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「ぼくたちの哲学教室」を観た私
久しぶりのユーロスペースで、やっとこさ観た今作。
教育に携わらない人も見る価値があると思える作品だった。
「ベルファスト」という映画を観ていなかったら、恐らくこの作品は見過ごしていたと思うし、本当に無知な私はこの地がどういう場所かも知らぬに過ごしていたと思う。
過去に見た作品が(ドキュンメタリー映画とは言え)現実の世界に連れ出す機会をくれた。これだから映画はやめられない…
往々にして「哲学
「タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター」を観た私
不覚にも号泣してしまった。
きっと家で金曜ロードショーか何かで観ていたらこうはならない。(というか泣いた記憶がない。)
やはり「名作」と呼ばれる作品は映画館の大きなスクリーンで見ず知らずの人たちと沈黙を共有しあって観ないとダメらしい。
「海の上のピアニスト」を映画館で観れた時も全く同じように思った。
名作すぎて何度もテレビで放映されてしまい、いくつかの強烈なシーンだけを私の記憶に残し、大し
「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」を観た私
これは…
何度でも繰り返し観て噛みしめたい映画だ…
「モリコーネ 映画が恋した音楽家」の劇中で気になったため鑑賞。
華金とは言え230分の表記に慄くも、まぁ寝落ちしてもいいかと軽い気持ちで観始めたらあっという間の4時間だった。思いの外目はギンギン。(そしてintermissionが挟まれる映画は地味に初めて。)
ギャングの話なのでショッキングなシーンはあるものの、これは絶対に夜更けに観たい映
「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を観た私
音符は建築の資材に似ている。同じレンガで建てても建てる人が異なれば全く違う建物になる。モリコーネはそのレンガで聖堂をつくった。(うる覚えにつき意訳)
ドキュメンタリーで157分という長さに不安を覚えたのも束の間、すぐにスクリーンに引き込まれた。
中盤も中盤で尿意に襲われたのは痛い誤算だったが、彼のつくり出す音楽(そして人生)に何度も震え鳥肌が立ち、終いには涙していた。
音楽でじんわりとあたた
「ケイコ 目を澄ませて」を観た私
今年一発目の映画はコレと決めていた。
なかなか踏ん切りがつかず2月になってしまったが、私はその間に大きな勘違いをしていたようだ。
この映画にどこかで「何か」を求めてしまっていた。でも、わかりやすい物語を求めてしまうのは、ある意味健常者の感覚にすぎないのだと、エンドロールを見ながら反省した。
タイトル通り「目を澄ませて」スクリーンを見つめた99分。
岸井ゆきのの身体的言語から伝わる様々な感情や