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東京タピオカ 観測報告【原宿】篇

前回のエントリ東京タピオカ 観測報告【新宿】篇では、世界一の乗降客数を誇る街、そして第4回 Instagram ハッシュタグ観測報告【タピオカ】篇で最もタピオカと近い距離にあることを示唆された街である「新宿」のタピオカについて観測報告を行いました。

新宿はあらゆるものを飲み込む、とても、とても、大きな街です。一方、「原宿」という街は、新宿に比べると1日に動く人間の数は少ないながらも、若者カルチャーを牽引する担い手のイメージが強い街であり、「HARAJUKU」として日本のポップカルチャーを世界に発信する聖地となっています。

広く支持され続けるスイーツ文化の1つである「クレープ」。これを流行らせたのも原宿だと言われています。クレープは元々はフランスが発祥ですが、日本風にアレンジを行い、1977年に原宿初のクレープ専門店「カフェクレープ」がオープン。これがクレープの流行の始まりといわれているそうです。そして、クレープは一過性の流行を終えた後も定着し、原宿の文化の1つとして根ざすことが成功した例のように思います。

タピオカは、「原宿」を通りすぎる風なのでしょうか。それとも、今後若者文化に根ざしていく大きな樹となるのでしょうか。少なくとも、2019年4月現在、まだまだ原宿がタピオカ激戦区であることは間違いありません。今回は「原宿」のタピオカ屋さんの観測結果を報告させていただきます!

【1】KOI Thé(コイティー)

KOI Thé(コイティー)は、台湾生まれの「お茶を使ったドリンク専門店」。台湾だけでも500店舗ある人気店だそうです。他のタピオカ屋さんがブラックタピオカが多い中、キャッチーな「ゴールデンタピオカ」が特徴になっているように思います。お店の前のオブジェは、ちょっとイクラにも見えるけど、かわいいし目立ってました。

今回いただいたのは「ミックスセイロン紅茶ラテ」。ゴールデンタピオカと、透明なパールタピオカが混ざっていて、食感と色味の変化が楽しめるし、紅茶とミルクもだんだん混ざっていっておいしいし、両方の意味でミックスを楽しめる一品でした。
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■KOI Thé(コイティー)表参道店
住所: 東京都渋谷区神宮前4-27-1 ギャラリードジム
営業時間:10:00-21:00
TEL:03-6434-5753
定休日:年中無休
公式サイト:https://koithe.jp/
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【2】辰杏珠(シンアンジュ)

辰杏珠(シンアンジュ)は、日本で生まれたタピオカブランド。原宿駅から徒歩1分と抜群の立地に2019年2月に誕生した、人気タピオカ屋さんです。タツノオトシゴのシンボルがかっこいいですよね。

いただいたのは「黒糖バブルミルク」。タピオカも、黒糖も、ミルクもおいしくて、混ぜてくとよりおいしくなって、黒糖ミルク好きにはたまらない一品なのでした。
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■辰杏珠(シンアンジュ)原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-19-14
営業時間:10:00-21:30(月〜木・日祝)/10:00-22:00(金土)
TEL:03-5843-0229
定休日:-
公式サイト:http://sin-an-ju.com
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【3】ノナラパール

ラフォーレ原宿2Fにある人気のタピオカ屋さん、「ノナラパール」。お店のシンボルの猫がとってもキャッチーで、絶好のフォトスポットとなっています。

今回頼んだのは「ブラックミルクティー」。店内で炊き上げているタピオカがもちもちしてておいしかったです。閉店間際に行ったから、並ばずに買えました!
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■ノナラパール  原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿 2F
営業時間:11:00-21:00
TEL:03-6432-9627
定休日:-
公式サイト:http://nonarapearl.com/
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【4】FORTUNER tea-box(フォーチュナティーボックス)

FORTUNER tea-box(フォーチュナティーボックス)は2018年8月から原宿しているチーズティー専門店です。お茶とチーズフォームのミックスにこだわり抜いた店、っていうコンセプトがすでにそそりまくりますよね。

今回はホットの「チーズミルクティー」をいただきました。甘いのにさっぱりしていて飲みやすく、おいしかったです。

ストローが上から見るとハートになっていて、こういう細かなところにまでこだわりがあるのって素敵だなと思いました。
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■FORTUNER tea-box(フォーチュナティーボックス)
住所:東京都渋谷区神宮前3-27-15 FLAG内 1階
営業時間:11:00-19:00
TEL:03-6721-1261
定休日:不定休
公式サイト:http://fortuner.co.jp/index.html
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【5】茶咖匠(チャカショウ)

茶咖匠(チャカショウ)は、原宿駅を降りて竹下通りの奥をまっすぐ行くと通り沿いで展開をしている人気のタピオカ屋さんです。

今回頼んだのは「いちごラテ」。花見シーズンには、目黒川のイチゴサイダーやイチゴスパークリングが流行しましたが、春のうきうきした気分とマッチしてとても軽やかな気分になりました。
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■茶咖匠(チャカショウ)原宿竹下通り店
住所:住所:東京都渋谷区神宮前1-7-1
営業時間:10:00-21:00
TEL:-
定休日:不定休
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/chakasho/?hl=ja
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【6】Lea Lea Tea(レアレアティー)

