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被害者ぶるなよ、お前はいつだって加害者なんだから

タイトルにしたこの言葉はある日、自分のスマホメモに殴り書きしていた言葉です。

この「お前」というのは自分自身のことです。

やたら強い文言ですが、これはある種の真実なんだと思います。


男性の有害性について最近はよく考えます。

っていうかもっと常に考えなければいけないことだったんだと気づかされました。

これまで日常や映画、ドラマ、小説などでそのことに触れて分かったような気になっていたけれど、その実態は男性自身が考えている以上にはるかにグロテスクであったことを知りました。


そんな中読んだカツセマサヒコさんの小説『ブルーマリッジ』

タイトルにマリッジとある通り結婚小説なのかと勝手に思って読んでみたら内容の9割がハラスメントについてであり、加害についての小説であったこと、

また読み始めたのが映画『先生の白い嘘』がインティマシーコーディネーターに関する記事で炎上した日だったこともありひどくグッタリしてしまいました。(ただでさえ、夏の暑さでグッタリしているというのに…)


ハラスメントを物語として描く以上なにかが解決して人が成長して物語のオチをつけないといけないわけだけれど、

現実はもっと気持ち悪くて、グロくて収拾がつかないし、それはずっと続いていくし、問題が解決される日なんてほとんどこないわけで。

フィクションを作る以上そのことにもっと自覚的になって制作に立ち向かっていかなければいけないなと気持ちを新たにした今日この頃でした。


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