マガジンのカバー画像

人気記事

20
スキ2桁以上の記事をまとめています。
運営しているクリエイター

#創作

【#もの書き100問100答】をやってみた

【#もの書き100問100答】をやってみた

1.どんな作品を書いている?現代を舞台にしたファンタジーや、青春もの、世にも奇妙な物語を意識したような不思議な話をよく書いています。

2.どんな作品を書くのが一番好き?書いていて楽しいのは技巧的に物語構成をした作品。中編以上の作品に多いかも。

3.ペンネームの由来は?雨が好きっていうのと、本名が水に関わるから雨瀬。くらげは単純にクラゲが好きだからという理由に加えて、高校2年生のとき『クラゲ生活

もっとみる
【詩】Blueberry

【詩】Blueberry

零れた果汁はシャツを汚して
僕から離れようとしないんだ
爪痕だけを残していって
心はそうやって離れていくんだね

青い果実のもたらした雨は
しばらく僕に降り続く
明るさは皮で隠されていく
どうか僕を惑わさないで

ブルーベリー
あなたの甘酸っぱさは
もはや罪と言えてしまうね
ブルーベリー
どうか果汁を零さないで
僕はあなたに溺れたくないの

青いなんて純粋じゃない
紫のように妖艶に
甘く微笑んで果

もっとみる
【ひとりごと】10代最後の1年をどう過ごすか

【ひとりごと】10代最後の1年をどう過ごすか

 一昨日の4日に19歳の誕生日を迎えた。

 長期休みに誕生日を迎える人あるあるなのだが、友達から祝われにくいのが辛い。

 なんて話はここら辺にしておいて。タイトルにもある通り、このラストティーンエイジャーをどう過ごすか考えたい。

 高校生くらいから一年の時間経過が早いと感じていたが、いつの間にか19になっていた。体感はまだ16歳くらいなんだけど。

 大学生といえど子供の気分でいられるのはこ

もっとみる
【Diary#12】良い映画に会えたんです。

【Diary#12】良い映画に会えたんです。

どうも皆さんお久しぶりです。雨瀬くらげです。
小説「君を迎えに」の投稿依頼、一切更新がなかったのに突然の長編小説連投をしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんなわけで、中身が出てくるのはDairy#11以来というです。記事を書くのも久しぶりなのですが、noteを見るのも久しぶりでした。皆さんに忘れ去られていないか心配しながら、この記事を書いています。

前回のDailyでも触れ

もっとみる
【詩】umbrella umbrella

【詩】umbrella umbrella

相合傘っていうものにすごく憧れていた
どんなに雨が冷たくても 二人寄り添い温かくて
けれど僕たちみたいな心配性となると
折りたたみ常備者だから うまくいかないんだよな

突然の雨で君が 傘がなくて困っていた
そこで僕は傘を差し出す
逆のイフでも そんな夢を見てたんだ

六月を過ぎればチャンスはゼロに等しくなって
思い切って常備卒業 鞄から出して
けれど運よく雨が降った日驚いて 
二人笑いあった お

もっとみる
【詩】悲しい音

【詩】悲しい音

好きな人と嫌いな人が
誰が誰だかわからなくなってしまったよ
耳に響くのは 悲しい音
僕らを嗤う幻聴が聞こえるんだ

空が青く高いほど悲しくて
みんなと騒ぐ一瞬が辛過ぎて
いなくなれと叫びそう
悲しい音をかき消すように

言いたい事を言わせてもらえない
幻聴が本物に変わる前に
僕が変わらないといけないんだろうか
僕らのアイデンティティはどこへ行ったのか

最後に心から笑ったのはいつだろう
いつしか笑

もっとみる
【絵】イラストギャラリー

【絵】イラストギャラリー

Lemon

 米津玄師さんの「Lemon」をモチーフに書いた二次創作小説のイメージイラスト。もちろん「Lemon」のジャケットを意識したが、差別化を図るために断面の絵にした。

眠り姫

SEKAI NO OWARIの「眠り姫」をモチーフに書いた二次創作小説のイメージイラスト。歌詞に忠実に描いた。

海月男

 プロフィール記事第二弾のために描いたイラスト。この絵やヘッダーからもわかってもらえ

もっとみる
【小説】土に落ちた汗は光り消えた

【小説】土に落ちた汗は光り消えた

 太陽の明かりが黄色がかり始める午後四時。我が校の体育祭は紅団が勝利を収め、無事に終了した。

 湯木明里が教室に戻ると、既に半数以上のクラスメイトが帰ってきた。ハチマキが机の上に散らかってたり、写真を撮っているものもいたり。そして、汗とグランドの匂い。それらを感じることはこの先もうないのだと思うと、高校生活最後の体育祭が終わったことを痛感した。

「明里、私たちも写真撮ろ」

 そう呟きながら、

もっとみる