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栗日記

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まいにち更新(を目指す)栗の日記。なんということはない日常の積み重ねです。何卒よろしくお願いします🍀
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2021年2月の記事一覧

不死身のすねかじり・栗

不死身のすねかじり・栗

今日は左指も使って、蝶々結びをすることに成功した。

蝶々結びなんて、少し前までは考えることもできなかった。

最近になって、明らかに左指も効くようになってきている。

経過は順調。

左脚の太ももの傷も表面が治ったから、処置の必要がなくなって、今日からは毎日浴槽に浸かれる(今までは週一でしか浸かれなかった)。

この先のことを考えようとすると、いまだに想像も何もできない。

ただ私には、確実に自

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そういえばなんで生きてるんだろう

そういえばなんで生きてるんだろう

「うまくいった時のことを考えることの方が大切。うなくいかなかった時は、全力でどうにかすればいいだけだから」
と、尊敬する田村浩二シェフが言っていた。

私も、左手がうまく回復した時のことを考える。

うまく回復しなかった時を想定した、心の準備しかしてこなかったから。

今も毎日、歩けることと、右腕が動くことに感謝してる。

リハビリがあるたびに、療法士さんとそんな話をする。

今、生きてるのはただ

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古代エジプト展チャレンジ

古代エジプト展チャレンジ

出発から帰宅まで、
計7時間程度の外出をした。

JRを使い、
美術館へ行き、
駅中を歩き回り、
外食をした。

なんとアクティブ。

退院してからしばらくは、一日のほとんどを寝て過ごしていた。

睡眠薬を強くしてからは、日中のだるみが軽くなり、起きている時間が長くなった。

そして今日、怪我をする前のような、普通の人に近い休日を過ごすことに成功した。

本日を国民の祝日とします。

すっごく疲れ

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ミッサマ観て元気出たから目標を立ててみる

ミッサマ観て元気出たから目標を立ててみる



『いいぃぃぃやっ!くるるrrrrるぃやっ!』
の掛け声が忘れられない。

心の底から薄気味悪い。

“受け継ぐこと”
“信じること”
“共有すること”
みんな美徳のはず…なのに、文化と歴史の刃が、体も心もズタズタにしていく。

登場人物たちは怪しげな薬物の数々を摂取して正気を失っていく。

その一方、観客にとってのドラッグは、不穏すぎる音響。

これはやっぱり、映画館で観ないと。

経験を踏ま

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強迫性障害と自殺願望②

強迫性障害と自殺願望②

死のうと思った。

これから先の人生、この強迫性障害が改善する事はきっとない。

そんな苦しい人生はごめんだ。

生まれて初めて、
「希望が途絶える」
という感覚を脳と肌で感じた。

数日後には、人生で最初のメンタルクリニックの受診予約がしてある。

どの道自殺するにしても、一度も精神科を受診しないまま死ぬのは、なんだかもったいない。

その日までは生きよう。

その日が終わったら、死のう。

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「教養のある人」への道は長いんだなぁ

「教養のある人」への道は長いんだなぁ



どうしても一本道ではいかない人生。

思い通りにはならない他人の心。

現実とは違って、割と簡単にいなくなる大切な人たち。

私もスカーレットみたいにしぶとく、とにかくしぶとくありたい。

レットの軽快な言葉選びのセンスがすごく小気味良かった。

理想的なジェントルマンではないけれど、あの人のような男性像もありだよね。

神話には、聞き覚えのある有名人の名前がずらずらと出てきて、読んでいて面白

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強迫性障害と自殺願望

強迫性障害と自殺願望

私は、両親に負担をかけまいとして自殺したのか。

それとも両親の存在を負担に感じて自殺したのか。

両親からの束縛が息苦しかった事は確かだ。

私がお酒を飲みすぎたりODしたりするのを防ぐための規制だったから、束縛ではなく保護と言える。

