マガジンのカバー画像

創作に役立ちそうな記事

774
小説やエッセイを書く上で役立ちそうな記事を集めてみました。自分にも、他の皆様にも役に立てれば良いと思っています。
運営しているクリエイター

#コラム

ご質問にお答えします(28)一次創作と二次創作の違いとは?

ご質問にお答えします(28)一次創作と二次創作の違いとは?

新年度が始まってGWも終わり、祭日のない6月を控えておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。五月病とかになってないですかね。
モノカキには連休も通勤も何もありませんのでわりと五月病というものとは無縁になるのですが、今年から中学、高校に上がった学生さんですとか、新社会人の方、転職したての方なんかはね、この時期メンタルにくることが多いと思いますから、十分休養して乗り切ってまいりましょう。

もっとみる
【第6回】お手軽簡単!プロ作家直伝・爆裂小説上達術 ~その1~

【第6回】お手軽簡単!プロ作家直伝・爆裂小説上達術 ~その1~

 まあ、小説というのもタイトルが大事なんですけども、このnoteというのもタイトルが大事よなあー、と思いますよね。なんかこう、僕はわかりやすいタイトルってあんまり好きじゃなくて、シンプルに一言で、端的に言い表すようなのが好きなんですけど、それはやっぱり読み終わってから威力を発揮するものなのであって、読んでいない人を引き付けるものにはならなかったりします。

 なのでね、「モノカキTIPS」について

もっとみる
【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)

【エッセイ?日記?随筆?コラム?】あなたのエッセイを本物の「エッセイ」にする方法(2016年11月号特集)


エッセイは日記とは違う!他人に読まれるもの エッセイには「私」を書きます。私が思ったこと、私が感じたこと、私が考えたことを書きます。
 しかし、書かれたものは他人が読みます。これが日記との違いです。日記なら、何をどう書いてもいいし、誰にも理解されなくてもいい。自分にだけわかれば、それで用は足ります。

 一方、エッセイはと言うと、誰かに読まれます。ボツ原稿でも審査員は読みます。応募もせず、誰にも

もっとみる
小説は、じわっと文章が浮かんでくるのを待つもの

小説は、じわっと文章が浮かんでくるのを待つもの

また小説を書いている。公開はするが、誰かに読んでもらうのが目的ではない。小説執筆は自分にとっては大事な作業だと再認識した。

自分は誰にも読まれたくない日記と、こうして人に読んでもらうことを前提としたエッセイを日常的に書いている。これに加えて、虚構の力を借りて文章を書く、という習慣も必要なのだと思った。これが自分にとっての第3の文章表現である。

完全に誰にも読ませない日記をずっと書いている。高校

もっとみる
ご質問にお答えします(24)「読者目線」を理解するためには

ご質問にお答えします(24)「読者目線」を理解するためには

 師走に入り、今年ももうあとわずかですね。でもまだまだ終われない2022年。原稿が上がらなくて終われない2022。なんとか年内に終わらせたい2022年、、、!

 という、危機的状況の僕でございますが、モノカキTIPSはやりますよ!今回のご質問はこちら!

 ということでございまして、今回は「読者目線」についてのご質問。モノカキTIPSでも、結構頻繁に「読者目線(視点)を意識しましょう!」というお

もっとみる
作家の適正がある人とは?

作家の適正がある人とは?

小説を書くとき、「小説家の適正がある人はどういう人なのか?」みたいなことをよく考える。

もちろん、人には個性があり、「自分はこういうものが書ける」という得意ジャンルがそれぞれ違うと思うので、だからこそいろいろな作品が生まれていくとは思うのだけれど、「そもそも小説家に向いている人・いない人」という区分けがあるような気がしている。

ネットを見ると、「夫に不倫されて離婚を考えている」みたいな人の呟き

もっとみる
物語の「面白さ」と伏線回収について

物語の「面白さ」と伏線回収について

96年から続いている漫画「ワンピース」の最終章がついにはじまり、毎週楽しみに読んでいる。

昔、大学生ぐらいの頃までは毎週ジャンプを買っていたのだが、十数年ぶりにふたたび購入しはじめた(電子版だが)。もう30年近く連載している漫画になるわけで、「まだやってるのか」と思う人もいるかもしれない。

