特別な時間の終わり

映画や小説などには「僕たちは特別な時間を過ごしました。だけどもうここから二度と会うことはなかったのです…」みたいな物語が時代や国を越えて結構な数存在する。

それはとても美しい物語だと思う一方で「いや、ずっと会い続けることができる関係の方が素敵に決まってんだろ!」とも思うのです。

切なさを描きたいからなのか知らんけど、終わってしまう儚さより、続いていく、続けていくことを選んだ関係の方が現実ではずっと尊いはずなのである。

毎週のように会っていた関係が月一になり、年一になり、どんどん減って行ったとしても続けていく意志を持っていることに助けられることが人生の中できっとある。

だからいなくなりたいなんて、そんなこと言わないでください。

勝手にいなくなるのもやめてください。
いなくなる時はひと言声をかけてください。

あなたがたとえ遠くに引っ越したとしても、僕は構わず会いに行くんです。

それくらいの縋り根性で生きていったっていいじゃないですか。(相手の迷惑にならない範囲ならば)

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