渡辺拓真

俳優として活動後カメラマンに転身。俳優経験者だからこその視点で俳優のための宣材写真を撮…

渡辺拓真

俳優として活動後カメラマンに転身。俳優経験者だからこその視点で俳優のための宣材写真を撮らせて頂いています。 noteでは写真に関することやどうでもいいことを綴っていきます。

記事一覧

つまんない人間

「つまんない人間と一緒にいると自分もつまんない人間になっちゃうよ?」 君はこっちを見もせずにそんなことを言った。 面白いとかつまんないとかこっちが勝手にジャッジ…

渡辺拓真
1日前
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オーディションに応募する時に考えてみたこと

久しぶりに俳優として応募したいオーディションを発見したので応募してみました。 俳優としての活動を休止してから実に7年ほどの月日が経ち、その間で自主映画の監督やオ…

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渡辺拓真
2週間前
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ぬいぐるみのキーチェーン

新宿ですれ違ったキティちゃんの小さいぬいぐるみキーチェーンをつけて仏頂面で歩く人も家ではそれ見てかわいいーとか言ってんのかな?かわいいな 昔からなぜか新宿でだけ…

渡辺拓真
3週間前
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心のなみかぜ

できることなら心になみかぜが立たないように生きていきたいと思い始めたのはいつ頃からだろうか? いつからかなぜかそう思うようになっていた。 湘南に住み始めたのはき…

渡辺拓真
1か月前
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変な夢

変な夢を見た。 目覚めて二度寝しようと思ったものの一応メモしようと思って書いたメモが以下のものである。 7月12日に見た夢から目覚めて思っていたこと。 お笑い芸人…

渡辺拓真
1か月前
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応援したい欲

よく聴いているポッドキャストで人々はなぜ東京マラソンの沿道に並んでまで応援するのかという議題になったことがあった。 その議題の中で人には「応援したいという欲」が…

渡辺拓真
1か月前
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被害者ぶるなよ、お前はいつだって加害者なんだから

タイトルにしたこの言葉はある日、自分のスマホメモに殴り書きしていた言葉です。 この「お前」というのは自分自身のことです。 やたら強い文言ですが、これはある種の真…

渡辺拓真
1か月前
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なんで宣材写真を撮り始めたんだっけ?

最近宣材写真の撮影会を始めてみました。 今後も定期的に開催していくかどうかは現段階では未定ですが、より多くの方に僕の宣材写真撮影サービスを利用してもらえる機会に…

渡辺拓真
1か月前
3

いつか撮りたい映画のための

久しぶりに描きたいことが現れたのでいつか撮りたい映画のために会話を殴り書いてみた。面白いかどうかはしらん。 ブラッシュアップしていこう。

渡辺拓真
1か月前
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革命を起こすんだ

ちょっと前にtiktokでandymoriの楽曲「すごい速さ」が流行っているらしいという記事かなにかを読んだ。 普段僕はtiktokは全然見ないのでその現象は知らなかったし、おそら…

渡辺拓真
2か月前
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特別な時間の終わり

映画や小説などには「僕たちは特別な時間を過ごしました。だけどもうここから二度と会うことはなかったのです…」みたいな物語が時代や国を越えて結構な数存在する。 それ…

渡辺拓真
2か月前
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親子丼の味

親子丼を久しぶりにお店で食べた。 優しい味がして、とても心が満たされたような気分になりました。 あれは確か小学6年生の頃。 家庭科の調理実習で親子丼を作らされまし…

渡辺拓真
2か月前
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リンダリンダリンダ

久しぶりに『リンダリンダリンダ』という映画を見た。 確か初めてこの映画を見たのは高2ぐらいのときで、当時地元に新しくできたレンタルビデオ屋で喜び勇んで借りた映画…

渡辺拓真
2か月前
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1番好きがいなくなりつつある

先日写真撮影の仕事中に星野源を流していたら 「星野源好きなんですか?」 と聞かれた。 僕は確かに好きだけれども星野源についてなんでも語れるほど好きなわけではない…

渡辺拓真
2か月前
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THE FIRST SLAM DUNK

Netflixで配信が始まった『THE FIRST SLAM DUNK』を見てたら2時になっていた。 僕はバスケ少年だったので劇場公開時に3回見たけど、何回見ても終盤の緊張感が失われること…