しばらくジャンプから離れていたため、ワンピース以外知っている漫画がひとつもジャンプにない、というのには驚

もっとみる
小説同人誌の仕様とレイアウトを振り返る

小説同人誌の仕様とレイアウトを振り返る

初めて本を作ったとき、ほかの方々の仕様とレイアウトがたいへん参考になったので、わたしも備忘録を兼ねて記録しておこうと思います。

ただし、わたしが本文レイアウトに使用しているのはWordなので、ほかのソフトを使っている方にはあまり参考にならないかもしれません。

また、今のところ、わたしが作った本はすべてA5サイズです。文庫や新書、B6は作ったことがないので、あしからずご了承ください。

1 20

もっとみる
ご質問にお答えします(22)情景描写が得意になりたい

ご質問にお答えします(22)情景描写が得意になりたい

 お久しぶりのモノカキTIPS、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。なにやら、梅雨が逆戻りしてまた明けた、みたいな天候ですが、大雨、酷暑、お気をつけくださいませ。

 というわけで、だいぶ温めて、あっつあつになってしまった今回のご質問はこちら! ずばん!

 なるほど。小説における「情景描写」とは、視点人物が眺める光景、作者が思い描く場面背景なんかを文章で表現することですね。豊かな情景描写は読

もっとみる
お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。

小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。

今回のテーマは、前回に引き続き「小説の表紙作り」。ブラウザ上で表紙を作成できる「かんたん表紙メーカー」を使って、実際に表紙画像を作る方法を詳しく解説します。
また、表紙づくりに必要な素材の集め方

もっとみる
お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。

小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。

今回のテーマは「小説の表紙作り」。
特別な画像編集ソフトがなくても、自分の作品にあった表紙を簡単に作ることができるよう、表紙づくりに役立つツールやサービスをご紹介します。

例えばこのような表紙

もっとみる
物語の主人公は好かれるべきか?

物語の主人公は好かれるべきか?

山本文緒の「自転しながら公転する」を読んだ。

2021年の本屋大賞にノミネートされた作品で、本屋ではデカデカとディスプレイされていた作品だ。山本文緒は学生時代はよく読んでいた作家なのだが、2021年に惜しくも亡くなられてしまった。

大学に入りたての頃、学校のあった名古屋の上社という駅構内にブックオフがあり、なにげなく手にとって読んでいた。気のせいかもしれないが、自分がよく山本文緒の本を買って読

もっとみる
ご質問にお答えします(21)難しい言葉を使うべきか、読みやすくするべきか

ご質問にお答えします(21)難しい言葉を使うべきか、読みやすくするべきか

 東京近郊はもう桜の見ごろも過ぎ、いよいよGWに向かっていく頃になりましたけれども、最近気温のアップダウンがすごくて、衣替えするのしないのどっちなんだい!(きんにくん)みたいな感じになっておりますね。体調管理の難しい季節、みなさんもお気をつけくださいね。パワー!

 ということで、久しぶりのモノカキTIPS、今回のご質問はこちら!

 と、実にシンプルなご質問。でも、シンプルではありながら、特に、

もっとみる
嫉妬を望む未来に向かうチカラに変える魔法の言葉

嫉妬を望む未来に向かうチカラに変える魔法の言葉

人の喜ばしい報告を素直に喜べないことがある。

華やかな結婚式の写真や記念日の素敵ディナーの投稿。

子供が生まれました、フォロワーが何人を越えました、豪華旅行に行ってきました、本を出版しました、イベント開催して盛況でした、など。

SNSで見かける友人の吉報。

すごく嬉しいことだ。
すごく喜ばしいことだ。

頭では理解している。

だが素直に喜べない自分がいることがある。

全てに対してそう思

もっとみる