パレスチナの音楽フェス ー終焉そして帰りもー

夜も更け、会場も人人人。老若男女踊る歌う。

ステージは音楽の合間のショーが始まった。DJは引き続きプレイしているがステージには男衆が数名。何が始まるかと思ったらファイヤーダンスだった!

夏に地元福岡で行ったイベントでもファイヤーダンスがあった。え?世界的にファイヤーダンスって流行っているの?福岡とベツレヘムで世界の流行を見出すのは少し心許ない気もするが。

終盤になると、空は光る。音とともに。そう、花火だ。パレスチナで、ベツレヘムでその空に花火があがる。そして脇には監視塔。きっと監視塔で職務を遂行しているイスラエル兵もきっと同じ音楽を聴き、同じ花火を見ているのは間違いない。何を思うのかな。

空を見上げ、花火を見ていると肩を叩かれた。

ナディーム!来てたの?
仕事終わってバタバタね。紹介するよ。友達のムハンマドとファティーマだよ。
初めまして。

一通りお喋りをしてわたしは先に帰ることにした。

遠くステージからはまだ音楽が聞こえて来る。会場外は車とタクシーの列。多くの人は自家用車で来ている。どこかでタクシーを拾おう。ここで乗っても渋滞から抜けるのに何時間かかることか・・・そう思いながらベツレヘムのセンターに向って歩き出すのだった。

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