会場はオープンしているものの、人はまばらだった。

受付でiPhoneに収めて

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パレスチナの音楽フェス ー会場までの道のりー

パレスチナの音楽フェス ー会場までの道のりー

9月に行ったパレスチナの音楽フェスのこと。

エルサレムでもベツレヘムでもラマッラーでもジャンルを問わず多くの店に貼っていたポスターがあった。Pamfest 3 パレスチナの音楽フェスだった。

これって面白いの?と店の人に聞いてみるも、

インシャアッラー、面白いかもね。

神様がそう望めば面白いって・・・

チケットをネットで購入する。どうやって会場まで向かおうか。主催にインターネット上で話し

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世界難民デー

世界難民デー

パレスチナ人が難民となって70年も経つ。確か日本で難民という言葉が浸透したのはベトナム戦争の頃ではないかと聞く。そして今では難民という言葉か軽くなった気もする。ネカフェ難民、ランチ難民。インスタグラムのハッシュタグで #難民キャンプ  でソートすると楽しそうなキャンプ場だったりする。

難民キャンプに泊まってみる?君が嫌じゃなければ。うちの家族みんなが君を歓迎してるよ、みんなで夕食を食べようって言っ

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ベツレヘムを後に

ベツレヘムからテルアビブに向かう。まずはバスでエルサレムに入りそこからバスまたはシェルートでテルアビブへ。運悪くこの日は金曜日ユダヤの安息日であるため必然的にシェルートを使うことになる。いつものバスターミナルへ向かうとアラブ人の大声で”エルサレム”と叫ぶの声。これだけ大声で知らせてくれると行き先を間違えることはない。ニッコリと笑ってバスに乗り込む。人が集まれば出発。時間通りとかそういったことを考え

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ファラフェル修行終了

奥のキッチンに行こう。そういってわたしをキッチンに迎え入れてくれた。そこにはひき肉を作るような大きな機械が鎮座しており、これがひよこ豆をファラフェルへと化していくためのものなのだ。

ファラフェルは簡単だよ。これさえあればね。そういって仰々しい機械を指差した。

さあ、たねを仕込もう。Ready?

OK!!BOSS

そう言って笑い合った。

彼の指示通り、と言ってもすでに準備している材料をこの

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ファラフェル修行開始

朝起きると今日も日差しが強そうな白っぽい太陽がわたしの寝床を照らしていた。眠たさと今日も楽しいという確信が入り混じりつつバルコニーで太陽を拝む。眼下にはオリーブの樹やイチヂクの樹、なんてない風景なのだが何度見ても飽きることがない。

昨日約束していたファラフェル修行。楽しみすぎる。早速身支度をし民家のファラフェル屋さんを目指す。昨日の記憶をたどりつつ道を歩く。この壁が見たな、右だっけ左だっけ。同じ

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ベツレヘムの住宅地にて

世界遺産の地、ベツレヘムも生誕教会とその周辺以外は至って普通の場所だ。人々が日々の生活をする場。住宅地があり、小さなスーパーマーケット、お惣菜屋、小さなモスク、そして瓦礫の山。

とにかく歩いてみることにする。飾られていないベツレヘムを感じてみようじゃないか。

あてもなく歩くのは本当に疲れるので終点を決める。それに向かって寄り道しながら迷子になりながら歩いていくことにしよう。わたしは宿からいつも

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