渡辺拓真
2か月前
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いい写真だけどあなたではないよね

その人が特別良く写っている写真のことを「奇跡の一枚」と呼ぶことがある。 そう呼ばれる写真の数々は、確かにいい写真だなと思えるものもあるが、往々にして「いい写真だ…

渡辺拓真
2か月前
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つまんない人間

つまんない人間

「つまんない人間と一緒にいると自分もつまんない人間になっちゃうよ?」

君はこっちを見もせずにそんなことを言った。

面白いとかつまんないとかこっちが勝手にジャッジするのは酷く傲慢な行いに思えるけれども、まあ自分の人生だから自分で判断したって別になんの問題もないんじゃない?

誰かが自分の人生に責任とってくれるわけでもないしね。

みたいなことも言ってた気がする。
もう5年も前の事だからあんまり覚

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オーディションに応募する時に考えてみたこと

オーディションに応募する時に考えてみたこと

久しぶりに俳優として応募したいオーディションを発見したので応募してみました。

俳優としての活動を休止してから実に7年ほどの月日が経ち、その間で自主映画の監督やオーディション開催、宣材写真カメラマンとしての活動をしてきました。

そこで得た知識や感覚をプロフィールを作り直して応募するまでの一連の中でどのように生かすべきか考えたことを、せっかくなのでここに記しておこうと思います。

(と言っても7年

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ぬいぐるみのキーチェーン

新宿ですれ違ったキティちゃんの小さいぬいぐるみキーチェーンをつけて仏頂面で歩く人も家ではそれ見てかわいいーとか言ってんのかな?かわいいな

昔からなぜか新宿でだけ起こる現象なんだけど、向こうから歩いてくる人を見て「あの人背デカイな!!」って思ってすれ違うタイミングになると、

その人は別にそこまでデカくなくて、自分の背と同じくらいどころか、むしろ自分の方がデカくて「はい?」となることがある。

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心のなみかぜ

心のなみかぜ

できることなら心になみかぜが立たないように生きていきたいと思い始めたのはいつ頃からだろうか?

いつからかなぜかそう思うようになっていた。

湘南に住み始めたのはきっと、心の中になみかぜを立てる東京から少し離れて、海沿いの波風を実際に肌で感じた方が自分の人生にとって健全だと思うようになっていたからなんだと今にして思う。

実際にあのタイミングで住んでみてよかったとも思う。

でもどんなになみかぜを

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変な夢

変な夢を見た。

目覚めて二度寝しようと思ったものの一応メモしようと思って書いたメモが以下のものである。

7月12日に見た夢から目覚めて思っていたこと。

お笑い芸人が閉じこめられる夢。

その夢の中では賞レース決勝で最初の3組しかネタをフルで出来なくて、そのあとの組はネタの途中で劇場内で殺戮が起こったりしてネタが中断させられてしまう。

その大会が終わって全員生き返った後に、おぎやはぎの小木さ

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応援したい欲

よく聴いているポッドキャストで人々はなぜ東京マラソンの沿道に並んでまで応援するのかという議題になったことがあった。

その議題の中で人には「応援したいという欲」があるのではないかという結論になっていった。

確かにそうかもしれない。

マラソンの沿道に並んで一瞬だけ横切るランナーを応援する人、アイドルが歌って踊る姿を一生懸命応援する人、YouTuberやこれからそれぞれの活動を頑張っていきたい人を

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被害者ぶるなよ、お前はいつだって加害者なんだから

被害者ぶるなよ、お前はいつだって加害者なんだから

タイトルにしたこの言葉はある日、自分のスマホメモに殴り書きしていた言葉です。

この「お前」というのは自分自身のことです。

やたら強い文言ですが、これはある種の真実なんだと思います。

男性の有害性について最近はよく考えます。

っていうかもっと常に考えなければいけないことだったんだと気づかされました。

これまで日常や映画、ドラマ、小説などでそのことに触れて分かったような気になっていたけれど、

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なんで宣材写真を撮り始めたんだっけ?

なんで宣材写真を撮り始めたんだっけ?