それに最初から何もかも規制されていたわけではないんだ。

飲酒欲も、最初は無かった。

大学に入ってから、強迫性障害の症状は徐々に軽くなっていった。

しかしそ

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夏休み最終日は修羅場だったね

夏休み最終日は修羅場だったね

訪問看護で、
「管理されすぎるのが嫌なら、たまには両親に反抗してみてもいい」

「日中で活動できる時間が長くなって、趣味に没頭できる」

「自分以外の人の気持ちを心配できるようになって、はやく一人前になりたい」
といったことを話した。

26歳にもなると、そもそも実家にいること自体が窮屈だし、色々自由にしたいと考えるようになる。

そんなことを呑気に考えられるくらいには、体が回復してきたという事で

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子どもがこわい

子どもがこわい

子供を授かるという事は、自分と同じひとつの命を引き受けるという事。

私自身が、両親にとてもとても大切に育てられてきた記憶もあり、
自分が自分の子供に同様に愛情を注げるかどうか自信がない。

それに、私は自分のことで手一杯の人間だ。

自分以外の人間にそんなにたくさんの愛情を注げるわけがない。

そんな余裕は私にはない。

そうとしか思えない。

姪が生まれてから2ヶ月になる。

かわいいね。

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吉野家と梅酒がよすがだった話

吉野家と梅酒がよすがだった話

東京に住んでいた時は飲み屋の密集地帯が家の近くにあって、仕事終わりはそこで一杯やってから、徒歩で家まで帰ることが多かった。

多いというかほとんど毎日だった。

「結局、ここが一番だね」と言える店に落ち着くことになったが、お酒が絡むと私の財布の紐は緩みっぱなしだった。

最低限飲み食いしたものの記録をつけようと思って、飲み屋に行った記録をInstagramにあげていたら、私のインスタをチェックした

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強迫性障害と高校最後の1年間

強迫性障害と高校最後の1年間

そして大学受験が近づいてくる。

元々の勉強嫌いに加えて強迫性障害を抱えていた私は、
人生で1番勉強するべきこの期間で、
人生で1番勉強をサボっていた。

当然家族からの印象も最悪。

私はまだ、自分が発達障害だとも、神経症だとも気づいていない。

ああ、一刻も早く、誰か私を精神科に引っ張っていってくれ。

偏差値は入学当初から30以上下がった。

担任の先生も呆れ顔。

ギリギリで、心理学を専攻

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強迫性障害と長風呂

強迫性障害と長風呂

部屋で全裸になり、物の位置を全て指定した場所に置き、事前に作った文章を読み上げることで自分に暗示をかける「リセット」。

リセットは高校在学中に何回も行ったし、そして行うたびに、条件が厳しくなっていく。

読み上げる文章は長くなり、部屋の隅々の汚れまで気が行くようになる。

読み上げる文章を途中で読み間違えば、地獄を見る。

脳内に不快感が発生する。

何十回もリセット行い、気付けば私は、リセット

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料理を作って捨てる仕事

料理を作って捨てる仕事

以前ホテルの厨房に勤めていた時は、そのホテルのバイキングの料理を担当していた。

ズラッと並んだ料理を、お客様が自由に皿に持っていく。

閉店時間が近づいてきても、無くなった料理の補充はしなければならない場合がある。

閉店後に残った料理は従業員のまかないになる場合もあったが、
いつからかホテル内での規定が変わり、
「バイキングの残った料理は全て廃棄」
される形になった。

毎日毎日営業時間が終わ

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シャンクスに勝手にシンパシー

シャンクスに勝手にシンパシー

気がついたら、左手の人差し指と親指の可動域が少しだけ広がっているような気がする。

気のせいかもしれないけど。

療法士さんは
「イメージが大切。指が動くようになることをイメージして」
と言っていた。

グラップラー刃牙でもイメージトレーニングがめちゃくちゃ大事だって言ってた。

刃牙が言うなら間違いない。

ビールを飲むにあたって、最近「麦の味」みたいのを意識するようになった。

ビールには全然

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