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日本のお茶

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『茶の湯の床飾り』展で再確認した私の微妙な審美眼

『茶の湯の床飾り』展で再確認した私の微妙な審美眼

今年の行った美術展。

遥か昔の春のこと。出光美術館で開催されていた『茶の湯の床飾り』という展示を見に行った。お茶の勉強になるかと思って。

ことあるごとに、茶室に掛け軸は欠かせない物と聞く。『私たちはどうかしている』にもそんなシーンがあったな。その家の茶室の掛け軸に書かれていたのは、"嘘偽りはないか"というものだった。嘘をついている主人公がドキッとするんだよね。

残念ながら、私は書を理解してい

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Pufumeの『謎解き 秘密の至宝さん』に出てきた昔の抹茶

Pufumeの『謎解き 秘密の至宝さん』に出てきた昔の抹茶

油滴天目茶碗の回、おもしろかった。茶器の特集は器そのものについてで終わるから、その器を使って飲んでいたお茶の話が出てきてうれしかった。時代劇や再現VTRで見るお茶は、今の抹茶、煎茶が使われててホントかな?と思ってたし。

この回は、国宝の油滴天目茶碗がメイン。実物を見るとまた違うのかな。迫り来る何かがあるとか。見られる展示があったらもっと見に行かないとだ。

番組のナレーションも引用しておく。

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石田三成の三献の茶と紹介された長浜の『こだかみ茶』

石田三成の三献の茶と紹介された長浜の『こだかみ茶』

昨日の『どうする家康』の最後のあの土地は今のコーナーで紹介されてた三成の三献の茶のお茶だけど、全部で何ネタあるんだろう。昔の話だし、有名人だし、複数あるのはわかる。

こだかみ茶、知らなかったわー。調べたら、長浜の方で栽培されていた在来種をこう呼ぶらしい。生産が絶えていたところを地元の農業高校の生徒たちが復活させる授業、楽しそう。

こだかみ茶の場合は、秀吉が立ち寄ったお寺を法華寺三珠院という場所

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朝6時に、煎茶を三煎

朝6時に、煎茶を三煎

朝型になった。
今の時期はまだ暗く、夏は涼しい。毎朝5時には起きて、支度と掃除とゴミ出しをして、朝6時にお湯を沸かす。

朝一番には煎茶を飲むようになった。
少しだけお高めの、三杯飲めるお茶。全開にした窓からたいして音は入ってこなくて、沸騰が始まりそうなフツフツ音をしっかりと聞くことができる。

煎茶はたいてい70℃。

グツグツ沸騰していないお湯で静かに淹れる感じが、一日のスタートにいい気がする

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