最近宣材写真の撮影会を始めてみました。

今後も定期的に開催していくかどうかは現段階では未定ですが、より多くの方に僕の宣材写真撮影サービスを利用してもらえる機会になればと思っています。

https://lit.link/takumawatanabe

撮影会を始めた理由は1日に複数人撮ることでコストを抑えて気軽に参加しやすい価格帯(現状は6000円)にすることでより多くの人に撮影サービスを利用し

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いつか撮りたい映画のための

久しぶりに描きたいことが現れたのでいつか撮りたい映画のために会話を殴り書いてみた。面白いかどうかはしらん。

ブラッシュアップしていこう。

革命を起こすんだ

ちょっと前にtiktokでandymoriの楽曲「すごい速さ」が流行っているらしいという記事かなにかを読んだ。

普段僕はtiktokは全然見ないのでその現象は知らなかったし、おそらく今は流行ってないんだろうと思う。

現代の流行り廃りの速さはそれこそ「すごい速さ」なのである。

僕は別に活動期間中にandymoriを聴いていたわけではないし、andymoriについて知っていることはほぼなにもない

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特別な時間の終わり

映画や小説などには「僕たちは特別な時間を過ごしました。だけどもうここから二度と会うことはなかったのです…」みたいな物語が時代や国を越えて結構な数存在する。

それはとても美しい物語だと思う一方で「いや、ずっと会い続けることができる関係の方が素敵に決まってんだろ!」とも思うのです。

切なさを描きたいからなのか知らんけど、終わってしまう儚さより、続いていく、続けていくことを選んだ関係の方が現実ではず

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親子丼の味

親子丼の味

親子丼を久しぶりにお店で食べた。
優しい味がして、とても心が満たされたような気分になりました。

あれは確か小学6年生の頃。
家庭科の調理実習で親子丼を作らされました。

僕は当時家で料理をすることもほとんどなかったので、(今もですが)
見よう見まねでなんか適当に教科書に書いてあるままに作ったように記憶しています。

教科書に載っている材料を、載っているままに作って乗せて食べたんです。

言われた

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リンダリンダリンダ

リンダリンダリンダ

久しぶりに『リンダリンダリンダ』という映画を見た。

確か初めてこの映画を見たのは高2ぐらいのときで、当時地元に新しくできたレンタルビデオ屋で喜び勇んで借りた映画の中の1本だったような気がする。

僕が通っていた高校は文化祭と体育祭が隔年で開催される残念な仕様で、僕らの代の文化祭は高2の時だったし、別になんの催しにも参加していなかったので高校の文化祭という文化に1ミリの感慨も思い出もない。

でも

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1番好きがいなくなりつつある

1番好きがいなくなりつつある

先日写真撮影の仕事中に星野源を流していたら

「星野源好きなんですか?」

と聞かれた。

僕は確かに好きだけれども星野源についてなんでも語れるほど好きなわけではないし、楽曲も出演作もすべて網羅できているわけでもないので

「そこそこ好きです」と答えた。

「なんか最近はそこそこ好きがたくさんいる状態ですねー」とかへらへらしてた。

例えば1番好きと言えるアーティストなり芸人なりがいたとして、現代

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THE FIRST SLAM DUNK

THE FIRST SLAM DUNK

Netflixで配信が始まった『THE FIRST SLAM DUNK』を見てたら2時になっていた。

僕はバスケ少年だったので劇場公開時に3回見たけど、何回見ても終盤の緊張感が失われることはない。すごい。

さっき改めて見ながら、2回目の鑑賞時に父親とふたりでこの映画を観に行ったことをずっと思い出してた。

父とふたりで映画を観に行くなんて人生でこの時だけで、おそらく今後もないだろう。

この映

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いい写真だけどあなたではないよね

いい写真だけどあなたではないよね

その人が特別良く写っている写真のことを「奇跡の一枚」と呼ぶことがある。

そう呼ばれる写真の数々は、確かにいい写真だなと思えるものもあるが、往々にして「いい写真だけどあなたではないよね」と感じてしまうものであることが多い。

いい写真だが、あなたが普段まとっている雰囲気とはかなり隔たりがある状態が写っている。

果たしてそれは本当にいい写真と言えるのだろうか。

写ってるその人自身がとても気に入っ

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