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学校に行かないという選択。

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2023年現在、中学校2年・小学校4年の学校に行かないという選択をした子どもたちとの日々の暮らし。学校や学びにまつわること。学びとはなんだろうということを日々感じ考える記録。
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2022年4月の記事一覧

学校に行かないという選択。「大恐竜時代へGO!GO!GO!」

学校に行かないという選択。「大恐竜時代へGO!GO!GO!」

二男は、古生代の生物や、恐竜が好きだ。

学名などもスラスラと覚えて教えてくれることもあるが、そもそもカタカナの苦手は母は、殆ど覚えられず、何度も聞いてしまう。

そして、その度に、何度でも親切に教えてくれる、それが我が家の癒し系担当・二男である。

そんな二男は、紙粘土で恐竜を作るのが好きだ。

急に思いついて、隙間時間で、ちょこちょこっと作る。

そして、可愛らしい恐竜が現れる。

昨今の紙粘

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学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「この瞬間を味わう為に、私はここにいるのかもしれない。」

学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「この瞬間を味わう為に、私はここにいるのかもしれない。」

これまで、2年ほど、遠ざかっていた幼稚園に、末娘が「行きたい」と言い出し、母が腹を括って通い始めるまでのことはこちら。

今日から、GWで幼稚園も10日間ほど休みである。

4月から末娘は、毎日、「今日は幼稚園行く?」とそれはそれは楽しそうに幼稚園に通っている。園バスもあるのだが、我が家は、幼稚園まで車なら5分もかからず、それなりに坂道が急な場所もあるが、歩いても30分はかからない。基本的に幼稚園

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学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「屋根より高い鯉のぼり。」

学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「屋根より高い鯉のぼり。」

幼稚園では、恒例の鯉のぼりが、空に舞う季節がやってきた。

我が家の子どもたちは、3人共、この鯉のぼりが大好き。

風が止んだら、お父さんに抱っこや肩車をしてもらって、ちょっと触らせてもらう。

いつか、彼らも、自分の子どもたちと青い空をゆったり泳ぐ鯉のぼりを眺める日がくるのだろうか。

子どもたちの未来をあたりまえのように楽しみにできることは、穏やかな日常を過ごすことができる場で暮らしているから

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学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「それって意地悪なの?」

学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「それって意地悪なの?」

2年間の充電?準備期間を終了し、幼稚園に行くと張り切っている末娘4歳。

「今日も幼稚園行く?!」

・・・今日は日曜日です。母を休ませてください。

末娘の通っている幼稚園は、家族で通える森の中の幼稚園だ。

体験入園として、3歳未満でも通うことができる場所であるので、我が家の長男も、2歳からこの幼稚園に通っていた。

新年度になり、新しく入園した家族も多く見かける。

私たちも、2年程ブランク

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学校に行かないという選択。「しあわせな午後3時。」

学校に行かないという選択。「しあわせな午後3時。」

木曜の午後3時。

末娘と二男と歩いて幼稚園から帰宅。
家から幼稚園までは、歩いて20分程だ。

「ただいま~!」と玄関を開けると、いい香りがしてくる。

リビングのドアを開けると、テーブルにおやつのパンケーキが!

キッチンに行くとフライパンの中に、白菜とツナのクリーム煮が!

更に、冷蔵庫を開けるとプリンが用意されていた!

ここは天国?!

留守番していた長男が、夕飯を作ろうと、冷蔵庫を開け

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学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「順番は守らなくちゃだめ?」

学校に行かないという選択。幼稚園には行ってます。「順番は守らなくちゃだめ?」

新しい春。
自分の中の紆余曲折を経て、末娘の「幼稚園に行こうかな」という発言により、今週から、遅い春のスタートを切った。
紆余曲折については、こちらのnoteに書かせていただいた。

「明日、幼稚園に行こうか。」

春の始まりを感じつつ、中学校の面談や、小学校への挨拶やらで、私の心も身体もなんとなく落ち着かず、なんだかんだと4月も2週目となっていた。

幼稚園に明日行こうか、と言うと、末娘は、「待

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学校に行かないという選択。「僕はきっと旅にでる。神様の宝石でできた島へと。」

学校に行かないという選択。「僕はきっと旅にでる。神様の宝石でできた島へと。」

長男がひとり旅に出た経緯は、こちらのnoteに書かせていただいています。

長男が、ひとり旅に出た。
12歳だった彼は、13歳になって帰ってきた。

初めてひとりで乗る飛行機も、初めて会う沖縄でお世話になる家族の方々との時間も充実したものだったようだ。

帰宅しての第一声は、「沖縄に住みたい。」だった。

余程、沖縄が気に入ったらしい。

私は長男が1歳9ヶ月くらいの時に、夫のお年玉企画で、美ら海

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学校に行かないという選択。「誰でも、最初は一年生。」

学校に行かないという選択。「誰でも、最初は一年生。」

子どもに限らず、大人だって、誰でも最初は一年生だ。

小学校でも、中学校でも、高校でも、大学でも、そして社会人として社会に出ても。

この春、三年生になった二男。始業式の日に、新しい担任の先生に会うために学校へ行った。

「この度、三年生の担任になったNと申します。」

若い男性の先生だった。

「どちらの学校から、いらしたのですか?」と何処からか異動してきたのかと思って尋ねると・・・・

「この

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学校に行かないという選択。「いざ、中学校へ。後編。」

学校に行かないという選択。「いざ、中学校へ。後編。」

エイプリルフールに入学受付をしたことについてはこちらのnoteに書かせていただいています。・・・入学受付通知は嘘ではなかった。

入学受付をし、先生に面談を申し込んだ。日程については、先生は、「上の者と相談してお電話で連絡させていただきますね」とのことで、電話を待つことに。

「上の者との相談」・・・そうだよね、大変だなぁ、先生たちも。

公的な組織の仕組みに思いを馳せる。

個人としては、「別に

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学校に行かないという選択。「いざ、中学校へ。前編。」

学校に行かないという選択。「いざ、中学校へ。前編。」

遡って、4月1日。
これから長男が籍を置くことになる中学校の入学受付日。エイプリルフールではあるが、入学通知は嘘ではないようだった。

「面倒くさい・・・」と呟く長男に、「ま、最初だし、どんな感じか、受付だけでも行っておいたら?お母さんも、先生たちとの面談の約束したいから、一緒にいくわ。」と、渋々の長男と中学校へ。

体育館に案内されると、4つの小学校を卒業した新中学一年生たちは、受け付けを済ませ

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