2018年10月にできてから女子が行列を作って止まないと噂のLea Lea Tea(レアレアティー)。撮影スポットがいくつもあることと、豊富なメニューが女子の心をくすぐりそうなお店です。

今回頼んだのは「レアレアパールミルクティー」。お店で炊き上げのタピオカが入っている王道のタピオカミルクティーで、「どうせインスタ映え狙った店でしょ?」となめてかかると、ちゃんとおいしくて返り討ちに遭ってしまいそうです。

土日の店内は、オーダーと受け取り待ちのお客さんで溢れ返っていました。

店内にはぬいぐるみや小物も設置されていたりしました。
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■Lea Lea Tea(レアレアティー))
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-28ファンファンビル2F
営業時間:11:00-20:00
TEL:090-8090-9199
定休日:無休
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/lealea_tokyo/
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【7】Chabadi(チャバディ)

Chabadi(チャバディ)は、「タイではスタンダードなストリートサイドの気軽なドリンクスタンドを日本でも再現できたら」という想いで生まれたタピオカスタンドだそうです。台湾推しが多い中、タイを推しているのがとても気になります。

今回いただいたのは「ブルーティー」のタピオカトッピング。タイ原産の天然ハーブ「アンチャン」のハーブティー。最初は青いのですが、レモンを絞りいれるとあら不思議、紫色に変色する見た目も楽しい一品です。味はさわやか&さっぱりで、特に暑い日に飲んだらおいしいだろうなぁと思いました。

店内はさわやかなタイ感で包まれています。

かわいい神棚も設置されていました。
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■Chabadi(チャバディ)原宿本店
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-28
営業時間:11:00-19:00
TEL:090-8118-5846
定休日:-
公式サイト:https://chabadi.asia/
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【8】御黒堂(ゴコクドウ)

2019年3月8日に原宿の明治通りにオープンした御黒堂(ゴコクドウ)。
原宿のタピオカ屋さんは割りと路地の中にあるお店が多い中、明治通り沿いという好立地で迷わず辿り着くことができるタピオカ屋さんです。ジアレイは鹿をシンボルにしていますが、御黒堂は全体的に熊をシンボルにしています。

今回いただいたのは「御黒堂タピオカラテ」。黒糖ミルクの濃厚な味がすごくしっかりしていておいしい一品です。小腹が空いたときに寄りたくなってしまいそうです。

壁面の熊はリアリティのあるイラストが書いてあって迫力がありますが、入り口に飾られた熊の大きいぬいぐるみはめっちゃキュート!

2Fには座れるスペースもあり、タピオカを口にしながら一息つくことも可能です。
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■御黒堂(ゴコクドウ)カスケード原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前3-23-6
営業時間:10:30-21:00
TEL:-
定休日:-
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/gokokudou_harajuku/
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【9】Một trăm (モッチャム)

Một trăm (モッチャム) は、ベトナム語で「100%」の意味を表していて、材料・製法・愛情に100%こだわり究極の生タピオカを日々追求しているタピオカ専門店。「ベトナム」にこだわっていて、タピオカ粉もベトナムから輸入したものを使い、出来たての生タピオカを提供しています。

2018年より大阪で展開をスタートし、原宿で生クリーム専門店「ミルクカフェ」のテイクアウトブースとして、2019年3月9日より期間限定で展開。人気のタピオカスポットとなっています。

今回いただいたのは「沖縄黒糖ミルク」。さすがの生クリーム専門店が噛んでいるだけあり、ミルクがとてもおいしく、沖縄の黒糖がまざっていく様はまさにハーモニー!「期間限定」の終了がいつなのかがよくわからないのですが、興味ある方はお早めに行くことをオススメします。
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■Một trăm (モッチャム) 原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-18 THE SHARE1F
営業時間:11:00-19:00
TEL: 03-5772-8858
定休日:-
公式サイト:https://mottram100.com/
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以上、原宿のタピオカ観測報告でした!
原宿は若者の街だけあって、さすがのタピオカ屋さんの激戦区となっていました。他のエリアでも広く展開しているメジャーなタピオカ屋さんから、他ではあまり展開していないタピオカ屋さん、期間限定のタピオカ屋さんまで様々な規模のタピオカ屋さんがありました。

また、ブランドごとに推している個性にも「多様性」が見られました。王道の本格感を推しているところ、ひたすらガーリーな世界観を推しているところ、チーズティー推し、黒糖推し、タイ推し、アジア推し、、などなど。そして、世界観の写真へのおさめやすさへのこだわりを、どのお店でも感じることができました。

これは「新宿」と比べてみると、相対的にではありますが、「原宿」ならではの個性として浮かび上がってくる印象があります。この印象が正しいとすると、「タピオカにおける小さく分散化したブランド群のポートフォリオが、それぞれ独立しているにも関わらず街ごとに異なっている」ということが言えるかもしれません。

原宿には人気のため行列が長くできているお店なども多く、観測できていないタピオカスポットもまだまだあります。原宿で「なんで、ここを観測していないのだ!」という方がもしいらっしゃいましたら、是非ご連絡をお待ちしています。皆さんとおいしい、たのしい情報交換ができたら嬉しく思います。




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