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2019年4月の記事一覧
ちょっとブレイク「親知らず」と陶芸家の誤算
知恵の歯(智歯)とは、つまりは親知らず。青春期の知恵がつくころ、物事の分別がつくころに出現することから、英語でもwisdom tooth。
赤ちゃんのころは、小さな歯が少し見えただけで「かわいい、かわいい」と感動したものだが、その後はいくつ生えたのか、ひいてはいくつ抜けたのかも知らない管理不行き届きな親である。ご存知、こんなふうに親が無関心になったころに生えるということから別名「親知らず」。
ちょっとブレイク「春の土鍋」タンポポちらしのポタージュ
冬のバターナッツと春のタンポポがスープの中で出会ったら
冷暗な場所で冬のあいだ保存していた古参バターナッツかぼちゃと、庭の新人タンポポが出会う。春の新タマネギも仲介役で。出会いというものは、理想から現実の味にかわる瞬間だ。
「バターナッツのポタージュ」
Cocciorinoの土鍋(白)
かれこれ15年~16年くらい、山梨の個人農場に野菜の宅配をおねがいしている。彼らの有機農法(一部自然農法)
ちょっとブレイク「春の土鍋」蕗のおすまし
「ココロニ」の下で会いましょう去年の春、蕗の葉の下に住む人に会いに旅に出た。アイヌ語で蕗は「ココロニ」、下は「ポック」、人は「ウンクル」。つまり、ちいさな神様「コロポックル」なのね。
民族博物館では「熊送り」(イオマンテ)のことを知って神の国を信じた。子熊を大切に飼育し、大きくなったらお土産を持たせて神の国へ送るというアイヌの儀式。
気づくと、蕗の群生地で真剣にコロポックルを探していた。
出