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東京修行僧日記

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カンボジアで得た学びを東京でも体現できるよう、日々と格闘する修行僧の日記です。
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2021年6月の記事一覧

言葉にならないことを行動に移す勇気

言葉にならないことを行動に移す勇気

最近、パートナーと話し合った。

どんな言葉を重ねても、どんなに話し合っても
何かモヤモヤした気持ちが晴れなかった。

かれこれ1年くらい、
小さなモヤモヤを抱えていて
話し合いのたび、
私はなんだか腹落ちしない状態だった。

でも、何がなんなのか
どうしても言葉にできないことがあった。

モヤモヤの正体なぜなのか説明がつかないことや
自分でも解決策が見つからないことを
相手に投げかけても、
基本

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私の趣味は名詞じゃない

私の趣味は名詞じゃない

小さい頃から、秘密が好きだった。

「秘密だよ」「内緒だよ」

そうやって教えてもらったことを、ひとりで味わうことが好きだった。

知ったことを誰かにバラすわけでも、それをネタにゆするわけでもなく、ただ、自分のところに秘密が集まることが好きだった。

ヒトの頭の中を教えてもらうこと小さい頃、口が堅い子は貴重だった。

大抵の子は、知った秘密を誰かに共有したくなってバラしてしまうからだ。

でも、私

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アドバイスは誰のための言葉か

アドバイスは誰のための言葉か

人の言葉は、ありがたく聞かなければ
と思ってしまうのは何故だろう。

なにかを相談すると、
大抵は「あなたのためを思って」と言葉を渡される。

「善意」のカタチをした言葉に対して、
「ありがたい顔」をして
受け取らないとダメな気がして気が重くなる。

その言葉に混じった、
その人の気持ちや考えやプライドが
聞こえてくる気がして。
その言葉を丁寧に受け取らないと、
その人を傷つけてしまうように感じて

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ふまじめを心に飼うこと

ふまじめを心に飼うこと

まじめな人ほど、心を病みやすい。

人や、記事や、テレビなんかで、当たり前のように語られている。

「まじめ」という言葉自体は、「よいこと」のニュアンスを含んでいるのに、「まじめな人」になった途端、なぜかネガティブ要素を含む印象に変わる。

まじめなのは、損なのだろうか。

そんなことはないと言ってやりたいのにそんなことはないと、言ってやりたい。
そんなことはないと、誰かに言ってほしい。

でも社

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